【大喜利】【投稿~9/7】 ロボットの住む世界で流行ってる罰ゲームとは?

現在生物学専攻のD1のものです。
今、日本では博士の就職難が問題になっていますが、それに関して質問です。

大学で博士号を修めた者が就職する際、欧米と日本においては状況が大きく異なります。
欧米では、博士号を修めた者は大学関係の研究者になる人も多いが、企業へ就職する人も日本よりはるかに多いし、政界や官僚、経営者、様々な専門家なども博士号取得者が多い。
つまり、博士号取得者が特に専門分野にかかわらず様々な分野に就職し、活動できるシステムが出来上がっているということです。
それに対して日本では、数年前から国策によって博士号取得者の数は多くなってきたものの、博士全員が職を得ているわけではなく、無職の博士は決して少なくない。
しかも、日本では博士の専門性が過ぎる点や協調力の欠如を嫌い、企業が博士を採用しない傾向がある。
つまり日本では博士号取得者が就職できるシステムが整っていない。
これらをふまえて、質問したい。

日本と欧米との間で、企業の博士に対する受け入れ方がこれほどまでに違う原因は何なのか?
博士の質そのものの違いが原因なのか?
それとも欧米にはあって日本にはない、博士の就職を助ける制度があるのか?
(あるのならそれを導入することで日本の現状も改善できるのか?)
日本の余剰博士問題の解決策はあるのか?

本当に個人的な意見でも構いません。
色々な意見を聞きたいです。

A 回答 (1件)

>日本と欧米との間で、企業の博士に対する受け入れ方がこれほどまでに違う原因は何なのか?



自社育成が基本である。
日本の企業には優れた人材育成能力があるので特に優れた専門性が無くても(つまり博士でなくても)企業好みに育てる事ができる。そのため学部卒、修士卒のほうが年齢的にもコストパフォーマンスにおいても適している。
博士が必要とされるのは特化した分野がぴったり合うようなところが多くなる。

博士を取ってからだとどうしても年齢が高くなってしまい今は弱まったといっても日本企業に未だ多い年功序列体制に適さない。

欧米などは人材育成に対する考えが日本ほどではないため特化した能力を持つドクターに対する期待が大きい。
そのため優れた人材を確保するためのヘッドハンティングが盛んである。
その裏返しで日本ではヘッドハンティングが少ない。

>博士の質そのものの違いが原因なのか?

アメリカでは企業の社長はMBA、研究者はドクター、これが一つの目安みたいです。
特にアメリカなどでは大学進学などはエリートと呼ばれる人が多いようですから、大学進学率の高い日本とそうでない欧米を比べるとやはりその価値に違いが出てくるのは当然といえば当然ですかね。

質ということで言えば日本もハーバードも変わらないと竹中平蔵氏がテレビで言っていたので大差ないかと。ただ回りの考え方に違いがあるのでしょう。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

なるほど、人材育成能力と人事の形態が異なる、という視点は大変面白いですね、ありがとうございます。
その見方からすると、日本の余剰博士を救うためには、結局日本の企業のスタイル、価値観を改めない限り難しいようですね…。

博士の質の違いについては、実は僕自身も意見を持っています。
日本では希望者ほぼ全員が博士に進学できますが、アメリカでは大学側の審査があって、最終的に修士の3分の1しか博士に進学できないようです。
それを考えると、僕は日本よりアメリカの博士の方が質では上ではないかなと思っています。

お礼日時:2005/01/03 02:10

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!