
甥っ子に質問され明確に答えられません、
P→Qの真偽について、P,Qに変数が入った場合、どうなるのか?
例1
P:x=3 Q:x^2=9 でP→Q の真偽を考えるとき
これは任意のxについて考えるものなのでしょうか? この場合x=3が真の時x^2=9も真なのでP→Qは真。x=3が偽の時はQの真偽に関係なくP→Qは真なので、全てのxについて P→Q は真といえますが、
例2
P:x=3 Q:x^2=10 でP→Q の真偽を考えるとき
x=3が真なら x^2=10は偽で P→Qは偽になりますが、x=3が偽なら Qに関係なくP→Qは真。
これは真偽が不明ととらえるのでしょうか? それとも任意のxで真とならないので偽ととらえるのでしょうか?
私自身はこれまであまり深く考えなく、P→Qを if P then Q ととらえてましたので、「Pは真と仮定して」が暗黙のうちに隠されていると思ってました。すなわち P→Q は (Pが真)で P→Q を考えていましたが、皆さんはどうなんでしょうか?
No.26
- 回答日時:
>x=3 ⇒ x^2=10 の真偽を考えるとき、
>本当ならxの範囲をしっかりと決めた上で、
>その範囲内の全てのx について考えるのが本当だけど、
>x=3が成り立たない範囲では、
>x^2=10に関わらず真になるので、
>考える重要性があまりない。
>なので、x=3が成り立つところだけで考えれば十分(高校生としては)。
>言い換えると、p ⇒ q のpが真と仮定して考えたのと
>同じ答えになるんやね。とのたまっていますが。
文句のつけようのない正確な理解ですね。
釈迦に説法という気がしますが、ひとつ補足すると
今回の例では x=3 という一点を調べるだけなので
Pの真偽からP→Qが導けますが、P が真の範囲が一点では
無い場合はQの真偽はその範囲の中でくまなく調べる必要があります。
つまり、
>「xの範囲をしっかりと決めた上で、
>その範囲内の全てのx について考える」
というのが重要になってくるわけですよね。
このときおっしゃるとおりxの調査範囲は P(x)が真になる
範囲で十分で、これが
くまなく例外がないか調べる = 全称命題の真偽を判断する
ということになります。
数学の設問のかなりのものは全称命題の真偽を問うている
考えて問題ないと思います。
主参加のお二人の同意が得られたので、ログを閉めたいと思います。
お二人にベストアンサーつけたいのですが、単純に多く回答いただいた、eclipse2mavenさんに
したいと思います。tknakamuriさんにもお礼を改めて申し上げます。
No.24
- 回答日時:
#23 Caperさん
>。もし、まちがっていましたら、あやまります。知ったかぶりをして、ごめんなさい。
いえいえ、いろんな回答があったほうが、質問者さんの甥子さんにも勉強になるでしょう。
正しいか 正しくないかは 他の論理学の詳しい方にお任せするとして、(^^;
私が言いたいのは、実数に限定されてしまうということです。 今はたまたま高校生で、実数のコンテキストで読んでいるでしょうが、 先に述べた数でも成り立つ内容であり また Xをシンボルと扱って別の解釈も実はあります。だから限定してしまうのは、あまり賢い理解の仕方とは言えないし、やっぱり高校生が理解するあり方としては、理解を歪めてしまうというべきか。
これから、先に進んだときに、実用にたえないというか。。。
C言語で組むのと個々にプログラム書くのと オブジェクト指向のJavaやRubyで一回で済ませるちがいとでもいうか。。。(ちょっと、たとえが悪いかなあ)
なるべく用語を増やさずにその中で処理する方が、解釈がはいらなくて。 いろんな解釈に対して、使った議論が適用できるわけです。このへんは一つの数学らしさになるのではないでしょうか。
回答ありがとうございます。甥にこのログを全て読ませてみました。
「ひょぇ~」が第一声です。
結論として甥の理解は、
x=3 ⇒ x^2=10 の真偽を考えるとき、本当ならxの範囲をしっかりと決めた上で、その範囲内の全てのx
について考えるのが本当だけど、x=3が成り立たない範囲では、x^2=10に関わらず真になるので、
考える重要性があまりない。なので、x=3が成り立つところだけで考えれば十分(高校生としては)。
言い換えると、p ⇒ q のpが真と仮定して考えたのと同じ答えになるんやね。とのたまっていますが。
それで良いですよね。(だんだん逃げ腰になる叔父でした)
No.23
- 回答日時:
● eclipse2maven さん、はじめまして。
よろしくお願いします。● eclipse2maven さん は「 真理集合はなぜ実数なのでしょうか … 」とご質問されました。
例 1 の私の答案は、まちがっていましたでしょうか … 。もし、まちがっていましたら、あやまります。知ったかぶりをして、ごめんなさい。
それと、恥ずかしながら、「 ハミルトンの 4 元数 」「 有限体 」「 p 進体 」について、私は知識を全然持っていません。
変域を複素数全体の集合としなかった理由をお尋ねでしたら、説明する上で、楽をしたかったからということです。
● 私の回答の中で、ほかに怪しい個所は、ございますでしょうか。ご指摘いただければ、さいわいです。私は高校数学も満足に理解していないという程度です。ご指摘に対して、応答できない場合もございます。その場合は、ご容赦ください。
No.22
- 回答日時:
>#21
Caperさん はじめまして。
質問なのですが、 真理集合はなぜ実数なのでしょうか?
