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某国立大工学部の人間です。当方が在籍する大学は、大学院後期課程(博士課程)の進学者が、4人ほどしかいないのですが(大学入学時100人の学科で最終的に博士課程まで行く人間の数)、当方はできれば大学に残り、研究に取り組みたいと考えており、同時に大学教諭として生きていく道も考えているのですが、実際、国立大を出て、大学教諭になるにはどんな感じなのか、実際に経験した方おられましたら教えてください。世間では、教授になるには多大な努力と、教授へのごますりが必要で、なったとしても50歳ぐらいでやっと、なんて言われており、厳しい道であるという印象です。
 ちなみに、学科は異なりますが、同じ大学の同じ学部に、30歳で助教授になった、同大学出身の女性教諭がいます。この人は運が良かった、相当優秀だったか、のどちらかで、実際はこんなに甘くないということでしょうか。
 すみませんがよろしくお願いします。

A 回答 (4件)

教諭はおかしいですよ。

教員です。(国公立大学は『教官』だ!なんて言う人も多し)

まず基本的に『何歳で準教授になるか』とか『何歳で教授になるか』というのは、給料のちょっとした差ぐらいの意味しか無いので、あまり気にする必要はないと思います。ポストがたまたま空いたからかもしれないし、超優秀なのかもしれないし、理事長と寝たのかもしれないし・・・・。もちろん『50歳なのに助手』というのは論外ですが・・・。

ゴマ擂りは殆どいらないと思いますよ(ワンマン経営の私立は知らないけど・・)。工学部はとくにサバサバした世界だと思います。企業からきた大学教員も多いので、ドラマ『白い巨塔』見たいな雰囲気は微塵もありません。(とは言え『白い巨塔』の舞台となった大阪大学だけは別という説もあり。)

ゴマ擂りはいりませんが、研究室配属後の教員とのコミュニケーションは重要です。まずは自分の指導教官と楽しく話せる事、次に学会・研究会で他大学の同じ専攻の若手教員と仲良くなること、つぎにその研究分野の大御所に名前を覚えてもらう事。これは重要です。まぁ、でも一般的なコミュニケーション能力を持って、ある程度ちゃんとした研究をしていれば、自然にこれくらいのコネクションの輪は広がっていくと思います。(ちなみに、ちゃんとした研究をする為には、ちゃんとした研究をしている研究室に入る事が重要です。)

公募制が主流になった最近の基本的なキャリアは『博士号取得→任期付きPD(参考URL)→任期付き助教→任期なし準教授→任期なし教授』というコースでしょうか。PDは研究室に潤沢な予算があるなら、自分の研究室でPDをやるというケースも多いだろうと思いますし、学振PDという助成制度に応募して自分で予算を取ってくるというケースもあります、また独立行政法人の研究所のPDになるというルートもあると思います。PDの間は研究に集中できますので、そこで業績を挙げて、助教の公募を探してチャレンジする、と言うのが博士を取得してから大学教員になるまでのルートだと思います。

ポストは#2の方が仰るように、いつも空いているモノではないのですが、PDの任期(大抵5年)の間にはどこかの大学のポストが空くでしょう。空いたポストに自分が受かるかどうかは、もちろん実力&コネしだいですが。

『教授になりたい』という動機じゃなかなか研究はできませんよ。『その分野の研究がしたい』という強い動機が無くちゃなかなか勤まらないと思います。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%82%B9% …
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追伸



「できれば大学に残り、研究に取り組みたいと考えており..」

先には、まあアドバイスにならない回答をしてしまいましたが、
追加で物申しますと、
「あなたが大学教員になったところで、日本の教育レベルは年々下落傾向にあり、虚しさを感じることになるかも知れません。(真の実力があればの話ですが..)」
但し、在籍だけしていれば、給与だけは一般サラリーマン並(+α)に貰って悠々自適に過ごせるかと思います。(研究不熱心&実力を伴わない先生様に限る..)

さあ、いまいち動機の見えない君は、どうする?
というか、ここで問うこと自体、既に没(厳しいだろう)。

この回答への補足

皆さんご回答ありがとうございます。一つ一つのご回答に返事をすべきですが、分散して何が書きたいのかよくわからなくなる恐れがあるので最新のご回答の欄にまとめて返答させていただきます。
 
