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この前、スケールについて質問して指板上の音名などを覚えることにしたのですが、数が多すぎて、どう覚えたらいいのかわかりません。キーボードなら、ド・レ・ミなどとペンで書いて覚えたのですが・・・いい覚え方があったら教えてください。

A 回答 (3件)

指板上の音名の配置についてですが、全部を真正面から丸覚えしようとするととても大変なことになってしまいます。

音の配置については規則性がありますので、その規則性を把握するようにするのが良いでしょう。

まずはじめに覚えるべきなのは、一つの弦の上の音程の規則性です。 一つの弦に限れば、1フレットの違いは半音差になります。 また、半音間隔で音階を並べれば1オクターブは12半音で構成されますので、1本の弦において、開放弦と12フレットの音は1オクターブ差の同じ音、その他のポジションについても、12フレット差で1オクターブ差の同じ音が登場するということになります。 まずこれを踏まえるのが良いでしょう。
12f以上のポジションについては、開放弦から12fまでの音程の配置と同じように音が連なっていきます。 開放弦がEであれば、12fもE、13fは1fと同じ音名のF、14fはF#/Gb、15fはGです。 ですので、音程の配置を押える時には、開放弦から12フレットまでのならびに着目するのが良いと思います。 それ以上のポジションでは、それまでと同様の配置が繰り返されるだけです。

また、半音差で音が連なることについても、きっちり押さえておくのが良いでしょう。 12音階をそのまま並べてみると良いと思います。
... C - C#/Db - D - D#/Eb - E - F - F#/Gb - G - G#/Ab - A - A#/Bb - B - C ...
12音階の各音名をベタに並べると、上のようになります。 当然、音名は循環するル-プになっていきます。 この相対的な音程差については、一つの弦上に展開すれば、そのまま1フレットごとに一つの音名がこの順番通りに対応することになります。 これも踏まえておくと良いでしょう。
その上で、各弦上の具体的な音程に関しては、開放弦の音程を基準に音を並べていくことに注意すれば良いでしょう。 上のループで言えば、6弦の音程の配置を得るためには、開放弦がEなので、そこを起点として上の音程の並びを思い返してみてください。 その順番通りに音程が展開していきます。
開放弦のチューニングと、上の音程の順列さえ押さえてしまえば、指板上の音程の表は簡単に作れるはずです。 まずは一つ一つの弦にバラバラに着目して、単純に捉えるのが良いでしょう。
なお、各ポジションの音程を覚える上では、ポジションマークは良い目安になるでしょう。

その上で、他の弦との相対的な関係を踏まえていくのが良いでしょう。
ギターでは、同じ高さの同じ音程が出るポジションが複数ある場合があります。 そうした法則性についても考慮に入れると、より音程の配置を覚えやすくなると思います。 以下、ギターを実際に鳴らして確認してみてください。
同じ音程を追っていくと、6弦の5fと5弦の開放弦の音程は同じになります。 また、6弦の10fと5弦の5f、4弦の開放はこれも同じ音程になります。 6弦15fと5弦10f、4弦5fと3弦開放も、同じ音程になります。 つまり、この4本の弦に関して言えば、隣り合う弦同士では5フレット分の音程差があるということになります。
2弦開放については、3弦4fと同じ音程になり、上の関係から4弦9f、5弦14f、6弦19fに、同じ高さの音程があることもわかります。 1弦開放は、2弦5fと同じ音程になり、上の関係から3弦9f、4弦14f、5弦19f、6弦24fに同じ音程があることになります。 こうした異なる弦上にある同じ音程の位置関係も視野に入れてみると、より手がかりも多くなるでしょう。
ついでに言えば、1弦と6弦の開放弦のチューニングは、2オクターブの差がありますが、どちらも同じEに合わせます。 つまり、1弦と6弦の音程の配置は、音名だけを見ればまったく同じ順列になります。 ですので、音名の配置を覚えればよい弦の数は、5つになります。

