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経済関係のレポ等をみていると「後方連関効果」とか「比較劣位化」という用語が出てきますが、この二つの定義がいまいちわかりません。教えて!!!

A 回答 (1件)

 製粉業を例に説明してみます。

粉の製造に際してはそば(小麦)粉や水が必要になります。そして(原材料等を自家製造する場合を除けば)小麦をJAや商社から、水を清涼飲料水メーカーや水道局、から購入し「粉」に加工する訳です。
 そして製粉業が集積すれば、「粉」を麺(or菓子)等へ加工する製麺(製菓)業の誘発し易くなります。この製粉業の集積が製麺(製粉)業を誘発し易くするのが「後方連関効果」で、逆に製粉業が立地するなら、すぐ近くでそば(or小麦)を栽培して見ようと農業を開始する個人が出現したとする時、対照的に製粉業は農業を誘発する可能性を秘めていると言え、これを「前方連関効果」と呼ぶのです。

 さて、後半の「比較劣位化」ですが、こう捉えたらどうでしょう。
 ある家電メーカーが電球とPCだけを製造していたと仮定します。売上(&利益)の変化が10年前に比べ、電球(事業部)では110%でPC(事業部)では200%になった時、電球&PC共に伸びているが、電球が10%増に対し、PCは倍増している訳です。
 この場合、家電メーカーは電球の製造を縮小(or全廃)し、そこでの経営資源(労働力、土地等)をPC(事業部)に振り向け、電球は国外の(提携)メーカーへ製造を任せた方が効率的なのです。

 但し、「工作機械等の製品の場合は例え、伸びが芳しくない場合でも、国外へ移転せず国内で、引き続き製造する可能性が高い」と言えます。 何故なら、国外へ移転して、軍事用に悪用される危険性が頗る高いからです。
(国外と漠然にカキコみましたが、可能性は粗ゼロとは言え、某「北〇☆」へ万一移転した時の当然想定される恐怖を思い起こして頂ければお解かりだと思います。

 最後に、「比較劣位化」の概念は「比較優位」のそれと係りますから、NO1485088も参照されるのをお勧めします
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