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クリスマスが近づいてきた。なんとなく筆者はこの季節になるとそわそわするのだが、実際のところ、二人の子ともがいる我が家において、私の役割はプレゼンターでしかない。昔、クリスマスに恋人とプレゼントを贈り合うなんていうロマンチックな時間を過ごしたな……と遠い目である。でもそうやってふと思い出してみると、クリスマスって何をプレゼントするのが正解なのか、結構悩むところじゃないだろうか？筆者も相手に何をプレゼントすれば喜ばれるのか、どう考えても分からず、結局欲しいものは何かを聞いてお金だけ払った記憶がある。
さて、「教えて！goo」に過去に寄せられた質問にこんなものがある。彼氏と付き合って初めてのクリスマスに“ガンダムのプラモデル6体”をもらった質問者が「これは普通？」と問いかける内容だ（「彼氏からのクリスマスプレゼントがガンプラ6体だった」）。
■彼氏にとっては大事なガンプラでも……
質問者によると、質問者には亡くなった兄がおり、その兄がガンダムが好きだったという話をふとした拍子に彼氏にしたというのだ。それを覚えていた彼氏が、自分の所有しているガンプラをプレゼントしたというわけ。ちなみに彼氏いわく「6体それぞれ違うし、希少価値もある。いろいろ持っている中で一番いいと思うもの選りすぐってプレゼントにした」とのこと。
ただ、質問者のナチュラルテイストな雰囲気の部屋の中に突如プレゼントされたガンプラの置き場もなく、かといって無下に扱うこともできず困っているそうなのだ。おしゃれな女子の部屋にいきなり6体のガンプラ……想像するとちぐはぐ過ぎて笑える。
これに対して集まったコメントを紹介しよう。
「そんな奇妙な彼他にはいない！私ならキュンキュンしちゃいます。だって、アクセサリーや財布、バックくれる人は他を探せばいるけど、ガンプラくれるなんてオチャメで可愛い！」（ja8583さん）
と、ちょっと変わったセンスの彼氏が可愛らしいという意見。
「あなたにガンダムをプレゼントしたら亡き兄の面影を偲ぶことができるのではないか、と考えた彼を、まったく的外れでどこかズレている男、と思うか、彼もガンダムが好きなんだな、と兄に似た愛おしさを抱いたか。彼の行動を評価するのは彼のことを知らない誰かではなく、彼の彼女として付き合っているあなたです」（cherio54さん）
という冷静な意見のほかは、概ねみんな彼氏の行動にドン引きするという回答が多かった（笑）しかし、上記のcherio54さんの回答の通り、そんなプレゼントから相手の気持ちを汲み取るか、「いらない！」と突き返してしまうかはあくまで二人の関係性や彼女の気持ち次第なのではないかと思う。
また、こんな回答もあった。
「自分が好きなものをあなたにも解ってほしいというのと、お兄さんが好きならわかってくれるかも知れないという思いではないでしょうか。（中略）男性のプレゼントって訳のわかんないものも多いですよね(笑) 私の元夫は自分の好きなものをプレゼントするタイプでした」（sacco102さん）
男性のプレゼントってどこか的外れなことが多いものなのかもしれない。みんなが本当に欲しいクリスマスプレゼントって一体何なんだろう。
■あなたが本当に欲しいものは？
「教えて！goo」に寄せられた「サンタさんに、ひとつ何かもらえるとしたら。」という質問に多数のコメントが集まっている。「大人になった自分にも何かもらえるとしたら？」という質問なので、現実的な答えがたくさん集まっていて面白い。
「ブルーレイレコーダー」（deepbさん）
「タラバガニ20キロです。これぐらいあれば、家族全員が満腹になるまで食べられます」（mgmg1さん）
「ホテルオータニ年末大晦日一泊ペアー券または別府スギノイホテル一泊ペアー券」（komaas88さん）
「最新型のパソコン（デスクトップ）」（mimicry-buddaさん）
いやいやいや、みなさん純粋に欲しいものばっかり！欲しい気持ちは伝わってくるが、この現実的な願いにサンタさんは答えてくれるんだろうか。
一方、ロマンチックな回答もあった。
「遠距離恋愛中の恋人が、一夜だけでいいから、わたしのもとにきてくれること」（MAGMOG_さん）
「初恋の人と過ごすことができる一日」（ok2775さん）
なんとも素敵だ。好きな人さえそばにいてくれたら何もいらない。そんな風に思ったことが筆者にもあったような、遠い過去すぎてわからない……。
「健康な身体」（daibutu_puririnさん）
という回答にも納得だ。健康が一番である！ただ、これってサンタさんっていうよりは神社にお賽銭を投げてお願いすることかもしれない。
ちなみに筆者は高校生になって迎えたクリスマスに目覚めたところ、枕元に5千円札が一枚ピラッと置いてあって、「ああ、サンタさんはこれでもう来ないんだな」となんとなく悟った記憶がある。
それではみなさん、それぞれの楽しみ方でそれぞれに幸せなクリスマスをお過ごしください！
