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近々、身内で法事があり、
あるお店で色無地の着物の購入を検討しておりました。
(寒色系の色無地に喪の帯を合わせる予定です)
その時に、染め抜き紋をひとつ入れて頂くようお願いしたところ、

「最近では、染め抜き紋を入れる人はほとんどいない。
紋を入れる方は、ほとんどが縫い紋を選ばれる。
お茶のお師匠さんのような方でさえ、
染め抜き紋は仰々しくなるので、縫い紋とされることが多い。
昔と違って、今は縫い紋も略式ではなく、正式と認められている」

と言われました。

着物に詳しかった祖母が亡くなってしまい、
母は着物にあまり詳しくないということもあり、
自分で本を読んだりして知識を何とか集めようとしていたのですが、
呉服屋さんで、「現代は縫い紋が主流」と言われるまで、
正式は染め抜き紋であり、縫い紋は略式と考えていたため、
どちらの紋にすればよいのか、
とても悩んでいます。

そこでお教え願いたいのですが、
最近では、風潮が変わってきているのでしょうか?
せっかくの着物ですので、
できれば正式な作法で仕立てたいと思っております。

着物について詳しい方に、
ぜひアドバイスを頂ければ幸いです。

どうか、よろしくお願い致します。

長い質問になってごめんなさい。

A 回答 (6件)

縫い紋が主流、正式というのは言い過ぎだと思いますが、用途によっては縫い紋でもいいですよ。


近い親族の年忌や披露宴などに正装として着るなら染め抜きをすすめますが、死後年数が経っていたり、遠い関係や忍ぶ会のような時、大寄せのお茶会などに着るなら、銀とか地色と同系色の縫い紋でもいいと思います。
(もちろん染め抜きの一つ紋なら文句はないですが)

茶道教授の祖母に、訪問着か無地を見立ててもらうと縫い紋をいれたがります。
「縫い紋なら目立たないからさほど重くないし、紋があると便利だから」というのですが、各季節の紋付色無地は一通りそろっていて、紋付を着るより遊び着を着る機会の方が多い私には、正直、縫い紋でも不要なので毎回断っています。

紋付を着る機会が多い人にとっては、どんな機会にも対応できるようにワードローブは増やしておきたい。
女性としてはいっつもおんなじっていうのも・・・だし。
でもしっかり紋をつけちゃうと返ってシーンを限定しちゃう。
かといってつけていないとドレスコード的にNG・・・。
というような兼ね合いで、そこそこよそ行きの着物なら、いざと言うときは「でもいちおう紋付ですから~」といえる縫い紋を入れておいた方が便利、ということになるのかなと考えています。
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございます。

茶道教授のおばあ様がいらっしゃるのですね。
私の祖母は他界してしまいましたので、
うらやましい限りです。
生前に着物を見立ててもらえば良かったと、
さびしく後悔しています。

丁寧なアドバイス、とても参考になりました。
どのような機会に着用するのかによって、
染め抜き紋、縫い紋、と
使い分けをすれば良いのですね。
恥ずかしながら初心者ですので、
とても勉強になりました。

本当にありがとうございました。

お礼が遅くなってごめんなさい。

お礼日時:2012/03/23 21:14

遊びで着物を着ている者です。


地域柄のものも結構あると思いますよ。

私は大阪ですが、近畿圏では、フォーマル向けには染め抜きで、日向紋が一般的です。
縫い紋は、お洒落向けと考える人が多いようですね。いかにも紋付きという仰々しさは出したくない、でも紋を付けて礼義は守っていますと示したい、という場合か、いっそお洒落にオリジナルの紋か、という感じです。

確かに、茶道をしていらっしゃる方は縫い紋をお召しになっているケースが多いですが、これは先に書きました「お洒落向け」ですね。お茶会にお召しになることが多いですから。
質問者さまの場合は、お身内の法事というフォーマルな席にお召しになる目的なのですから、私の周辺でしたら日向紋にします。
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございます。

地域性もあるとのこと、参考になりました。
フォーマルな祝儀不祝儀には、
染め抜き紋をと決めることができました。

お礼が遅くなってごめんなさい。

お礼日時:2012/03/23 21:20

No.3のご回答に賛成です。



弔事でくだけた装いはあまり見かけません、というか
貸衣装でもやはり染め抜きです。
いっそ呉服屋さんを替えることを考えてみてもいいかもしれませんね。
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございます。