とりあえずは、まず紙にギターのフレットと弦を書き出してみて、その上にこの前半に書いたことを踏まえて音名を書き出していき、自分で表を作ってみるのが良いと思います。 その上で、後半に書いた同じ音の配置の関連や、あるいはオクターブ違いの音程がどこにあるのかなどを探し、関連付けて把握していくのが良いでしょう。
覚える上では、なるべく単純化できるところは単純化して捉え、規則性があるところはその規則性を優先して頭に入れるようにし、ポイントを押さえた覚え方をするのが良いでしょう。 また、あまり一度にたくさんのことを叩き込もうと意気込みすぎず、一つ一つ積み重ねて覚えていくようにするのが良いと思います。 まずは開放弦の音程をすべてきちんと覚え、半音以外の音程(変化記号のつかない音程)がどこに展開されているのかを押さえる事をお勧めします。

雑然とした説明になりましたが、参考になれば。
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 他のかたがたの御意見に加えて、私の考え方の一部を書かせていただきます。



 指板上の音名を覚えることについては、まずは、他のかたも書かれていらっしゃるように、大きめの紙に指板の図を書いて、これに各部の音名を書き込んだものを自室の壁に貼っておいて常に見るようにする等の実施は必要かと思います。(⇒ギターの指板上に音名を貼ったりすることは、それを頼るばかりに音名の暗記が遅くなりますので、行わないほうが良いでしょう。)

 ということで、基本的には暗記ということになってしまうわけですが、実際には五線譜を読み取る作業を1日に1小節ずつでも良いですから毎日続ければ、いつのまにか各部の音を覚えてしまうといったことにはなるものです。
 ただし、ロック系やジャズ系のギター演奏の多くでは、全ての指板上の音を覚えなくても演奏することが可能ではありますから、以下のようなポイントをおさえた上で進めていただければ、暗記作業は効率良く進むかもしれません。(ただし、レギュラーチューニングでの場合となります。)


1.Cの位置を覚える

 C(ド)の音の位置は、やはり全ての基準になってくるものであり、最悪、これを起点として感覚的にでも”ドレミファソラシド”と捜して弾いていけば、他の各音の位置を見つけることができます。
 5弦3フレット、6弦8フレットといった最も基準となるCの位置、そして、このオクターブ上となる3弦5フレット、2弦1フレットのCの位置あたりは無条件に覚えておくべきものとなります。


2.5弦/6弦の12フレットあたりまでは丸暗記する

 目的のコードフォームやスケールポジションフォームの指板上の場所を捜す場合等には、そのフォームの5弦や6弦上の、ルート音ならびにトニック音の位置を基準に決めることが多くなります。
 したがって、このことからも、少なくとも5弦と6弦の12フレットまでの範囲は、各フレットの音名を丸暗記すべきということになってきます。

 ただし、これに関しては、曲の演奏の中でコードフォームやスケールフォームを使っていく過程において、自然に頭に入ってくるものでもあるかとは思います。
 

3.オクターブ関係の利用

 NO.2のかたも書かれていらっしゃるように、各弦それぞれについては、オクターブ関係から、12フレットごとに同じ音が現れますので、暗記に際して利用価値があります。
 そして、これに加えて、異なる弦どうしのオクターブ関係はかなり利用できます。指板上の音名の図を見ていただければわかるように、例えば、4弦上の音名は6弦上の音名を2フレットブリッジ方向にずらしたものとなります。
 また、3弦上の音名は5弦上の音名を2フレットブリッジ方向にずらしたものです。

 さらに、1弦上の音名は6弦上のものと同様ですから、すなわち、上記2項で書いたように、5弦/6弦上の音名さえ覚えてしまえば、4弦/3弦/1弦上の音は直ちに導くことが出来、残りは2弦だけといったことに結果的になるものです。


4.12フレット以上の音について

 12フレットよりハイポジション側の部分については、確かにオクターブ関係から、0フレット(開放弦)~11フレットの範囲と同じと考えれば良いわけですが、例えば、”15フレットは3フレットと同じだから・・・”なんて考えていると、実際にはあまり早くは音名が浮かばなかったりするものです。
 
 そこで、15フレットは”15フレット”ではなく、”ハイポジションでの3フレットである”といったイメージでとらえると、3フレットと同じ音ということで直ちに頭に浮かべることが可能となったりします。

 ということで、各自でこのような効率良く覚えられる/思い出せる工夫を考案されても良いかと思います。
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指板上に、ド・レ・ミなどとペンで書いてもいいと思いますよ。

(^^;

実際に、ギターの付録なんかに、書いたもの貼り付ける場合もありますしね。
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