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女性の自閉症について。
自閉症は主に男性で、女性はかなり稀だと聞きましたが、どうなんでしょうか?
私は幼少期に、言葉の遅れが半年くらいと診断され、その後の学生生活でも孤立しがちで今現在友人と呼べる人は一人もいません。現在23歳ですが、少し事務的になりがちですが、人との会話(雑談など)は普通にすることができます。仕事に関しては、ミスが多い、臨機応変に対応出来ないなどはありますが、接客はできます。
これらの特徴で、やはり私には自閉症の可能性が多少なりともあるのでしょうか?

A 回答 (2件)

私は、人の発達についての研究職員であり、自身も自閉症スペクトラム当事者で分類アスペルガー、女性です。



確かに、自閉症は男性の方が圧倒的多いですね。一般的には4倍ほどの差で、男性の方が多いといわれています。女性の自閉症の傾向としては、ADHDがより多く見られます。ですが、女性の場合「静かなるADHD」という状態が多く、生育過程の中で発見されずらいということがあり、この男女比をどれほどまで信頼していいのかどうか問題は、あります。

そして、自閉症は家族性が大変に高い症候群ですので、突然に自閉症が産まれる、ということはまずないのです。なので、あなたのご家族の中に、広く親戚も見渡してね、そういう診断を受けている人や、そういう傾向の人はいますでしょうかね。まず、そこを見ましょう。可能性を考えるのなら、まず見るべきところは、そこです。

また、診断とは必要に応じてなされるもので、実際として自閉症であっても、その診断が必要ない人というのがいます。

あなたがどうであるかは、この質問内容から汲み取ることは難しいのですが、もし診断を受けたいのであれば、専門医のいる専門機関での診断をおすすめします。その機関は全国的にみて非常に数が少ないので、半年待ち一年待ちが当たり前です。

私としては、あなたについては診断は必要ないと思います。
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まず断っておくべきなのは,自閉症の症状や個性(発達障害云々も同じ)は多種多様であるということです。

しかしその程度が過剰だと社会的にまずい(公共の場に迷惑をかけるのはあまりよろしくない)または自分が後々苦しくなってしまってどうしようもできなくなるので,ネットとかで転がっているいわゆる診断テストはある意味過剰に症状を「盛って」書かれています。要するにその診断テストと隅から隅まで100%あてはまるようだとまずいということです。

しかし発達障害のことについて,自閉症について,もしくは単に寡黙な人に対してあまり理解のないこんにちの社会では,このテストが「標準状態」だというある意味誤った解釈が残念ながら一般的です。そのテストに一問でも引っかかれば「自閉症」と言ってしまう世の中(病院では違いますよ)です。そしてそれは患者本人もそういう場合であることが多いのです。

加えて,女性は生物的にあるいは社会的に男性に比べて意見を発しづらい傾向にあるため,社会の中でこうした知識が蓄積されていない傾向にあります。またはこうした女性の悩みが出てこない=女性にはこうした症状がないと勝手に決め込んでいるのかもしれません。

質問者さんの様子を見る限り,私は面と向かってないので一概には言い切れませんが,そこまで心配する必要はないかなと。それから女性にそういう人が少ない傾向にあるというのも事実として正しいのかなと疑問に思ってしまう部分ではあります。

ここまでは理解していただけましたか?理解できれば,おそらく自閉症の可能性は低いとみていいと思います。学生生活が孤独だったからだけで,自閉症と診断されることはないと思うからです。ただし少し人と関わらないといけないかな,とか一人でいるのがだんだん孤独に思えてきたなと思うのであれば,徐々に周りと話せる程度の同僚(いきなり友達になろうとはいいません)をつくれば,自分の性格についてあまり悩むこともなくなると思いますよ。

私事になってしまいますが,私が自閉症と診断されたのには周りに同調がどうしてもできなくなり,なんで中身のない話なんかするんだろうとか思っていて,ころころ変わる周りの人の態度に自分の感情が追い付かないといった総合的である程度つながった原因がありました。

後から見直すと結構心に負担がかかっていたんだな,と思うので,もし押しても引いてもびくともしない感じが心の中にあれば,自分の感情を頭の中で文章に起こすことが効果的です。こういうのが不向きで,こういうのが得意なんだな,とわかってきます。そして不向きなところは寝かせておいて,得意なところと上手に付き合うとうまくいくと思います。
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