複素数 や ハミルトンの4元数 あるいは 有限体 p進体 では いけないのでしょうか?
No.21
- 回答日時:
● ごめんなさい。
突然、おじゃまして … 。みなさんは少しむずかしくお考えすぎになっているように、私は思います。MagicianKume さん が提示なさいました 例 1 と 例 2 は、いずれも「 ( 数直線上における ) 真理集合がどのようになっているか 」ということを問うているのではないかと、私は思います。
さしでがましい発言を、お許しください … 。
● 例 1 ( x の変域は実数全体の集合であるとします。^c は補集合を意味する記号であるとします。 )
P(x): x = 3
Q(x): x^2 = 9
{x| P(x)} = {3}
{x| Q(x)} = {-3, 3}
{x| P(x) → Q(x)} = {x| ¬P(x) ∨ Q(x)} = {x| P(x)}^c ∪ {x| Q(x)} = {x| x は実数全体の集合}
よって、P(x)→Q(x) の真理集合は、実数全体の集合です。( よって、この真理集合は変域と等しいので、「 すべての x について P(x) → Q(x) である 」という全称命題は真になります )
● 例 2 ( x の変域は実数全体の集合であるとします。^c は補集合を意味する記号であるとします )
P(x): x = 3
Q(x): x^2 = 10
{x| P(x)} = {3}
{x| Q(x)} = {-√10, √10}
{x| P(x) → Q(x)} = {x| ¬P(x) ∨ Q(x)} = {x| P(x)}^c ∪ {x| Q(x)} = {3}^c
よって、P(x) → Q(x) の真理集合は、{3}^c です。
● 私はそこつ者です。以上の記述が的はずれである場合は、ひらにひらにごめんなさい。
No.20
- 回答日時:
P(X) ==> Q(X) を F(X) とおいてるのを 書くのをわすれました。
ただ、こういう定式化を 聞きたかったのかなあ、 作った例題が xを含んだことで、余計に問題をこじれさせて、
本当に聞きたいことを、ねじれさしてしまった気がしないでもないが。。。
私は素朴に Pが偽の場合も P==>Q の真偽で考えないといけないことに、おどろいて、なぜ普段は考えないのか?
って、疑問で xを含んだ例を出してきて、それが別の問題をはらんでいて、状況が余計ややこしくなった気がするんだけどなあ。
全員に返事がだせなくてすいません。改めて回答者全員にお礼申し上げます。
ことの発端は、甥が妹から次のようにいわれたことから発展しました。
「お兄ちゃんがレギュラーになれるんだったら、私は大女優になれるわ。」といわれ、ひどくない? といったので、
私:「日常会話で使われる強調の論理やね。」甥:「どういう意味?」
私:「p⇒qの真理値表ってわかるか?その中で偽⇒偽は真やろ?」甥:参考書みながら「そうやね。」
私:「で、私は大女優になれるわ。はかなり無理そうやろ。妹もそう思ってるはずや。」
私:「で、全体の主張が正しくなるためには、前半の主張が嘘でないといけんやろ?」甥:「おれがレギュラーになれるという部分のとこ?」
私:「そうそう。前半よりもっと嘘っぽいことを後半に持ってきて、前半ならば後半と主張するんやね。その心は前半のを否定を強調したいためや。」
私:「クジラが空を飛ぶなら、俺は千年生きられる。はおかしくないやろ?」
甥:「強調って、そういうことか!」
というわけで、命題の真意が常識的にわかる場合はいいのですが、教科書に出てくる変数が入った場合はどうなるの?で表題の質問になったわけです。なので、必然的にxを含んだ例になったわけです。
変数を含まない命題の場合は、甥なりにちゃんと理解しているように思われます。
No.19
- 回答日時:
>#18
P:x=3 ばらば Q:x^2=10
は 命題関数として、とらえるのなら P(X) ==> Q(X) (X= Pが真, Pが偽)
でしょう。
だから 命題関数であって、厳密には命題ではない、 すべてのXにおいてF(X)が真 であるとき 真ということで、真偽はとえますから、実際はこちらを問うている。 X=Pが偽 のときF(X)はいつでも真だから あえて問わなくてよい。ただし X=Pは真 がないケースもある って ところなんでしょう。
ただ、いっぱい ならば が 隠れてる感じでして、よけいに複雑してる気がしなくもないですが。。。 あえて命題関数という概念を使えばです。 まあ ほかの ならばの 真偽を問うてるわけではないので、問題はないですが。。。。
No.18
- 回答日時:
そういえば No,6 のお礼に対して回答していなかったので
私なりに回答すると
(1), (2) は本質的に同じものだと思います。
解釈としては (1), (2) を支持します。
(3) は解釈としてはありえますが、命題関数の
真偽を問うなら、具体的なパラメータを与えて
問うでしょうから、そうでないなら不支持です。
結局、(1), (2), (3)はどれも間違っているわけではありません。
言葉の解釈のぶれの問題です。
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