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 現在安物の量産品を使用していますが、そろそろ買い換えようと思い、ある製作家の手工品の新品のものを店で試奏したのですが、鳴りが悪く音もぼやけています。そのギターは入荷してから今まで半年位ケースに入れて倉庫にしまってあったそうで、弦は入荷時に張ったままの状態だったそうです(試奏時に張り替えてもらいました)。同じ製作家のもので、そのギターより一カ月位前に入ってきたもの(それは店頭のショーケースに置いてありました)も弾きましたが、それは鳴っていて音も絞まりつやがありました。店の人によると、あまり弾いていないそうです。
 前者のギターは、弾いているうちに後者のギターのように鳴って来るのでしょうか?手工品は出来の良し悪しがあると聞いたので、前者は出来が悪いのだろうか、と思いました。
 購入経験者の方、ギターに詳しい方、ご教授願います。

A 回答 (5件)

はじめまして


私は学生時代に買った10万円くらいの入門用から、社会人になって50万円クラスの手工品に買い替えていますので、いくらか参考になればと思います。

他の回答者の方が言っておられるように、ギターは木で出来ている生き物です。
ショーケースでは湿度、温度管理をしていますから(私の行く店舗ではですが)
ケースに入れっぱなしのギターよりは保管状態は良いでしょうね。
私の場合は長年お世話になっている店舗ということもあり、50万円クラスでお勧めのもの、という感じでいくらかショーケースから出してきてもらい、試奏し決めました。音がクリアで低音高音のバランスの良い、印象の一番良かったものを買いましたが、今でも非常に愛用しています。

ファーストインプレッションは大事だと思います。音が小さいだけなら、音が遠くで通るギターということもありえるのですが、ぼやけたりする音では印象はよくないですね(同じ価格帯のものなのでしょうか?)。
どのギターも弾き込めば良く鳴るようにはなりますが、それなら当初から保管状態も印象も良いほうを買ったほうがいいのではないでしょうか?

また、私の場合は、直接製作家の方のところにお邪魔して(知人に紹介してもらいました)、ネックなど調整などをしてもらったこともあります。買ったギターについて、製作家によってはこういうメリットもあるとは思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。実際に買い替えた方の意見は参考になります。ちなみに比較したのは同じ製作家の同じ年のものです。

お礼日時:2009/10/24 02:39

ギターは基本的に木で出来ているのでケースに入っていたりした物は避けた方がいい。

木は切られても加工されても生きているのでネックは曲がってくるし罅割れは起こるし弾いてなければ音は籠り良い音にするには弾いて弾いて弾き蒔くって良い音になって来る。俺は現在約55本所有してますがやはり同じ事が有ります。弾いて無ければ良い音出るまで早くて毎日最低1時間弾いて1週間位掛ります。先ず貴男がチェックる事はボディーにひび割れが無いかをチェックする事でしょう方法は光を充ててひび割れが起きて無いかどうかチェックするそれからネックが反ってないかどうかをチェックする事だと思います。それで問題無ければ購入okです。良い音は後は貴男が沢山弾き熟す事です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。ケースに入れたままではよくないのですね。参考になりました。

お礼日時:2009/10/11 00:53

最初に一言、スプルースは松です。

ドイツ松はジャーマン・スプルースです。
ご存知だとは思いますが念のため。

一般論ではなく、現物も見ていない、作者もわからない状態で、
特定のこのギターは鳴るようになりますかと聞かれても、
誰も当てられないです。

鳴ってくるかもしれないし、質が悪い作品なのかもしれないし、
保存状態で劣化したのかもしれないし、
鳴ることを目指していない楽器かもしれないし、
鳴るように弾いていないのかもしれないし、
可能性はいくらでもあります。

私だったら、後者のギターだって売り物なんだから、
弾きこんだために鳴っているわけでもないので、
両者の音の差がそのまま質の差と考えるし、
そもそも理由なんてどうでもよくて、
現状で難のある楽器には関わりませんが。

ギターを購入されるとのことですが、
ギター選びは奥が深いし、難しいものなので、
知識を増やすことも必要だし、それもまた楽しいものです。
しかし、情報には間違いや無意味な信仰も多いし、
なにより、先入観が音を評価する邪魔になったりするので
ほどほどにしておいたほうがいいですよ。

楽器は音で選ぶものです。
一生モノと考えるなら、めぼしい楽器店を全て回って、
一番いい楽器を選ぶ、くらいの気合いがあってもいいのではないですか。

また、正しいタッチでないと鳴ってくれない楽器も多いので、
自分のタッチに不安があるようなら、先生、先輩や、
楽器店に出入りする奏者に弾いてもらうのもいいと思います。

なんとなく、質問を拝見する限りでは、もっと多くの楽器に
触れてみる経験を増やしたほうがいいのかなと思いました。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。情報に惑わされることなく音で選ぶのは大切ですね。参考になりました。

お礼日時:2009/10/11 00:40

「最初は鳴らないが、弾きこめば鳴る」というのは楽器屋の売るための大嘘です。

都市伝説のようなものです。

楽器は木材の細胞間の配列の経年変化、接着剤の乾燥、木材そのものの乾燥などで鳴りが変化していくのは事実です。
しかし「鳴る」ギターは最初から鳴ります。それがさらに深く「鳴る」ようになるだけです。
最初に「鳴らない」ギターはそれが誰が作ったものであろうといつまでも鳴りません。
最初にピンと来ないギターは買うべきではない。


