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アコギのピックアップはサウンドホールの前方向(ネック側)に付けるのが普通だと思うのですが、
私の弾き方ではフィンガーピッキングでちょうど指が当たるので、
反転させて後方向(ブリッジ側)に付けても支障は無いでしょうか?
買い換えるのはもったいないので質問させていただきました。
ピックアップを買う前に体験すれば良かったのですが。。。

A 回答 (2件)

御質問から察するに、そのピックアップはピエゾの様な圧電素子でなくマグネチックピックアップですね?


 っとすると。

※どこにつけてもピックアップの働きとしては変わりませんが、アコギ用マグネチックピックアップは、取扱説明書記載の位置でアコギの生音に近いトーンとなる様に『セッティング』されています。
 取扱説明書記載の指定位置から離れると、その分『ピックアップの設計時に想定された』トーンが失われます。
 ただそれも程度問題で、ピックアップの特性やギターの特性によって、変化幅も変わります。また仮にトーンがガラリと変わったとしても、それはそれで生音よりも面白いトーンとなるかもしれません。

※も一つ問題があるのは・・・・これはトーンの変化よりも深刻な話かもしれません。
 非磁性体金属(多くはフォスファーブロンズと呼ばれているベルブロンズで、要するに銅合金です)が巻線(3~6弦)に使われているアコギの弦は磁場への反応が弱く、マグネチックピックアップではプレーン弦(1~2弦)との音量差が大きくなります。(ボリュームもトーンもマグネチックピックアップに頼っているエレクトリックギターの巻線では、磁石に反応し易い鋼線を巻いています。故にアコギの巻線は赤い銅色だったり黄色い真鍮色ですが、エレキの巻線は『鉄色』になっています。)
 よってアコギ用マグネチックピックアップでは、プレーン弦の音量を落として巻線のボリュームに合わせる『チューニング』が施されていますが、音量は弦の振幅と密接な関係があります。
 ピックアップをブリッジ寄りにするということは、そのマイクがセッティングされた状態よりも常に弦の振幅が小さくなるワケで、全体の音量やプレーン弦と巻線とのバランスに影響が出る可能性があります。(音量の問題は練習スタジオ程度では気にならなくても、大きなホールなどで大音量を出すと、結構明確になります。)
 勿論これも程度問題で、自分が演奏する範囲の音量では気にならない可能性もありますが、しかしそのピックアップの狙い通りの音量バランスとは、多少なりとも違ってしまっているのは間違いありません。

・・・っというワケで、ピックアップの位置をずらすのは、トーン(音質)とボリューム(音量)の両方に影響しているのは確実ですが、しかしそもそも、サウンドホールのネック寄り/ブリッジより程度では、せいぜいピックアップ 1コ分ほどしか位置が変わらないでしょう。
 それで発生する影響が『全く問題ない』のか『大問題』なのかは、まぁやってみるまで判らないでしょう。
 余計におカネがかかる話でもありませんし、恐らくギター側に何らかの改造をしなければならないことも無いでしょう。
 とりあえずやってみて、貴殿にとって『使える』音となるかどうか、判断すればよいだけです。
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この回答へのお礼

プロレベルの解説で大変勉強になりました。実際の音がどうなるか、耳の肥えた音楽仲間に聴いてもらいます。本当に丁寧な解説、ありがとうございました。

お礼日時:2018/10/14 20:36

ピックアップをブリッジ側に付けても問題ありません。


ただ、ピックアップの取り付け位置は、音質に大きく関わってきます。
エレキギターを思い浮かべてください。
フロントとリアの音は違いますよね、アコギでも同じ傾向です。
ネック側とブリッジ側の所で実際に弾いてみると、その音質の違いが分かると思います。
フロント→丸く柔らかい暖かみのある音
リア→硬いエッジの効いた刺激のある音
音質は好みの問題でしょうけど。
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この回答へのお礼

なるほど。フロント・リアの関係ですね。第三者に聴いてもらいます。早々とありがとうございました。

お礼日時:2018/10/14 20:37

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