アドバイス下さった内容と同じことを、
他の方からも耳にしました。

祝儀不祝儀には、くだけた装いにならないよう、
気をつけたいと思っています。

お礼が遅くなってごめんなさい。

お礼日時:2012/03/23 21:04

私を含め、着物を持つ周りは皆さん染め抜きです。

日向紋でも陰紋でもそうです。寧ろ縫い紋は洒落紋として、家紋以外を付けて楽しむ方が多いように思われます。
喪服などは生家の家紋をつけるという地方もあるので、慎重にされるのがよいでしょう。
ただ普通に1つ紋の略式なら染め抜きが良いと思います。それでも染め直せますから。
五つ紋はそれこそ余り作りませんが、三つ紋が普通です。
1つ紋で略式を勧めるのは呉服屋にいた経験からも余り聞いたことはありません。寧ろお客様のいう通りにさせて戴きます。
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございます。

お店によって対応も違うのですね。
勉強になりました。

お礼が遅くなってごめんなさい。

お礼日時:2012/03/23 21:00

私も子供の入園時に色無地に紋を入れた経験があります。



見本を見せて頂き、縫い紋は入っているか分からないほど地味でしたので、
店員さんと話し合い、結局は染め抜き紋1つにして頂き、仕上がりも満足しています。

着物に関して正式・略式に関しては、私自身の拘りもあるので、
昔ながらの正式に拘りました。

その時に説明を受けたのですが、紋の種類も家系でなくても
好きな門を入れる方が増えていると説明がありました。
結婚後でしたが、父方の紋が藤紋で気に入っていたので、
その紋を迷わずに入れて頂き、とても気に入っていますよ。

迷われるのでしたら縫い紋にしておき、後で染め紋にするといった
選択肢もあるのではないでしょうか。
後から染め紋のやり直しは難しそうですし、金額もかかりそうなので。
ご自分が気にって着用が出来るよう、傾向に縛られずに選ばれるのが一番だと思います。
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この回答へのお礼

御回答をありがとうございます。

自分自身の拘りも、考えれば良いのですね。
参考になりました。

お礼が遅くなってごめんなさい。

お礼日時:2012/03/23 20:59

着物に詳しいわけではありませんけれども、


十数年前に私も似たような疑問を呉服屋さんに投げ掛けたことがあり
OTTO2001さんと同じようなお答えをいただきました。

しかしそれでもやって欲しいと食い下がると
ほんとうは手間も時間もかかるのでやりたがる職人さんがほとんどいないし、
仕上がるのを我慢できずキャンセルする客が多くなったと教えてくれました。

キャンセルになったら、料金を払ってもらえないばかりか
途中まで作業をした着物を、また元に戻さねばならないなど
かなり割に合わない仕事のようです。

現代人は待つのが下手になったのかもしれませんね。

ちなみにそのとき紋の数にもこだわってみたところ
「五つ紋はお茶のお師匠さんなどが入れるもの。
 結婚したとはいえ年に一度着るか着ないかの着物は一つ紋で十分だ」といわれました~。

着物はとても好きだった私はかなりさみしかったです。
まあ、おっしゃるとおり着る機会はほとんどなかったですけどね。

それでも子どもの入学式のときなどは
張りきって髪をセットして着付けてもらって出席してました。

私は気付かなかったのですが、かなり目立ったようで、
翌年から入学式や卒業式では和服姿のお母さんがふえたらしいです(笑)
いいですよね、ハレの日の着物って♪
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございます。

染め抜き紋か縫い紋かによる時間や手間の違いから、
呉服屋さんの対応が変わる場合もあるのですね。

着用するシチュエーションを考えて、
どちらにするのか、自分で判断できるように、
しっかりと勉強しておかなければ、と思いました。

それにしても、入学式に着物なんて本当に素敵です。
お子様もとても喜ばれたのではないでしょうか。
自慢のお母様だったでしょうね。

アドバイス参考にさせて頂きます。
ありがとうございました。

お礼が遅くなってごめんなさい。

お礼日時:2012/03/23 21:31

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