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「文章をつなぐ」という場合の繋ぐは、下一段活用の「つなげる」でしょうか、それとも五段活用の「つなぐ」でしょうか?今は、「文章をつなげたい」という言い方をすると思うのですが、昔は「文章をつなぎたい」という言い方をしていたそうなんです。今の人が言葉を知らないだけで「つなぎたい」が正しい!という教授もいらっしゃるのですが、文法的にどちらが正しいのでしょうか?個人的な質問なのですが困っているのでどなたか教えてください。よろしくおねがいします。

A 回答 (2件)

本来は、他動詞「つなぐ」と、それから派生した受動的自動詞「つながる」の二つしかありませんでした。


近年、自動詞「つながる」の使役的他動詞 (≒つながらせる) として「つなげる」が造語されました。
「止める/止まる」「始める/始まる」
「曲げる/曲がる」「広げる/広がる」
などの類推で、“「つながる」に対応する他動詞として「つなげる」があっていいじゃないか”として造られたものですね。
私はこれを「自動詞・他動詞のVターン」と名付けています。

1.繋ぐ→繋がる
2.繋げる←繋がる

1.剥ぐ/剥げる
2.剥がす←剥げる

1.混じる/混ぜる
2.混ざる←混ぜる

1.起きる→起こす
2.起こる←起こす

これらにおいて、1. と2. でニュアンスに差が生まれます。

「起きる」は「起こす」という行為を前提にしないのに対して、「起こる」は受動的自動詞なので、“「起こす」という行為の結果”という意味合いがあります。
「男に混じって女も…」「不純物が混ざらないように」
「仮面を剥ぐ」「切手を剥がす」
「犬をポールに繋ぐ」「明日に繋げよう」 (≒“繋がらせよう”“繋がるようにしよう”)

単に二つの文を連結するの意味で「つなげる」というのは話し言葉として耳にしますが、現在の時点ではオーソドックスな用法とは言えません。
正式には「つなぐ」と言うべきでしょう。
(少しそれますが、話し言葉では、他動詞「くっつける」から「くっつかる」を造語したりしますね。
“試験に合格する”ことを「受かる」と言うのは、「受ける」からの造語ですが、すでに市民権を得たでしょう。)

なお、質問者さんが問題にされた「つなげる」は、可能動詞の「つなげる」 (=つなぐことができる) とは別のものであることは言うまでもありませんね。
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この回答へのお礼

お礼が遅れて申し訳ありません!「自動詞・他動詞Vターン」なるほど!と思いました。造語が当たり前のように使われていてどれが正しいのかわからなくなっていました(^^;)とてもわかりやすい説明で解決できました☆ありがとうございました!

お礼日時:2006/07/31 04:05

「ない・ます・。

・とき・ば・!」
のわけかた表? でいくと、
語幹つな:「が・ぎ・ぐ・ぐ・げ・げ」
だと思います。つまり、五段活用です。

「つなげない」「つなげます」などは、現代の感覚でいくと可能の意味が含まれると思います。

また、この「つなげない」「つなげます」は、音便変化によるものだそうです。

五段活用
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%94%E6%AE%B5% …

下一段活用
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8B%E4%B8%80% …
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この回答へのお礼

お礼が遅れて申し訳ありません!大変参考になりました。ありがとうございました!

お礼日時:2006/07/31 04:00

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