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かなり今更ですが中国原潜による領海侵犯について教えてください。
一部報道や評論家の方によるとこの時の原潜の目的は日本列島、台湾、フィリピン、シンガポールを結ぶ第一列島線を抜けて太平洋に原潜を展開できることを誇示し、更に小笠原、マリアナ諸島、グアムまでの第二列島線までの海図を作るためだったと聞きました。
そこで質問ですが
(1)敵の潜水艦を発見するのに、または潜水艦側からすれば敵に発見されない為にはこの海図、潮の流れ、水温がとても重要だと聞きましたが、このような情報で発見されたりされなかったりするものなのですか?
どこにいてもレーダーで簡単に発見されてしまいそうなのですが。
(2)中国の潜水艦は日本の領海を侵犯しなければ太平洋には出れないのですか?
(3)潜水艦は他の国の領海を侵犯しない限りはどこを航行しようが自由なのでしょうか?
すなわちもし日本の領海を侵犯せずに太平洋に出れればアメリカの領海近くまで中国の原潜が近づく事が出来ると言う事ですか?
どなたか教えていただければ幸いです、宜しくお願いします。

A 回答 (5件)

回答ではなく、単なるアドバイスですが、


スクリュー音の静かなキロ級をロシアから輸入・配備していますので、見つからずに太平洋に進出しようとするならば別の艦を使うはずです。
漢級は、60年代後半に建造された旧式の原潜でスクリュー音の非常にウルサイ艦です。故障や事故でないとするならば、むしろ公然と姿を現したと言った方が適切かもしれません。
093型原潜の配備が間近であるがゆえに、漢級のデータが採取されても痛くも痒くもないのではないかとの見方も。
また一般的にディーゼルはスクリュー音が静かで、原潜はウルサイと言われております。

中国の潜水艦戦略をアメリカも強く警戒しているそうで、対応を「あせっている」ような状態です。アメリカはスクリュー音の大きな原潜しか配備していませんが、最近になって急にディーゼル潜水艦をスウェーデンからレンタルしたりしています。

このサイトも情報源としては役に立つと思うので参考までに貼っときます。
http://www.kamiura.com/

参考URL:http://www.scienceweb.co.jp/watch/2004/sw041113. … http://www.asahi.com/column/bluesea/TKY200505160 …
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この回答へのお礼

有難うございます、
教えていただいたサイト早速見ました色々為になりそうです(^_^)

お礼日時:2005/07/26 21:09

 日本の自衛隊の対潜能力は、


1.他国侵略の可能な艦船は持てない。
2.艦船の種類に制限があるにもかかわらず、予算は結構ある。
3.シーレーン(日本と外国との海上輸送路の確保:島国日本の生命線です。)防衛に主眼を置いている。
 
 ことから、軍事筋では世界一との評価もあるぐらいで、(日米合同演習では、アメリカより成績が良く、世界を相手にしなければいけないアメリカの対潜水艦用艦船の密度に比べ、日本近海の海上自衛隊の対潜水艦艦船の密度は高いのです。)日本近海は潜水艦が探知されずに、行動することが困難な海域です。

 私の聞いた話では、中国の潜水艦が、日本の領海を侵犯するのは今回が初めてではなく、海上自衛隊の対潜能力をチェックするため、今までからも領海侵犯があったと聞いています。

 多分、領海ぎりぎりまで近づくつもりだったのでしょうが、入ってしまったことが何度かあるのが真相と思います。
 国籍不明潜水艦が領海に近づけば、対潜哨戒機P3-Cと護衛艦・護衛艦隊司令部との通信が多くなります。そのような状況を公海上の情報船で傍受して潜水艦の発見能力を見るわけです。(最新式潜水艦を使えば、逆に相手に情報を与えることになるので、使いません。)
 領海12海里以内は水深が浅く、珊瑚の発達した沖縄近海では特にそうで、極めて発見されやすく(水中でもレーダーで発見される可能性がでてきます。)潜水航行すれば座礁しやすくなり、速度が出せません。潜水艦の軍事行動に適さないのです。
 ですから、その海域のデーターをとるというより、日本の自衛隊が、いつどのように発見するかのデーターを取るのが、第一目的の行動と考えられるのです。


 小泉首相は、今までは公式発表しなかった領海侵犯を公にすることで、

1.領海・海洋資源の問題について、今までとは違う対応を取ることを中国に態度で示す。
2.アメリカとの防衛協力のパイプを太くすることに対する反対論を抑える。
3.対外的に緊張を演出することで、国内世論の支持を得る。

 事を狙ったと思われます。  
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この回答へのお礼

なるほど、公にされていないところでそれぞれの国ごと思惑があるわけですね。
有難うございます大変参考になりました。

お礼日時:2005/07/27 18:10

ここで問題になるのは日本側の探知能力です。

第一発見者は日本でもなく、米国でもなく、なんと台湾なのです。余り知られていないようですが、一部の新聞で報道されていました。日本の海上自衛隊もっとしっかりしてほしいですね。
腰弁当さげて台湾まで教えを請いに行くべきですかね。
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> (1)敵の潜水艦を発見するのに、または潜水艦側からすれば敵に発見されない為にはこの海図、潮の流れ、水温がとても重要だと聞きましたが、このような情報で発見されたりされなかったりするものなのですか?


