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ショックとかサスペンションとか足回りの用語について詳しく説明して欲しいです。何が違うのでしょうか?

A 回答 (4件)

>ショックとかサスペンション、足回りの用語...というのは「サスペンション=足回り」のことですね。


私流に言うと、普通サスペンションっていうと、あのダンパー(ショックアブソーバー)とスプリングが一体になった部分を言う、ことが多いですね。けど、正確にはクルマの構成ユニットとしてアームやリンク、スタビライザー、ブッシュ、ボールジョイントまで、稼動部ぜーんぶひっくるめて「サスペンション」と呼ぶのが正しいです。

そして、そのサスペンションには[ストラット式]、[ダブルウイッシュボーン式]、[マルチリンク式]など様々な形式があります。その昔は乗用車でも[板バネ式]というものもありました。

★[ストラット式]・・構造的にシンプルでスペースを取らずコストも少なくて済むことからエンジンスペースを稼ぎたい小型のFF車をはじめ、多くのクルマに採用されている。構成パーツの少なさはメリットの反面、ダンパーに役割が集中することになり、ブレーキング時やコーナーリング時などダンパーロッドに掛かる横方向からの負担が多い。

★[ダブルウイッシュボーン式]・・基本的には上下2本の横に渡したアームを持つものをいう。F1カーなどはこの方式である。ちなみに日本車ではチョッとしたスポーティーカーであるトヨタ、ホンダ系などが好んで採用している。

★[マルチリンク式]・・基本的にはダブルウイッシュボーン式に似ているが、積極的にアライメント変化(トーコントロールなど)させるように設計されている。部品点数が多く、構成は複雑になりがちだが、その分、設計に自由度があるのでクルマの特性をコントロールしやすいのが特徴。フロントに別の形式を使い、リアだけマルチリンクという組み合わせで採用する車も多い。ちなみに日産系のスポーティーカーに多く、三菱ランエボなども採用している。
フェアレディーZやスカイラインR32、R33、R34は四輪ともマルチリンクを採用している。

サスペンション・チューニングをする上で、先ず真っ先に手を付けるのがダンパーとスプリング。これは車高調(シャコチョー)と呼ばれるアフターのチューニングパーツです。そしてダンパーで構造的に大きく分けると[単筒式]と[複筒式]の2タイプがあります。

★[単筒式]・・簡単に言うとオイルと高圧ガスが分離された構造のため取付け角度が自由に設定できるのがメリット。しかしオイル室とガス室が直列に並ぶため容量を確保しようと思うと、どうしても全長を長くせざるを得ないのが欠点。そのためリザーバータンク付きとなり更にコストアップとなる。

★[複筒式]・・ケースが二重になった形をしており、外側の筒と内側の筒の間に低めの圧のガスが封入されている。ガス圧が低くても良い分、乗り心地をマイルドにしやすく、外からの衝撃に対して強い。全長を短くできるなどのメリットがある反面、構造が複雑、容量が確保しづらい、熱を溜めやすい(キャビテーション=オイルの泡立ち)などのデメリットがある。

現在の主流は分解&調整しやすい[単筒式]のようです。
(複筒式でも分解&調整のオーバーホールやスプリングレートの変更などが可能です)。

・・・こんなとこでどうでしょうか?
更に詳しく書こうとすれば、#3さんが言われているように、簡単に文字数オーバーになってしまいますので「サスペンション、足回り、ダンパー、スプリング」などなど、関連項目を入力して検索して見てください。たくさーん出てくるはずですよ。
興味のあるものが閲覧できたら印刷しましょう! これって知識のカタマリになります。ジャーン! あなたは足回りの博士だぁー!!
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この回答へのお礼

スゴク詳しく足回しの事を書いてくれてありがとうございます。とても参考になります。

お礼日時:2003/04/06 17:39

ショックアブソーバーという部品は存在しますが、サスペンションという部品は存在しません。

これはどういう事かと言うと、ショックサブソーバーとは自動車用の場合は油圧緩衝筒とも呼ばれる部品で、円筒状のシリンダー内部にバルブ付きのピストン(伸び側と縮み側で開くバルブが異なり油の通路が変わる仕組みを持っている)あり、内部にオイルが入っています。シリンダーの中でピストンが動こうとすると内部のオイルによる抵抗(この抵抗がバルブの動作により変化する)が生じ衝撃を吸収する仕組みです。オイルダンパーなどとも呼ばれます。使用するオイルの粘性や内部の油路やバルブの構成などによるさまざまな特性の物があり、内部にオイルとともに高圧ガスを封入した物(フリーピストンを介し動作油に圧力をかける構造で非常に激しい動作が加わったときでも動作油中に気泡などを発生させずに安定した動作を保つための工夫)で、このガス圧の比較的低い物は、一般にも広く用いられています。ショックアブソーバーの働きはスプリングのみで車体を支えた場合、車体が振動を初めてしまうといつまでも振動が収まらず、操縦安定性を保つことが非常に難しくなり、車体の振動数が共振周波数と合致してしまうと振動が異常に大きくなり、非常に危険な状態になります。そこでオイルの流動抵抗を利用してこのような異常な振動を吸収してしまうことが目的です。一般に縮むときは抵抗が少なくすばやく路面からの衝撃をスプリングの圧縮によって吸収させ、伸びるときは抵抗を大きくしスプリングの反力で車体が跳ね上げられるのを防ぐようになっています。

サスペンションとはショックアブソーバー・スプリング・それらをつなぐリンク装置・スタビライザー・フレームやボディーなどの多数の部品を組み合わせたシステムで単独の部品ではありません。よくスプリングをサスペンションと称していますが、スプリングはあくまでスプリングです。サスペンションの構成部品もサスペンションの種類によって大きく異なりますし、全体を説明するとなると文章だけでは困難ですし、このサイトで許される文章の長さにはとても収まらないでしょう。

個々の部品や用語についてのご質問であればこのサイトでお答えできる範囲に収まるかもしれませんので、ご自身で勉強なされた時に疑問に思われた内容を具体的にお書きになることをお勧めします。
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この回答へのお礼

詳しい説明ありがとうございますヽ(`○´)/

お礼日時:2003/04/06 17:40

サスペンションとは単に足回りの総称で、ショックとはその中のアブソーバーのことだと思います。

ショックの外側にバネがありますよね。そのバネの慣性を調節するのがショックアブソーバです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2003/04/06 17:41

足周りはかなり微妙な技術の集まった部分です。

車体は安定したいけど乗り心地はよくしたい、縮まず・柔らかい足。そんな矛盾した要求を複雑な機能でバランスさせる場所です。技術的知識は書籍等を参考にしてもらうとして、質問内の用語への回答ですが、
「ショック」は「ショックアブゾーバー(shock absorber)」と言って通常、コイルバネとダンバーとが組み合わされた懸架装置のことです。
「サスペンション(suspension)」もショックに同様で車体を車軸にぶら下げる懸架装置です。
なぜ両語あるかの理由は分かりませんが、個人的な予想ではアメリカ流とヨーロッパ流などの呼び方の違い等じゃないでしょうか。
一般的には「サスペンション」を使うことがおおいですが、モータースポーツの分野では「ショック」という場合も多いようです。私個人的には「ショック」は英語のSHOCKからの印象で、「衝撃が強い」イメージがあり、「タフな走り、堅牢な足」的なイメージを彷佛させ、“走り屋”っぽく聞こえる気がします。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2003/04/06 17:41

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