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古典、神話、民話、芸能、何でもいいのですが、相手が自分を殺すと知りながら、愛(または人生への絶望、諦念)から甘んじてそれに身をさらして殺される、みたいな筋書きのストーリーを知っていたら題名を教えてください。あやしくても大体、こんな感じ・・・でも結構です。

A 回答 (8件)

江戸川乱歩の「芋虫」は夫が妻に殺されることを愛(感謝?)から受け入れる話だったはずです。


でもこういうのじゃないんですよね。

最もベタだと思いますが、福音書のイエス。
あと学校で習った、玉虫厨子に描かれている「捨身飼虎図」というのもそういう感じかも・・・
飢えて死にそうな虎の親子を助けるため、釈迦?が自ら餌になったという話を描いているというやつで、
何かの話が元になってるんだろうけど知りません、すいません。
オスカー・ワイルドの「幸福の王子」もこれに似た系ですね。
しかし、愛は愛でも博愛と言う感じですね。
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この回答へのお礼

「ベタ」の意味がわからないのですが、schorlsさんの回答が一番期待していたものに近い、かな?
これに触発されて、イエスの捨身と釈迦の捨身の違いについて研究した本を読んでみたくなりました。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2005/01/07 04:06

クリスティ「象は忘れない」が、少しあてはまるかと思います。



 性格異常の嫉妬深い姉に死に至る傷を負わされた妹が、姉への愛のために、姉の殺傷行為を隠しておくこと、正常な精神状態でない姉を自分の死後も守ってやってほしいということを、瀕死の状態で、自分のたっての願いとして自分の夫に言い残し、死んでいく描写があります。
 ちなみに残された夫は、妻亡き後、妻が死んだのでなく姉が死んだことにして、姉を自分の妻として装いふるまわせ、しばらくして姉を殺して自分も死を選びます。妻の臨終の際の願いを守り、姉(の名誉)を守ったのです。
 表面的には、姉が死んだしばらく後に、夫は妻を殺し自分も死んだ不名誉な人物・・・ということになり、「お姉さまが殺人者だということが公にならないようにお姉さまを守ると約束して」という妻の願いを守って夫は黙って死んでいったのが真実・・・というストーリです。

 説明しすぎましたが、ご自分でお読みになると、感動的な描写であることがわかっていただけると思います。
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この回答へのお礼

う~ん、読まなくてはいけない本がいっぱいあるのにどれも魅力的。これは題名がいいですね。
残された夫の行為がまた物語を深いものにして、さすが、クリスティという感じです。
全部読めないので、どれを選ぶか・・・。迷うところです。ありがとうございました。

お礼日時:2005/01/07 04:02

 今晩は。


 どうもミステリーに近いジャンルのものが多くなって恐縮ですが、フランシス・アイルズの『レディに捧げる殺人物語』はどうでしょうか。
 こちらは犯人は最初から判っています。夫が自分をやがては殺すだろうことを知りながら、それも愛として受け入れようとするところで終わったと思います。
 とにかく参考ページにもありますが、心理状態が非常に細やかに描かれる、ミステリーを越えている小説です。私はミステリー関連の翻訳娯楽小説は300冊くらいは読んだかと思います。その中で最も心に残ったのがこれでした。

 やがてミステリーや犯罪、警察、サスペンス、スリラーには限界を感じて、SFに転換し今だにそれを続けていますが。

参考URL:http://wwwb.dcns.ne.jp/~m-sasaki/mystery/novels- …
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この回答へのお礼

これはシブイ趣味ですね。
年季の入ったのが好きなので探してみます。
ありがとうございました。

お礼日時:2005/01/07 03:59

こんにちわ。



ミステリなのですがいいでしょうか?
で、ストーリーを詳しく書いてしまうとおもしろくないと思いますので、書きません。
●箸墓幻想/内田康夫著
 http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31430059
 ↑あらすじを読んでみて大丈夫そうだったら、読んでみて下さいね。
 本屋さんでパラパラ立ち読みも有効かもしれませんね。

参考まで。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
内田康夫さんは名前だけ存じ上げています。
考古学がからんでいるのが面白そうですね。
本屋さんでのぞいてみます。

お礼日時:2004/12/29 14:10

とりあえず今思いついたものを。


(1)加納朋子「ガラスの麒麟」(講談社文庫)
連作短編集なんですが、その最終話がそういう話です。推理小説なのであらすじを詳しく書くと怒られますが、甘んずる理由は「愛から」ですね。
(2)金田一少年の事件簿2巻~3巻「異人館村殺人事件」(講談社マガジンコミックス)
漫画です。これもネタバレになるので書けませんが「愛から」です。
(3)河野多恵子「みいら採り猟奇譚」(新潮文庫)
ちょっとコンセプトからズレてるかもしれませんが、マゾ夫とサド妻の話で、最後は夫自らの依頼により妻が夫を殺す話です。
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この回答へのお礼

ミステリはあまり読まないのでどの作家も存じ上げませんでした。(金田一シリーズは知ってます)
「ガラスの麒麟」は有名みたいですね。読んでみます。

お礼日時:2004/12/29 14:04

たびたびすみません、2です。


私が知っていたお話は、2つめのURLのほうが近いです。
というか、まさにそのものです。1つめのURLの方は、私にとっては少し違和感ありました。
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この回答へのお礼

何度もありがとうございます。
史実ですが真実を知る人はいない。
そうすると、あるいは、盛遠への愛で殺されることを選んだことも考えられますね。ただ、話としては私も2の方が好きです。
貴重な情報をありがとうございました。

お礼日時:2004/12/28 18:45

こんにちは。



私が知っているお話で、(といっても史実ですが)こんなのがあります。


http://www3.ocn.ne.jp/~mh23/heike66.htm

http://www.thehatanaka.co.jp/hanashi/h-5.htm

ご質問の意図と違ったら、ごめんなさい。
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こんにちは



見方が間違っているかもしれませんが
阿部定事件で、殺された相手の「石田吉蔵」は
いろいろな意味で、最後は死ぬこと(殺されること)に
自ら甘んじたような気がして仕方がないのですが
そう思うのは私だけでしょうか……

阿部定関係の本はたくさん出ているでしょうが
「阿部定『事件調書全文』」(本の森編集部)なども参考まで……
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この回答へのお礼

どうもありがとうございました。
確かにそうですね!と思ったのですが、阿部定関係というと、自分のイメージよりもだいぶ生々しい感じがします。やっぱり神話とか歌舞伎あたりでないでしょうかね・・・。ただ阿部定事件を心理学的に分析している書見などがあれば面白いかもしれません。

お礼日時:2004/12/28 14:55

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