推しミネラルウォーターはありますか?

GDPは景気の状況判断を客観的にするために必要なものだと思うのですが、同時に環境破壊をして建物を建ててもGDPはあがったり、社会の豊かさを測ることができるとは言えないのではないかと思います。
でも、GDPがなければ経済政策なども的確に行えないのではとも思います。
このことを踏まえてGDPのデータを参考にする際に考えなければならないこと、頭においておかなければならないことなどありましたら教えてください。
よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

私も相当前になりますが、大学一年の時、講義(たった一時間ぐらいですが)でこのテーマを扱いました。

おっしゃる通り、GDPの算出上、修正しなければならない項目があり、それを研究している経済学者がおります。環境破壊は、良い例ですね。昔、チッソという有名な財閥系の化学メーカーがあり、この会社の生産量は、GDP算出に多大に貢献したと考えられます。しかし、この会社が排出した、所謂、負の財は、GDP算出上、まったく計算に入りません。従って、本来、チッソが創造した生産物から、公害分である負の算出分は引かれるべきでしょう。負の財は、大気汚染、騒音、大量に排出されたごみ、労災、労働による多大なストレス(ストレスによる健康被害)などなどいろいろありますが、基本的には、自分が欲しくない財をイメージすれば、考えられる事象はいくつも浮かぶのではないでしょうか?また、GDP算出において留意しなければならない事は、地下経済についてです。コロンビアなどは、麻薬関連の生産量が非常に多いと言われています。非合法な製造業ですから、GDP算出上、表面化しません。日本の場合も地下経済は、見逃す事が出来ない程大きいと言われています。
多分、論文の宿題かと思いますが、がんばってください。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ちょっとしたレポートでGDPのことを調べていたのですが、いろいろ考えさせられました。麻薬の問題は今、初めて気づかされましたが、本当に大きな問題ですよね。
とても参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2004/10/24 17:32

GDPはご承知のとおり国内総生産です。

つまり景気を判断する際に有効なデーターを提供してくれることになります。
しかし、これには大きな落とし穴があります。
ビルの建築を例にとって言うと、

(1)施主⇒(2)ゼネコン⇒(3)サブコン(1次下請)⇒(4)2次下請⇒(5)3字下請

という体制があるとします。(1)から(2)への発注額を、10億円だとします。
次に(2)から(3)への発注額が5億円とします。
さらに(3)から(4)へは2億円、(4)から(5)へは1億円だったとします。

発注した時の仕様から、変更がないまま竣工すると、発注額=生産額となるから、この物件の場合仕様変更がなければ、総生産額は 10億+5億+2億+1億=18億円となります。

さらに仕事の内容によっては、3次下請が2次下請に逆発注する場合があります。この額が5千万円とした場合、総額は18億5千万円となります。

まだまだあります。工事現場にはガードマンがいます。
電気、ガス、水道、レンタル建設機械費用、クレーン代金、ありとあらゆる付帯金額が、総生産額に加算されることになります。

つまり、業務を細分化して、それぞれに沢山の下請業者がいる場合、たった10億の仕事が何倍に膨れ上がり、GDPを押し上げるのです。

これが、日本経済のからくりです!
実際のGDP(元請ベース)はチョットしかないのに、皆で仕事を回し、見かけのGDPを押し上げてるのです。

だから日本には、底力がないのです。

でも、このカラクリを改善したら、一体何万人の人が失業するか分りません。

日本の社会がいかに脆弱なものか、お分かり頂けましたでしょうか?
    • good
    • 0
この回答へのお礼

このような問題点もあるんですね。こんな算出方法をしても実際のことがわからないし、参考にしてよいものか不安になりますね。
大変参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2004/10/24 17:36

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!