激凹みから立ち直る方法

 みなさんパールハーバー見ました?
 先日見たのですが、見た方の感想を聞かせてください。
 私的感想は、確かに泣ける映画ではあると思いますが、いい映画とは思えないんです。
 泣けたのは確実なんですがストーリー的にはイマイチって感じがしました。
また、日本があれだけ悪者的に扱われているにもかかわらず、私も含め、オロオロと泣いてしまっていいものかとも思うのです。なんか自分の国に誇りを持つことだとかかけているような気がして…。
 みなさんはどうでしたか?決して映画自体をけなしているわけではなく、自分自身の主観ってどうなんだろうという確認です。すみません。
 また、みなさんが今まで見た映画の中で一番感動したのってなんですか?
 参考にお教えください。
 ちなみに私は「ショーシャンクの空に」。また、ジャンルは違いますが「ユージュアルサスペクツ」です。

A 回答 (6件)

私はこの映画を観ていません。

観ていないのに勝手なことは書けないのを承知で書きますが、正直言って最早戦後55年以上も経って未だにアメリカは日本やドイツを戦争映画の中で悪者で馬鹿で臆病者に描いているのは何とも無神経としか思えないので観る気がしないのです。
そしてこの映画の試写会をハワイで行なったときに日系アメリカ人であるハワイの住民から激しい抗議が上がったのをご存知でしょうか。彼らから見れば「我々は未だに悪しき敵国の血をひいたアメリカ人であるとして差別されているのではないか。」という悲しい思いでいっぱいなのです。
私も太平洋戦争を直接知らない世代ですが、父親は東南アジアの最前線に6年以上も行っていて、よく生生しい戦闘や血なまぐさい出来事などの話を聞かされました。ですから戦争そのものがどれだけ愚かで悲惨なものであるかを間接的には理解しているつもりです。アメリカの高齢者の多くには「Remember Pearl Harber」(パール・ハーバーを忘れるな)と言ってかたくなに太平洋戦争は一方的に日本が悪いのだと決め付けている人が多いのが実態です。しかし一方で真珠湾攻撃は予めアメリカ側が傍受していて、わざと古い戦艦などを真珠湾に集め、乗員の数も最低限に抑えておき、わざと日本に攻撃させて自分たちを被害者に見せかけて「正義の戦争」であったという主張の証拠にしたという確実性の高い話もあります。
日本は東京大空襲、広島・長崎への原爆投下、その他の空襲によって罪のない赤ん坊から年寄り、病人まで無差別に数十万人も殺されています。
勝てば官軍と言いますが、戦争というものはどちらかが一方的に悪くてどちらかが一方的に正義であるなどとは言えないものであることはもはや世界の常識です。
日本がアメリカによってもたらされた原爆の悲劇を「我々は二度と過ちは犯しません。」と言って一言もアメリカを非難する言葉を口にしないでいる一方で未だに多くのアメリカ人は「原爆は戦争を早く終わらせるのにやむを得なかった行為である。」と信じており、謝罪はおろか原爆写真展の開催を阻止するほどです。(正しい行為だったらそれによってもたらされた結果を公表することを拒む必要はないはずなのに)ですから未だに「パール・ハーバー」のような映画を撮り続けていることに私は無神経さを感じてなりません。
私にはドイツ人のメル友(女性)がいますが、ご存知のようにドイツはもっと悪者に描かれています。それはヒトラー、ナチスという典型的な「悪者」を国民が支持していたという事実に基づいています。未だにあの独特の形のヘルメットは「悪」の象徴として描かれています。ですから彼女はアメリカが作った第二次世界大戦を題材にした戦争映画は観たくないそうです。もちろん今でもネオナチや一部の高齢者層にナチスを懐かしむ人が多いのは事実です。しかしドイツは公式に国家としてユダヤ人迫害を謝罪して賠償金も支払っています。それに比べて日本では朝鮮・中国への侵略に対して今まであいまいな態度しか取ってきませんでした。靖国参拝問題で未だに政府がはっきりした態度を示さないのにもそれが表れています。ですからアメリカが日本を悪者に描いた戦争映画を作っても文句一つ言えないのではないでしょうか。
日本もドイツも最早アメリカの友好国です。しかし悲しいかなアメリカは未だに自分たちのする戦争は正しい戦争で自分たちの作る地雷は正しい地雷であると信じている中華思想の国としか言えないのです。(地雷はほとんど全ての国がもう生産しないということに同意しているにもかかわらず中国とアメリカだけは拒んでいるのです。)
私はアメリカから多くの文化的影響を受けて育ってきました。ファッションしかり音楽しかり。そして多くの愛すべきアメリカ人たちもいるのを知っています。だからこそそのアメリカが自分たちだけが世界の善悪を裁けるのだという思い上がりを持つことが危険であると感じるのです。

