「耽美」、「悪魔」、「退廃」、「神秘」、「抒情」・・・。
相反するところもあるかも知れませんが、以上のような主義に当てはまるような小説を探しています。
僕が好きなのは、連城三紀彦や小池真理子。
その世界に通じるものがある作家として、あまり読んだことはありませんが、谷崎潤一郎や三島由紀夫、澁澤龍彦などが挙げられると思います。
文章が美しくて、濃密な世界観のある小説に憧れます。
初めは静かに物語が進行していって、後半あっという展開を見せてくれる作品は、特に大好きです。

皆さんの中で、そのような系統の、お勧めの作品があれば教えてください。
できれば現代の日本の作家が良いのですが、「これは絶対オススメ!」というものならば、翻訳ものでも、多少時代的な作家でも構いません。
現在、本屋で手に入るものなら・・・。
皆さんにご指導いただいて、自分の読書のカテゴリーの視野を広げたいと思っています(^^)゛

あまりたくさんあると迷ってしまうと思いますので、ご自分の中で3つぐらいまで選択して教えていただければと思います。

色々と制約(?)が多くて申し訳ありませんが、何卒よろしくお願いいたします。
皆さんの回答を、心よりお待ちしています。

A 回答 (4件)

めぼしい作品となると、ほぼ挙げ尽くされている観がありますので、落ち穂拾い的ではありますが、しかし、すでに挙げられた諸作品に比して、決して優るとも劣らない作品だけをいくつか挙げさせていただきますね。



◆泉鏡花「眉かくしの霊」
◆夏目漱石「草枕」
◆谷崎潤一郎「夢浮橋」
◆川端康成「禽獣」
◆梶井基次郎「蒼穹」
◆坂口安吾「桜の森の満開の下」
◆三島由紀夫「月澹荘奇譚」
◆トマス・マン「ベニスに死す」

いずれも、質問者さんの求める条件をクリアした、しかも一流の作品であることだけは請け合えます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

錚々たる作家の名前が並んでいますね。
泉鏡花なんかは、一作品も読んだことはないので、期待大です。
日本の作家名を見る限り、すべて、しっとりとした日本的な美しい文章と世界を堪能させてくれそうですね。

ひとつひとつ調べて、すべて読破することを目指したいと思います!

お礼日時:2009/10/21 19:21

◇諏訪哲史『ロンバルディア遠景』


今年発表された、ご質問にちょうどぴったりな小説かも♪
三島由紀夫・澁澤龍彦・種村季弘、美術評論の谷川渥氏へのオードとも言うべき作品です。
これらの人たちの世界を彷彿とさせ、あるいは援用してあるのを見るにつけ、それだけでも心愉しくなるところ。書評貼っておきます。
http://book.asahi.com/author/TKY200908050127.html

耽美、頽廃というところでは
◇川端康成『眠れる美女』、短編の『片腕』
なども濃厚にそうだと思います。確かにこの作家は美しく渦を巻きます。

◇中井英夫『とらんぷ譚』54編からなる連作短編集。
あたりも面白いかもしれません。
◇泉鏡花、まだでしたら『高野聖』『夜叉ケ池』『天守物語』(うしろ二つ、戯曲です)
いずれもあまり長くありませんので気がお向きになればどうぞ。

海外では、
◇ユイスマンス『さかしま』澁澤龍彦の翻訳。
◇E.T.A.ホフマン『黄金の壺』『砂男』など。
◇ベックフォード『ヴァテック(ヴァセック)』ゴシックロマンの佳什。
◇オスカー・ワイルド『サロメ』(戯曲)、『ドリアン・グレイの肖像』
◇ローデンバッハ『死都ブルージュ』
◇ボードレール『パリの憂鬱』(散文詩集です)
など、少し基準がずれるかもしれませんが、いま思いつくところです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

読んではいませんが、「アサッテの人」という作品は芥川賞を受賞した時に話題になったので知っていました。
が、「ロンバルディア遠景」は知りませんでした。
書評を読むだけで面白そうですね。
是非、読んでみたいと思います。

あと、「さかしま」は読んでみたいと思っていた作品です。

「ドリアン・グレイの肖像」は舞台で観ました。
「サロメ」も今上演されているので、これから観に行きます。
オスカー・ワイルドは、自分の趣味に合うかも。
こちらも、読んでみます。

たくさんの作品をお勧めいただいて、楽しみが増えました!

お礼日時:2009/10/21 19:12

夢野久作「ドグラ・マグラ」はどうでしょう。


http://www.bk1.jp/product/01601116
http://www.bk1.jp/product/00028230

澁澤龍彦さんはあまり読んだことはないと書かれてますが、特に長編の「高丘親王航海記」はお勧めです。
http://www.bk1.jp/product/00691282
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

「ドグラ・マグラ」はかなり以前に読んだことがあります。
主要部分以外内容がうろ覚えで、いつかもう一度読んでみようと思っている作品です。

澁澤龍彦は、調べるとエッセイや翻訳物が多くて、オリジナル小説が読みたかったのですが、「高丘親王航海記」は面白そうですね。
早速、読んでみたいと思います!

お礼日時:2009/10/21 13:39

平野啓一郎「日蝕」(神秘、悪魔)


読み返すたびに味がでてくる作品です。少し文章が難しいですが、魔女狩りや錬金術、キリストなど神秘的な要素が盛りだくさんでした。現代の小説なのですが、文体は古風で少し難しく感じました。

小川洋子「密やかな結晶」(退廃)
小川洋子は短編が多いのですが、これはめずらしく長編小説です。この小説に限らず、小川洋子のほとんどの小説、短編が退廃的な雰囲気で一度読んでみることをおすすめします。

小松左京「ゴルディアスの結び目」(悪魔)
これはSF小説なのですが、心に棲みついた悪魔を題材に内的宇宙の広大さ、そして深層心理の先にある集団的無意識を描いています。悪魔そのものを描いている小説は珍しいと思うのでのせておきます。質問者さんの趣向とは少し違うかもしれません。

J.G.バラード「沈んだ世界」(退廃)
これもSF小説です。熱帯になり、海水面が上がり、沈んでいく世界を描いています。よくあるハリウッド映画のように沈んでいく世界を科学者が救ったりする話ではありません。沈んでいく世界に最後まで佇む一人の人間の退廃的な物語です。

4つ挙げさせてもらいましたが、個人的に小池真理子は登場人物の性格がどろどろすぎて気持ち悪くなってしまい、苦手です。
質問者さんの意図する退廃と私の意図する退廃は内容が違うかもしれません。
参考にしていただければ幸いです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

平野啓一郎の「日蝕」は、気になってはいたのですが、sayonaranoさんがおっしゃっているように自分には難し過ぎるイメージがあって敬遠していました。
でも、お勧めいただいたので読んでみようと思います。

小川洋子は「博士の愛した数式」を読んで、優しい小説を書く作家というイメージが定着してしまって、文庫などで暗い感じの作品が並んでいても、これも敬遠していました。
こちらも、これを機に、読んでみようと思います。

他に挙げていただいた作品も気になるので、早速調べてみます!

お礼日時:2009/10/21 13:32

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