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映画開始前に出るCOLOMBIA、20世紀FOX等の配給会社の映画に対する位置づけは
どんなものなのでしょうか?
また、配給会社をテレビでのフジ、TBSといった風に捕らえており、
複数の配給会社のクレジットが出るのも疑問であります。

それにあたっては監督、プロデューサー、配給会社の関係まで知らなければ
ならないと思いますが、ネットで調べてみても曖昧で簡潔に理解できません。
この辺の関係も教えていただけたらと思います。

私の映画作成の流れの理解(予想)では、

・プロデューサー(配給会社の代表?)がこういう映画を作りたいと発想。
・配給会社で全体を管理。
・監督、役者を打診。
・作成。
・編集。
・配給会社が映画館に貸し出す。
・映画、DVDに。

回答よろしくお願い致します。

A 回答 (4件)

映画の冒頭にでるいくつかのクレジットマークは映画を”配給した会社”や、その映画に”出資した会社”、さらに製作を請け負った”製作プロダクション”などいろいろで、まあ順次この3つが出ることが多いです。



まずユニバーサルやワーナーなど(日本だと例えば東宝や東映)配給会社のロゴマークが最初に出て、出資した会社、スピルバーグの映画だとドリームフィルム(日本だと各TV局など)、で、最後に製作実務を行ったプロダクションといった具合です。

最近は製作費のリスクを分散するために委員会方式をとることも多く、製作費を出した会社が多いと、映画が始まる前に各会社のロゴマークばっかりいくつもつづくなんてこともあります。

そのむかしは配給をしている映画会社だけでまるまる一本の映画をゼロから作って、直営館や契約館で上映する(邦画ではブロックブッキングと呼んでました)というが当たり前だったのですが、映画界が斜陽になり、70年代には映画が投資物件にもなって、配給会社=製作会社ではなくなってしまいました。


全盛期のハリウッドメジャーは何名ものプロデューサーを抱え、何名もの監督と契約をし、大スターたちも多く抱えていました。
さらに録音や撮影といったスタッフもみな社員でしたし、MGMなどはオーケストラ、つまり専属の楽団までまるまる持っていました。


今日現在の映画製作の現場では
・個人事務所を持っているプロデューサーなどが企画を立案し、配給会社などと調整して資金を調達。
・監督や脚本家を雇い、上映期日が決まったり、脚本が完成し、主役級の配役のスケジュール調整が済むなど、製作のメドが付いたら、
・現場で予算を預かり運営や管理をするラインプロデューサーを新たに雇い(企画を立案した方が兼ねることも稀にあります)、
・さらに撮影現場を仕切るプロダクションマネージャー、カメラマンや美術担当など、各スタッフと契約します。

ハリウッドだと投資家や銀行から製作費を調達することも多いので、もっと複雑です。万が一、映画が完成しなかった場合に備えて保険会社と契約したり、いったんは完成したもののさらにヒットさせるにはどうしたらいいのかを相談するリサーチ会社と契約するとか、およそ日本にはない製作の過程が一般的にあります。

上記のようなことが済んだら、いよいよ撮影にはいり、その後は書かれているとおりですが、ちょっと細かくすると
・撮影の準備(ロケーションハンティングやセットの建て込みなど)
・撮影
・現像(最近では現像したものを編集のためにコンピュータに取り込みます)
・編集
・音楽の製作や録音
・ダビング(音楽や効果音、さらにはセリフなど音関係と映像とを合わせる作業です)
・完成
・映画館での上映
・その後はDVD化やTV放映など
といった感じでしょうか。

日本版が出ていないのですが、ハリウッドの大手映画会社の歴史、といった内容のDVDがあり、もしも見る機会があれば(ケーブルテレビなんかだと日本語吹き替え放送されたことがあります)参考になると思います。
いちおう参考まで
MGMの歴史
http://www.amazon.co.jp/Mgm-When-Lion-Roars-2pc/ …
ワーナーの歴史
http://www.amazon.com/You-Must-Remember-This-Ama …
FOXの歴史
http://www.amazon.com/20th-Century-Fox-First-Yea …
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この回答へのお礼

とっっても参考になりました。
出資する会社なんてものがあるのですね。
胡散臭さも感じる複雑さですねぇ・・・

今後はよく注意してクレジットを見てみます。

回答ありがとう!