> どこにいてもレーダーで簡単に発見されてしまいそうなのですが。

海の中の潜水艦はレーダーでは探知できません。レーダーはレーダー波という電波を放出し、その反射波を観測することでものの位置を探る装置ですが、レーダー波は水に吸収されてしまいますので、海中ではそもそも反射波が戻ってきません。
海の中の潜水艦を探知するには「ソナー」というものを使います。これは目標が発生する音(エンジン音、スクリューが水をかき混ぜる際のノイズなど)を集音マイクで集めたり、必要に応じてこちらから探信音波(強い一回の音)を大音量で鳴らすことで、その反射波をマイクで集めたりすることで、目標の位置を掴みます。ソナーはレーダーのように数百kmも離れたものを探ることは出来ませんから、数マイルくらいの距離まで接近しないと詳しいことは分からないのです。また、海の深さ、潮の流れ、水温(変温層と呼ばれる温度差のある海は特にやっかい)、マグマなど地殻変動によるノイズなどに容易に妨害されますから、この種の要因によって探知が難しくなったり、不可能になったりすることは十分に考えられます。

もちろん、ディーゼル潜水艦のように時々新鮮な空気を取り入れるために浮上しないといけない潜水艦は、浮上時はレーダーで探知される可能性があります(もちろん潜水艦側でも空気を取り入れるパイプだけを浮上させるなどの探知回避法を採るのが普通ですが)。また、海面に非常に近い浅い深度を航行中の潜水艦は衛星写真や航空写真で捉えられる可能性もあります。

> (2)中国の潜水艦は日本の領海を侵犯しなければ太平洋には出れないのですか?

いいえ、そんなことはありません。台湾近海や南シナ海を通れば日本の近海を経由しないで太平洋に出ることは可能です。また、領海というのは領土からたかだか12海里(約22km)と非常に狭いものですから、日本の領海を侵犯せずに太平洋に抜けるルートは実際のところいくらでもあります。

> (3)潜水艦は他の国の領海を侵犯しない限りはどこを航行しようが自由なのでしょうか?

沿岸国の法令に従う限り、外国船舶の日本領海内の通航は自由です(無害通行権)。潜水艦に関する特例は海洋法に関する国際連合条約という国際条約の第20条に規定があります。

> 第20条 潜水船その他の水中航行機器は、領海においては、海面上を航行し、かつ、その旗を掲げなければならない。
http://www.geocities.co.jp/WallStreet/7009/m0008 …
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この回答へのお礼

そうですね、12海里と12海里の間をかいくぐるのはわけないですね。
と言う事は水温、深度等を上手く利用すればいわゆる
敵に“消えた!”と言わせる事ができるということですね。もちろん操艦技術はかなり高度なものが要求されるでしょうが。何か沈黙の艦隊みたいでちょっとかっこいいですね。
親切に甘えて申し訳なく思いつつ宜しければついでに教えていただきたいのですが
>ソナーはレーダーのように数百kmも離れたものを探ることは出来ませんから、数マイルくらいの距離まで接近しないと詳しいことは分からないのです。
とのことですが海自の沖縄にある「海洋観測所」(第七艦隊の海洋監視情報施設のほうかな)が海中に設置した固定ソナーは2000キロ先の音も捉えれるらしいと聞いたことが有りますがその真偽はどうなのでしょう?

お礼日時:2005/07/26 21:05

詳しくないのでとりあえず程度に



(1)ですが、水温や潮流によってレーダーが利きにくい水深があり、深いところを潜行するかその水深を保つかしてレーダーをかいくぐることがあったように思われます。

(2)は出れます。

(3)排他的経済水域内での事前通知無しでの無断調査は国連海洋法違反ですし、最近もニュースで話題になっているなど国際常識的にも宜しくないかと思われます。
また、領海の場合でも潜水艦が浮上して船籍国の国旗を掲揚すれば無害通航権などもあり通航は可能だったはずです。
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この回答へのお礼

なるほど、早速の御返答有難うございます。
と言う事はその海域のデータというのはかなり重要な情報と言える訳ですね、有難うございます。

お礼日時:2005/07/26 20:19

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