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- 回答日時:
(1) ブルックナーNo.8 1966年5月2日 東京文化会館
壮麗且つ力強く真摯な秀演。シェフに就任して11年、やっとカラヤン色が出始めた頃で、このカップルによる最高の時代であったと、今でも確信しています。
演奏とは無関係ですが、スケルツォ楽章でカラヤンの左の手の平が、女性の其れの様に白くフックラとして見えたのが記憶に残ります。
当時は小ざかしいブルックナー&マーラーうん蓄家が現在ほど多くは無く、チケットは一番最後に売れました。
(2) ブルックナーNo.7 1973年10月26日 NHKホール
完全にカラヤントーン+カラヤン節に染まり、まるで美しい白木の家具が世界最高のニス(?)を塗られた様な、ブルックナーとは遥かに乖離してしまった演奏。(少なくとも私にはその様に)
レガート、レガート、そしてレガート・・・
(3) マーラーNo.6 1979年10月17日 普門館ホール
一楽章、終了間際に1拍振り損じ、メンバー全員一斉に顔を上げドキッ・・流石に瞬時に立て直し、終了後に指揮者が俯いたままダミ声で低く「ブラボー」。
三楽章、信じ難いことにカウベルを持参せずに録音テープを使用。これがノイズと共に再生されドッチラケ。カラヤンともあろうお人が・・・
この来日時、体調不良だった様で顔色悪く、右腕が肩より上に上がらず、ほとんど左腕で指揮をしていました。そのせいかどおか、お世辞にも褒められた演奏ではありませんでした。
但しオーラスの一発は、あのどうしようもないホールの巨大空間に美しく、轟然と響き渡りました。
彼はヴィーンフィルともブルックナーNo.8を演奏(本邦初演?)しているはずですが、私は其れは聞いておりません。
この回答へのお礼
お礼日時:2004/05/29 11:48
ありがとうございます。
(2)の演奏は、私にも何となく想像出来るような気がします。
(3)の演奏後だろうと思うのですが、カラヤンが何れかのインタビューに「日本人にはマーラー(若しくは6番の曲)が解からない様だ」と答えていた、おぼろげなる記憶が有るのですが、もしかしたら・・・・
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