お礼日時:2009/08/21 03:56

No3ですが、


ワーナーシネマがワーナー配給作品しかかけないということはありません。独占禁止法があります。第一、会社としては別なので。

たとえば、監督が作家の作品を映画化したいと思った場合、まず、プロデューサーに相談します。そこで普通はプロデューサーが映画化権を獲得し、製作に必要な資金を調達します。それと同時に配給会社を探します。配給のめどが立たなければ、資金も集まらないからです。
ここで、配給会社も製作に加わる場合と、加わらない場合があります。
製作会議は製作にかかわる人たちで行なわれます。会議をどの場所でやるかは、その人たちの都合でしょう。

映画制作のシステムについて、何か、非常に誤解されているという感じがして、こちらの言いたいことが正しく伝わっていない感じがします。
配給会社を見学できれば、すぐにわかることがたくさんあるんですが。
もしも、そういうチャンスがあったら、小さい配給会社が日本にはたくさんありますから、のぞいてみてください。
また、日本で配給にたずさわった人の書いた本もあります。以下は、ワーナー日本支社で活躍した早川さんという人についての本です。
藤森益弘「ロードショーが待ち遠しい」文芸春秋

配給会社というのは、日本でもアメリカでも、小さいところから大きいところまでさまざまです。
また、映画館は配給会社や製作会社とは別の存在です。だからワーナーシネマはワーナー映画とは関係ないわけです(東宝、松竹、東映などは、製作、配給、映画館がだぶっているので、関係はありますが、アメリカは配給・製作と映画館がリンクするのは独占禁止法違反という判決が出たので、ワーナーだからワーナーの映画館にしかかけないということはできません)。

つまり、映画は

製作会社

配給会社

映画館(興行会社)

の3つがかかわっていて、この3つは役割が別だということです。
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この回答へのお礼

追記ありがとうございました。
だいぶ疑問が解けた気がします。

発起は監督にあるのですね、ふむふむ。
藤森益弘「ロードショーが待ち遠しい」は読んでみます。
最寄図書館にありました♪

全体を理解しての次の映画が楽しみです。

お礼日時:2009/08/23 16:57

配給会社というのは、簡単にいうと、映画を配給する権利を買い、映画の宣伝をし、映画館にかける会社です。

製作や出資にかかわっている場合もあるし、配給のみの場合もあります。
配給会社は通常は1社ですが、2社で合同というケースもたまにあります。でも、たいていは1社なので、最初に出るマークの会社と思って間違いないです。


アメリカの配給会社 ワーナー、フォックス、パラマウント、ユニバーサル、コロムビア、ウォルト・ディズニー、ニューラインシネマなど
日本の配給会社 東宝、松竹、東映、ギャガ、アスミックエース、ショウゲートなど
日本にあるワーナー、フォックスなどは日本支社です。

なお、アメリカではフォックスが配給したが、日本ではギャガが配給した、といった映画も最近は多いです。この場合、日本で公開するときは最初にギャガのマークが出ます。フォックスのマークは出ません。
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この回答へのお礼

権利を存在させるための製作は下記様の回答のように行われるのですね。
ワーナーシネマはワーナー配給映画しかしないのか?
これは個人的に調べてみます。

となると有名監督が無名の原作を掘り起こした作品に
一番最初の発起はどこにあるんだろう(ファイトクラブ等)?
配給会社の新作会議ですかね笑。

回答ありがとう!

お礼日時:2009/08/21 04:03

昔はそのような感じだったのですが今は配給会社が直接映画を製作するばかりでは無いと思います。



配給会社のあとに出てくるいろんな製作会社のロゴが物語っているのではないでしょうか?
大御所のプロデューサーともなればかなりの製作費を出せるでしょうしね。
配給会社ができあがった映画を配給させてもらうこともあるのでは無いでしょうか?

有名な配給会社が2社クレジットされている場合は、共同で製作していることもありますね。
大きな企画や企画がダブった時によくありますよね。
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この回答へのお礼

製作会社のクレジットもあるのですか・・・
製作会社で配給もやればいいのに。
余計に位置づけがわからないですね笑。

回答ありがとう。

お礼日時:2009/08/20 15:31

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