 私は教授になるということを至上の目的としているわけではなく、大学で学んでいるうちに、この分野の研究に一生を投じたいという感情が芽生え、大学院で研究したいという願望のもと、給料を得ることで生計を立てながら研究を続けることができる大学教員の職について知りたいと思ったまでです。
 他の大学、学部の状況はよくわかりませんが、当方が観察する限りでは大学院生と教授は和やかにしており、kirin_beerさんの仰る通り、ドラマのような重苦しさは感じられません。tatsumi01さん他皆さんのご意見を拝見し、やはり大学教員(特に教授等)になるには大変なことであることがわかりました。他大学で欠員がでたら、それに応募するにもコネクションがいるのですね。結局は研究レポート等の実績+人間関係ということでしょうか。 まだ時間はあるのでよく考えたいと思います。ご回答頂いた皆様、ありがとうございました。ただ、私はこの「教えて!goo」を以前から利用させていただいていますが、他の掲示板に比べて、この質問掲示板(掲示板というわけでもないかもしれませんが・・・)懇切丁寧に礼儀正しく親身になって教えてくださる皆さんがほとんどで、非常に有り難く、嬉しく思っております。しかし、
「ここで問うこと自体、既に没(厳しいだろう)。」
と言われた真意がよくわかりません。
私は将来について真剣に考え、質問しております。
他の皆さんのご回答が良かったばかりに、非常に残念です。

補足日時:2007/04/25 16:39
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国立大学では以前はポスト(教授、助教授、助手)は文部科学省の省令で決まっており、大学が勝手に増減できるものではありません。

独立大学法人になったので今後は多少は変わる可能性がありますが、暫くは同じでしょう。

そして、空きポストがない限り教員に採用されることはありません。定員100人の学科とすると、教授・准教授合わせて20人でしょうか。空きポストができる最大の要因は教授の定年退職です。教授が40年勤務すると仮定すると、空きポストが出るのは2年に一つです。denndenn77 さんが博士課程を修了したときにちょうど空きポストができる可能性を勘定して下さい。博士課程に残るのが毎年4人とすれば8人が一つのポストを争うわけです。しかも、専門分野も研究業績も問われます。

教授が定年退職したときのポストの埋め方ですが、学科内部で准教授→教授、助教→准教授とトコロテン式に昇格させると助教ポストが空くので、ここに新人を採用するのが一般的でした。最近は公募が主流となり、たとえ学科内部に有力候補がいても全国から候補を公募するのが普通です。他大学の准教授が採用されれば当然学科内では昇進はありません。(ただし、その准教授の大学で准教授ポストが空くわけですが)。民間企業から教授・准教授が採用される場合もあり、学科内部の若手はワリを食います。

大学教員がいかに厳しい道であることがおわかりでしょう。そして、採用では研究業績が重視されます。業績とは、しかるべき学会の論文誌に何報論文が採録されたか、です。ボス教授にゴマを摺っているだけでは絶対なれません。ボス教授の側では、お気に入りの博士課程学生がいた場合、研究室から出す論文に共著者として加えるなどの手をかなり前から講じておくのが普通です。したがって、有名大学の有名研究室に在籍していれば、それだけで論文数が増えることはあります。もちろん、当人の筆頭論文がゼロではそもそも学位が取れませんし、業績もないので、最低限の努力は必要です。

私立大学の場合はポストという概念はなく、経営者が必要と見なせば自由に教員を増やすことは可能です。ただし、授業料収入など経営上の判断がありますから、結局は妥当な教員数に落ち着きます。
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大学教員を「教諭」と呼称することはありませんので、以後ご留意下さい。



[国・私→国]の例は当方の身近にありませんので[国・私→私]のケースについて書かせて戴きます。

【私学における共通事項】
大学は、学部及び学科定員に応じ「教授」「助教授」「講師or助手」等について一定割合数で置くことを法律(学校教育法:大学設置基準)で義務付けられています。
教員の病気・死亡・転出・辞任等により[欠員=空白ポスト]が生じた場合、縁故又は公募等の方法により、採用が実施される。
その他、大学[学部・学科]が独自に定める計画により採用が実施される。

【私学で顕著な採用動向】
私大には「理事会:理事長(総長)を筆頭」並びに「教授会:理事長又は学長を筆頭」という、大きな二本柱(組織体)が存在します。
一般私学の場合は国立大学に準じ、それと同等の採用(選考)が行われます。採用に際しては、正規の採用基準(学会等における実績・論文審査等)を経て、教授会に諮られ、その可否を民主主義的手法(投票や挙手等で決を採る)により決定されます。
特異な私学(理事長のワンマン経営や宗教がらみの偏向経営)の場合、理事会に比して教授会の権限が著しく劣っているケースがあり(本来、教員人事に関する権限や各種意思決定は教授会に置かれる)
こういう私学の場合は、功績や論文の実績如何を問わず、その多くが[縁故]採用となります。(何でこんな人?ということが往々にしてある)

:::結論:::(になっていないとは思うが)
国立・私立拘わらず、基本は人間関係を築いておくこと。(引き上げてくれる)
教員とポストのバランスを考え、専攻を選択すること。(ボトルネックじゃしょうがない)
実績を積み上げておくこと。(指導教授が自信を持って推薦できる)
中元・歳暮・年賀・暑中見舞・挨拶・礼状等書簡は欠かさず送ること。

これであなたも「プロフェッサー」になることができるかも知れません。
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