もちろんあなたのように私も「ショーシャンクの空に」や「ユージュアルサスペクツ」が大好きです。そしてここに書ききれないほど多くのアメリカ映画が大好きです。例えば「評決のとき」や「グリーン・マイル」、「ペイ・フォワード」などなど。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
とても勉強になりました。
masmasさんのように多くの知識を持って映画等を鑑賞すれば何十倍も面白いと思いました。
それら捻じ曲げられた報道等に惑わされぬよう勉強したいと感じます。
masmasさんから挙げて頂いた映画「評決のとき」や「グリーン・マイル」、「ペイ・フォワード」は私も大好きです。
私は映画の原作(本)を読んでから、映画を鑑賞するのが好きなんですが。
というのも「この場面はどんな映像で描かれるんだろう」とか「ここは原作からカットされてるな」とかというのがなんとも面白いんです。

お礼日時:2001/08/14 09:22

 私も7月に見に行きましたが、kenjizさんと同じく物語としてはイマイチ。


ただし私は三角関係がギクシャクしたまま終わってしまった。ような気がします。
 CGや戦闘場面は結構いいと思いますが(最近映画見に行ってないからかなあ・・・)。結構な迫力があり、映画館から出たあとでも余韻が・・・・
 この映画は太平洋戦争真珠湾奇襲を舞台にしているのですが、私はSF映画と戦争映画をたして2で割った感じだったなあ。(戦争映画としては見かけだけの真珠湾攻撃(忠実ではない→零戦が緑色だったでしょう?あれ実は攻撃の時、ボディー色は明灰白色なんですよね)だし、一応太平洋戦争の映画だし・・・、物語も恋愛映画ほど凝ってないし。)
 私もhoe-hoeさんと同じく「逃げろー!」と叫んだところが好きですね。まじめで勤務のみを遂行するという日本人パイロットのイメージを大きく変えましたね。
 私もいろいろと批判してしまいましたが、正直この映画を見た最後には少し涙ぐみました。日本があーだこーだというのではなく、本能(泣こうと思っていないのに)泣けた場合は別に悪くはないことだと思いますが・・・。
 私は、戦争にこいつはいい、こいつは悪いという考えは間違っているといつも思っているので別に日本軍が悪者とは思いませんでした。(わたしは、太平洋戦争は勝った側も負けた側も悪いと思っている。)
 自分の主観に自信を持ってもいいと思いますよ。

 私これまでで見た映画で印象に残ったのは、正式な名前はあまり覚えていませんが「U-571」「グラデュエイター」のような題名だったような気がします。
 あと邦画では「鉄道員」かな。主役・サブ・脇役がいい具合に混じり合ってなかなかいい映画でしたよ。
 
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え~っと、感動したっていうか泣いちゃった映画なんですけどね、


あれは僕がまだ六歳ぐらいのときかなぁ。
「ザ ウィンズ オブ ゴッド」っていう映画なんですけど、お笑い芸人が戦時中にタイムスリップしてしまうやつなんです。六歳なんてあまり映画のことなんて分かんないじゃないですか。でもなんだか悲しくて悲しくて。

あれはもう一度みたい映画ですね。
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他の回答者さんも言っているとおり、そんなに深刻にならなくても大丈夫!アレはアメリカの青春映画なんです。

戦争映画でもラブストーリーでもなくね。だってシナリオは、よくある三角関係のお話…。それを盛り上げる背景に太平洋戦争を用意したんですよ。きっと!つまり、沈む豪華客船(笑)に対抗しうる設定としてベストだったのが、日本人が悪者に感じられる「真珠湾攻撃」だっただけ。
私はナショナリズムは特に感じませんでした。どちらかと言うと零戦の攻撃シーンを応援してしまったくらい。攻撃が始まる前、日本人パイロットが野球少年に「逃げろ!」と叫んだワンカットが一番好きなシーンですから。
ダニー役のジョシュ・ハートネットがカッコよかった。そんな感想じゃダメかしら?
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この回答へのお礼