ちなみにギターは今まで数十本購入しました。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。どこかに「いい楽器は最初から鳴る」と書いてありましたが、やはりそうなのですね。参考になりました。

お礼日時:2009/10/10 00:54

まず、ギターというものは、木工品なので、プラスチックや金属でできた工業製品にくらべ、一本ごとに出来上がりにバラつきが出ます。


特に、各部材を手で削り出す手工ギターはそれが著しい傾向があります。
まず、試奏してみて、弾きやすくて好みに合った音のするものを予算の範囲で選ぶので正解です。
>前者のギターは、弾いているうちに後者のギターのように鳴って来るのでしょうか?
これは、その製作家の多数の過去の作品が、「あの人の作品は、最初は鳴らないが、弾きこめば必ず鳴る」という定評があれば、たいていは鳴るようになります。

今回は、まったく同じ規格(号数、あるいは品番)のものを弾き比べられたのでしょうか?
使用している材料、特に表面板の材によって、最初から鳴るものと、弾きこめば鳴るものがあります。一般に杉系の材、米杉、スプルースなどの軽い材は最初から良く鳴り、松系の材は弾きこめば鳴るといわれます。また、表面板の厚みという点では、薄いと最初から鳴り、厚いと弾きこめば鳴るという傾向があります。
手工ギターの表面板は、厚みを製作家がカンナで削り出すため、同じ規格の楽器でもバラつく場合があります。電動カンナで均一に仕上げる場合もありますが、良いものほど仕上げは手仕事になります。

今回のひとつの判断の基準としては、表面板の材が松系ならば、弾きこめば鳴る可能性が高い、また、比較的厚いのであれば、なおさらその傾向がある。
しかし、表面板が杉やスプルースなのに音がこもっている場合は、引き込んで鳴る可能性は低いと見るほうが無難で、「現に、今、良く鳴っている」方を選ぶべきだと思います。
もちろん、先に書いたように、その作家の定評が、「あとで鳴る」ということであれば、そのとおりの可能性もあります。また、弦との相性の問題もあります。

ギターやバイオリンの表面板は、弾きこむことにより、その自らの振動によって、材の中の水分を発散させていきます。乾燥したせんべいのようにパリっとしてくれば、よく鳴るのです。木材の密度が高く、厚い材は、やはり材中の水分が完全に抜けるまで相当に弾きこむ必要がありますが、その分、楽器としての寿命が長くなります。というのは、あまりにも材が乾燥すると、パリパリになり過ぎ、弾弦により与えられた弦の振動を、瞬時に音に変えてしまい、その結果、余韻がまったく無くなり、「ペンペン」というような軽く浅い音しか出なくなります。そのため、最初から鳴る楽器は寿命が短いと言われているのです。
バイオリンは、有名なストラデバリをはじめ、数多くの古い名器がありますが、ギターの古い楽器で「名器」は存在しません。博物館にはありますが、現役の名器はありません。
ボディの構造やサイズの問題もありますが、やはり、「表面板の乾きすぎ」が大きな原因になっています。それは、バイオリンは、弦に対して、弓でエネルギーを継続的に与えるので、入力されたエネルギーは直ちに音にして放出するほうが良い、放出しても連続してあとからあとからエネルギーが供給されるので、エネルギーをキープして小出しにする必要はない。
ところがギターは、弦に与えられるエネルギーが、「一回こっきり」なので、パリパリの表面板だと、音を瞬時に放出してしまい、楽器として含みのある余韻が得られなくなるのです。余韻を保つためには、エネルギーを温存しながら順次放出しなければなりませんが、そのためには、材に適度な湿り気が必要だということです。
そのような理由により、バイオリンでは古名器が存在し、ギターには存在しないという現実になっています。

今回は、その価格が、一生一度の支出になるのか、あるいは、多分もう一度はグレードアップするだろう、にもよりますが、少なくとも、もう一度グレードアップする可能性があり、しかも、その表面板がスプルースなら、「今、良く鳴っている楽器」を選ぶほうが賢いです。
新品で鳴らない楽器は、その作家に定評がないとすれば、そのまま永遠に鳴らないという危険性が避けられません。
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この回答へのお礼

 早速のご丁寧な回答ありがとうございます。
 補足をしますと、弾き比べたものは、いわゆる銘工と言われる人のもので、二本とも全く同じ規格です。材料は、ドイツ松とブラジリアンローズウッドです。
 価格的には、最高級のものなので、恐らく一生一度の支出になると思います。
 一カ月違いで入荷したのに、ケースに入れていたか否かの違い、置く場所の違いでこんなにも差が出るものか、と疑問に思ったので質問いたしました。
 また、その銘工の中古(2006年)も弾いたのですが、6弦の音がぼやけて迫力がなく、3弦の音がこもっていました。お店の人は「これは出来が悪い」と言っていました。なので、たとえ銘工でも出来の良し悪しはある、と実感しました。

お礼日時:2009/10/09 17:12

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