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高校の学年制と単位制をわかりやすく簡単に違いを教えて下さい

A 回答 (3件)

教員です。



学年制とは、学校が決めた教育課程をその学年で全員に履修させることを言います。

単位制は、高校3年間で履修するべき科目・単位から、個々人が決めて受けることを言います。

高校で履修するべき科目・単位数は学習指導要領で決められています。また、絶対に履修るすべき科目・単位数は「必履修科目」と言います。これは「その教科の授業数の3分の2以上の出席で履修した」とされます。赤点を取っていても構いません。
そして、教育基本法では74単位の認定を持って卒業としています。

つまり、学年制の場合、学校が決めた教育課程を、全て履修または学校が決めた数だけ履修して、学校が決めた数の単位数を認定されると、進級・卒業が出来ます。認定に関しては、多くの高校は一年間で30単位設定しているので、4科目未満11単位までならば、未認定(赤点)でも進級を認めています。

反対に、単位制の場合、本人が勘違いして、必履修の単位を履修していない場合、3年生で卒業が出来ないということまあります。
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学年制;1年間の全科目に合格したら進級。

1科目でも落第したら、その学年の最初から全部やり直し。
落第基準はかなり低いが学校側としては、補修・追試等で何とか進級・卒業させようとしている。

単位制;単位(講義)毎に合格(単位取得)か、不合格(単位未修)となり、定められた年数の間に、必要な単位を取得すれば卒業。
合否判定は担当教官の判断なので、厳しい教官の単位取得は大変。私の経験では受講者の8割以上が追試を受けた講義もあった。
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簡単に説明します。

でも長文になりました。申し訳ない。

学年制は決められた授業をすべて決められた学年で履修修得(決められた時間以上の出席・決められた低位数以上を取る)することを課しています。わかりやすく言えば「欠時オーバーせず赤点を取らない」ということで、もし落とせば全ての単位を認めず、同じ学年を繰り返すと言うことになり「留年」することになります。
一方、単位制は各学年で各教科別に単位を認定して、必修単位や校内の規定単位数以上を落とさない限り、進級し最後は卒業できるというもので、卒業単位が生徒によって違うと言うことも起こります。当然「留年すること」は少なくなりました。また再履修の規定があると、翌年に進級後、一定の試験をして履修が認められ、単位が取れると言うことにもなります。再履修は「放課後」などの時間を使い「再テスト」により履修が認められるというシステムです。
1980年代に全国の高校が「荒れた」時期があり、退学者が急増したことを受け、1990年代に普及していったシステムです。文科省の指導もあり、また「教科・科目の選択制」が拡大する中で多くの学校が「単位制」になってきました。ただ大学のように「多様な授業」や「専門教科・学部学科制」などはできていないため、高校の単位制は、事実上「低学力の生徒救済」の役目が中心です。実際、単位制の高校に通う生徒でも、9割以上は全くその違いを意識していません。
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