そっかー。そういう解釈もできるんですね。
まさか「タイタニック」を意識してるなんて。

あの「逃げろ!」はよかったですよね。

お礼日時:2001/08/16 13:22

こんにちは。

私は「パールハーバー」と同じ監督がつくった「アルマゲドン」も観ましたが、まったく同じノリでした。「パールハーバー」のスタッフは
ほんとに戦争の意味を考えてつくったのではないと思うんです。
パールハーバーで、私達アメリカ人は被害者。だけど、
がんばるのさ、ってところですかね。それくらいの軽いノリだと思います。
これは「娯楽作品」だなと感じました。私もラストは俳優が好きなもんで
泣いてしまいましたが、あとあと、戦争を娯楽作品にしてしまったら
あかんやろうってつっこみいれてしまいました。「アルマゲドン」のように
架空の話しでヒーローをつくって、かっこいいぜ、あんた、って
ノリは許せるけどね。私は別に日本人の描き方に頭にこなかったです。
多かれ少なかれ日本人に対する差別はあるものだと思うし、あそこまで
されて逆に笑えてしまいました。自分自身に誇りを持っていれば
誰に何を思われようと別にどうってことないし。まあ、でも日本人が
あそこまでひどく描かれてない映画もありますよ。
「シン・レッド・ライン」はほんとに戦争について考えさせられる
映画だと思います。

私の好きな映画は「カッコーの巣の上で」です。戦争とはまったく
関係ない映画です。精神病院のなかが舞台ですが、いろいろ思える
衝撃的な映画だと思います。まだ観ておられなかったら、どうぞ。
「ショーシャンクの空に」は私もリピーターやってる映画です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
挙げて頂いた作品、早速鑑賞します。

お礼日時:2001/08/16 09:08

はじめまして。

さっそくお答えを述べさせていただきます。
私はもともとこう言った「話題もの」の映画はあまり見に行かない方なのですが、
取扱っている題材がアレなだけにとりあえず見てみました。
感想は残念ながら「最悪」と言うよりほかありません。確かにメインはラブストーリなのでしょうが、展開が見え見えで何の魅力もありませんでした。
この話をやるのに何でこの設定なの?何故この場所なの?全く関連がないじゃない
ですか。これなら別にどこの場所でも時代でも可能だったはずです。

全く魅力のない登場人物達に加え、あのお決まりのような日本人の描き方!
一体、どんな資料を見たらあんな日本人像が描けるのでしょう?東洋の「神秘的」という意味を取り違えてるんじゃないですか?ひどすぎます。
(かといってあの時代の日本を賛美するつもりはありませんけど)
結局、製作者がやりたかったのはあの戦闘シーンだけなのではないでしょうか。
それにしたってCGやカメラワークも全然ダメって感じで、ただ金だけかけてるようにしか見えませんでした。
ストーリーの展開もあそこから最後の日本初空襲に持ってくのも無理が有り過ぎます。(史実に沿ってないし。それまでの課程もいろいろあったはずなのに)

この映画で「自分の国に誇りを持つ」ことなんて出来ないと思います。
単純なストーリーに陳腐なヒューマニズム、B級並の派手なシーンを乗っけただけの駄作ですもん。(ちょっとひどい言い方かもしれませんが)
だからkenjizさんの思う通り、「いい映画」ではないと思いますよ。
私が自分の国に誇りを感じるとすれば「君が代」や「日の丸」ではなくで、この国に数千年に渡って築かれた「文化」や「自然観」です。
文学や和歌に書かれた感情、四季を味わう心。ホントに素晴らしいと思います。
こんな事を実感させてくれるような映画あればいいんですけどね。

あとは最後のご質問のお答えですが、これは申し訳ないのですが、たくさんあって選ぶことができません。でも、「ショーシャンク」は私も大好きな映画です。
ホント感動しますよね!では。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
不覚?ながら泣いてしまったのですが見終わった後には、「結局なんだったのか」という感想しか残らなかったのが事実です。
学んだのは戦争は醜いという事柄だけでした。

お礼日時:2001/08/14 09:14

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