激凹みから立ち直る方法

お世話になっております。
以下の条件(一つでも)に該当する人物が登場する小説をご存知でしたら、教えていただけませんか。
(かなり重複しますが)

・怠惰
・いい加減
・ずぼら
・面倒臭がり(…要はだらしない)
・意志薄弱
・見栄っ張り
・根性無し(反省等が長続きしない)
・現金で気分屋
・嫉妬深く、どす黒い
・ずる賢い
・故に信用されない    等

欲を言えば、上記のような部分が「憎めない」というスタンスではなく、批判的に描写されているものが好ましいです。
ご存知の方も多いと思いますが、桐野夏生氏の「OUT」に登場する「邦子」のような人物です。

分かりにくい文章で恐縮ですが、教えていただけると嬉しいです。
小説であれば、ジャンル、時代等は問いません。
どうぞよろしくお願いいたします。

A 回答 (4件)

・「怠惰」といえばゴンチャロフの『オブローモフ』(のオブローモフ)が


 典型だと言われていますが読んだことがなく、岩波文庫も今は絶版中の
 ようです(たぶん肯定的)。
・『シャーロック・ホームズの冒険』のホームズの兄マイクロフトは
 頭脳鋭敏だが社会に興味が薄く無為に生きている模様。しかしホームズに
 優れた助言を与える(肯定的)。
・『戦争と平和』の前半のピエールはずぼらで放逸、酒に溺れる生活を
 送っています(憎めない)。
・団鬼六『花と蛇』に登場する千代夫人は嫉妬と邪悪さの塊(憎まれ役)。
・ブライアン・フリーマトル『死体配達人』『虐待者』のアンリ・
 サングリエ(ユーロポール理事)は嫉妬と邪悪さ(憎まれ役)。
・・・と思いつくままでしたが、近現代小説は心理的複雑さというか「ひねり」を楽しむものですから、なかなか「怠惰、ずぼら、邪悪さ・・・」の不徳をそのまま指弾するというものを見つけるのは難しいなと思いました。

この回答への補足

この場をお借りして、今までにお返事くださった皆様、ありがとうございます!
大変嬉しいです。

取り急ぎ補足させてください。
必ずしも挙げた性質に対する批判が全面的なテーマになっているものでなくても、そのような性質を持つ人物が(チョイ役でも)登場し、且つ否定的なニュアンス(嫌なやつ、困ったやつ等)で描かれていれば結構です。

また、以下のような人物も歓迎です。
・自意識過剰
・勘違い
・(悪い意味で)楽天的、めでたい
・空気が読めない

うるさい質問になってしまい、恐縮です。
後になりますが必ず皆様にお礼をいたします。
心当たりのある方、どうぞよろしくお願いいたします。

補足日時:2005/10/14 14:30
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この回答へのお礼

Yabukoji様、ご回答ありがとうございます!
お礼が遅れてすみません。

沢山教えていただき嬉しいです。
全て読んだことがありませんでした!これから読むのが楽しみです。

典型だという『オブローモフ』は、絶版ということで残念です…
ホームズに兄がいるとは知りませんでした!
「頭脳鋭敏だが社会に興味が薄く無為に生きている…」なんだか、島田潔氏の「御手洗潔」を思い出しました。
好みのタイプです(笑)

憎まれ役とあるものは、タイトルからしてどす黒そうですね。
これまた好みのタイプです!

最後の考察は、仰るとおりだと思いました。
例えば推理物にしても、それこそホームズなんかはシンプルで古き良き作品、と言う感じですよね。
練りに練られ、ひねりにひねられた現代物も、それぞれに好きです。

お礼日時:2005/10/19 22:32

村上龍の「昭和歌謡大全集」はどうですか。


該当している人ばかりです。
読んでいて文書のおもしろさとは別に、情けなくなってきます。

この回答への補足

この場をお借りして…
皆様、分かりにくい質問だったとは思いますが、ご回答くださりありがとうございました。

本屋は大好きですが、本があまりに色々ありすぎていつも嬉し困ってしまいます。
近年は専ら推理小説だったので、色々なタイプの作品をご紹介いただいてとても楽しみです。
提示したような登場人物に対する描写を読むのは刺激になります。
反面教師としたいと思います♪

毎々のことながらポイントがお2人のみというのが心苦しいですが、皆様ありがとうございました。
これからも読書ライフを楽しみましょう、そしてまたお世話になる際には、是非よろしくお願いします!

補足日時:2005/10/19 22:48
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この回答へのお礼

lemonbarm様、ご回答ありがとうございます。
お礼が遅くなり、すみませんでした。

「昭和歌謡大全集」とはこれいかに??と思い、amazonでちょこっとだけ検索してみました。
タイトルから想像できませんでしたが、一風変わった大変面白そうなお話ですね!
歌と内容がどのようにつながるのか?もあわせて楽しみたいと思います。

お礼日時:2005/10/19 22:48

「銀河英雄伝説」田中芳樹 全10巻


銀河系を治める銀河帝国皇帝や貴族はまさにそういう連中の集まりです。
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この回答へのお礼

K-1様、どうもありがとうございます!
お礼が遅くなってしまい、申し訳ありません。

おお、田中芳樹ですか!
高校時代にクラスメートが、氏の「創竜伝」を読んで人生が変わった(!)と言っていました。
「銀河英雄伝説」、タイトルからして壮大なお話のようで、
また、銀河・皇帝・貴族といった設定もどす黒さを予感させ大変心惹かれます!
長編は久しぶり(…というか10巻というのは初めてかも)ですが、ぜひ探してみます。

お礼日時:2005/10/19 22:42

姫野カオルコ


『ひと呼んでミツコ』
公衆道徳を厳守するミツコはまじめな女子大学生。彼女にはサイキック能力が宿っていた。彼女はその力を憎き人々にまじめに用いる。
 
提示された条件の人物が次々に登場しますよ!!

ご参考まで☆
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この回答へのお礼

rinbell様、ありがとうございます!
お礼が遅くなりました。申し訳ありません。

姫野カオルコさん、お名前と評判は聞いたことがありました!
詳しくは存じなかったので、お勧めいただいた作品、ぜひ探してみたいと思います。
サイキック能力、今まであまり読んだことのないタイプで、新天地開発が楽しみです。

お礼日時:2005/10/19 22:35

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