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 二宮書店の「データブック・オブ・ザ・ワールド」によると天然ガスの埋蔵量はロシアが全世界の26.7%,中東地域が同40.6%と中東地域の埋蔵量が多いです。しかし,天然ガスの産出量に関してはロシアが世界の22.2%で,中東地域の国についてはイランが2.7%を占めている程度です。
 埋蔵量と産出量に差が出てしまうのは何故なのでしょうか?教えてください。
 

A 回答 (3件)

ロシアは国土が広く、しかも北方に位置して気候も厳しい地帯が多く、開発という点ではどちらかといえば後進国です。



地質探査が進めばまだまだ資源がうもれている可能性があります。

埋蔵量は可採量を積算しただけですから石油などもどんどん埋蔵量が増加しているのは採油技術が進歩しているからです。

石油は永年使用されてきた為採掘量も多くて油田地帯でも多くの油井が古くなり、生産性が低下し特殊な強制法をとってようやく生産を持続している位です。

天然ガスはこれに比べ使用が近年になって始まったばかりといえる状態です。
圧縮液化技術の進歩もあり輸送もパイプラインで容易で新しいエネルギー源として注目される存在です。

しかし石油を使用するシステムが先行していますから石油の消費量は減少せず天然ガスへの変更も緒についたばかりです。

従って産油国は石油を生産する事が利益に繋がり、天然ガスを生産する投資意欲が乏しいのです。

これに対しロシアの既存油田は古いものが多く次第に枯渇する傾向があります。  この為外貨をてっとり早く稼ぐには天然ガスを輸出するのが最適でパイプラインの建設を進めているのです。
当然埋蔵量に対し産出量が増加する訳です。
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この回答へのお礼

石油開発の歴史の深浅が関係するのですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/24 21:36

面積が広いから

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この回答へのお礼

単純明快ですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/24 21:36

採算性の問題です。



石油の埋蔵量が圧倒的に多い中東では、天然ガスに手を出さずとも、高価な石油をガンガン輸出できるわけです。

ロシアではその逆で、パイプラインを整備して天然ガスをより効率的に安価に輸出した方が、経済性が高いわけです。
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この回答へのお礼

なるほど!です。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/24 21:33

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