プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

こんにちは。

臨床工学技士20前半♂です。

透析業務しております。

これから透析業務1本で定年まで(あと40年弱)仕事をしていきたいと考えてます。

Q:ips細胞を研究している京都の大学教授によると10年後にはips細胞を導入する予定と話しておりますが、ips細胞が臨床に導入されれば透析をしなくても済むようになるというお話は本当でしょうか?

またips細胞が普及し始めるのにも時間はかかると思いますが、20年後には透析はなくなるのでしょうか?

患者さんからすればips細胞により透析がなくなればおめでたいことでしょうが、透析技士としては職を失うということですか?

詳しい方お願いします。

A 回答 (1件)

 内科医です。


 
 iPS細胞による再生医療に関しては期待だけがあまりにも先行しているように思います。
 ここ30年くらいの医療を見てもヒトゲノム解読計画、遺伝子治療とか華々しく登場していますが、平均寿命を延ばすほどの影響は医学全体には及ぼしていません。iPS細胞は癌化の問題を解決しない以上臨床応用は難しいでしょう。ネズミや犬に比べて人は長生きする動物であり、長期間にわたる安全性を確認するのは相当大変です。再生医療は心不全末期、肝硬変末期のように予後がごく短い疾患には癌化の危険性があっても導入可能でしょう。それに反して、慢性腎不全、糖尿病といったすでに確立されている治療があるものに導入され、安全性が確認され、さらに一般的に使用されるには非常にうまくいっておそらく30年以上かかるでしょう。
 現在の臨床医師はわりとさめた目で再生医療の進歩を見守っています。

 私は再生医療が癌化の問題を解決できず、結局夢の技術で終わってしまうのではないかと予測しています。
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