準・究極の選択

このサイトに参加をはじめて半年以上になります。その間、立場の表記の問題は常に問われてきましたが、個人の主観でここ2ヶ月くらいは全ての分野で「一般人」を(なるべく)使っています。
それで気がついたことからの意見開示と疑問です。

『全く同じような質問に専門家と名乗って書いていた場合と一般人と書いていた場合では全くもって回答の重みが違う…』

一番の問題は、専門家とかいて明らかに学問的な常識と異なることを平気で書くこと。
例)レントゲン写真の被爆、CTの被爆をさも害があるように書き込んだり…
(専門家であれば「確率的な影響と非確率的な影響」の違いを熟知しているはずなんです。)

私はこのサイトで書き込みを行う場合、特に専門家を選んだら『資格職業』が明示されるようにするべきだと思うのです。学問的な背景を知らずに書き込んでいるとしか思えないんです。
例えばAさんが専門家登録を弁護士と入れていたら、専門家のアイコンをONにしたら「弁護士」と明示されるシステムにするべきだと思うのです。もちろん「司法書士」でも専門家ですよね…それぞれの知識を質問者に推測可能にするべきです。医学の世界であれば医師・看護婦・放射線技師・薬剤師…全てによって立つ立場の違いがあり、それぞれの職業感覚が回答に反映されます。

もちろん登録の際は「免許証番号も入力すること」を義務づけます。免許が無いような専門家であれば、職歴~年でもいいと思います。片手間の専門家を排除するためにもそうしないと危ないように思いますが皆さんいかが考えますか?もちろん、今までどおり一般人・経験者であればそのまんまでいいと思います。

※質問の性格上補足はしませんし、お礼で回答に対しての肯定も否定もしません。みなさんがどう考えているか知りたいです。例)に関しては枚挙に暇が無いので皆さんで探してください。

A 回答 (17件中1~10件)

う~む・・・ すごい例を見かけてしまいました。


「マネー > その他(マネー)」カテゴリーで海外旅行での両替についてのご質問に「専門家」として答えたかと思うと、
「美容&健康 > ファッション」カテゴリーでポケットに入ってる物を訊いてる質問で「専門家」を名乗り、
「社会 > 社会問題 > 環境問題」カテゴリーでのカッパについての質問でも専門家を名乗り、
「社会 > 政治」カテゴリーで政党間の違いについての質問でも専門家を名乗り、
挙げ句の果てには
「ライフ > 恋愛相談」カテゴリーでも専門家を名乗り、しかも質問者に罵詈雑言を浴びせかける
というすさまじい会員を見つけてしまいました。

ここまでやってしまうと、「専門家」「経験者」「一般人」などという分類は弊害でしかありませんね。

私は専門職を持っていてそのカテゴリーでは専門家として回答していました(別IDでの話ですが)けど、そんなものを見ちゃうと悲しくなっちゃって、もうこのサイトに参加する意欲はなくなってしまいました。

ウソがまかり通るのだったら、そんな項目はやめた方がいいという意見に1票を投じさせていただきたいと思います。但し、各界の専門家の皆さんには、“なんちゃって専門家”の方には絶対に書けないような素晴らしいご回答を提供し続けることを期待して止みません。「自分だけでもプライドと誠意を持って回答する」というQNo.202501でのお話を各界の専門家の皆さんに是非心がけていただきたいと思います。(しかしこれも私が文章を書く仕事をしていて素人さんには負けない文章を書ける自信があるからという気もしますが。)

追記:資格を持っているから専門家、持っていないのは専門家ではない、というご意見には、承伏しかねます。資格を持っていなくても専門家レベルの知識を持っている人間がいるジャンルもあれば、資格を持っていても長年経験を積んでいる者には劣るというジャンルもありますよね。(しかし、そこまで考え出しちゃうと、どうしようもなくなってしまうという気もしますが。)
    • good
    • 0
この回答へのお礼

忘れずご回答いただけてとてもうれしいです。

それにしてもすごい方がいたものですね(思わず確認してしまった・・)さすがにそうした乱暴な参加者は皆が『におい』を感じるので実は余り被害がなさそうでした(回答履歴をたどっちゃいましたよ(笑)。

もしこの専門家という項目が、恋愛の専門家『泣かした○×は何十人、離婚△扶養家族~人』と書いてあったり、マネーの専門家『実地で学んだ金銭感覚、自己破産からはや3年』などと書いてあれば同じ専門家のオンパレード(もちろん同じ人物だと仮定して)でもわたしなら受け入れてしまうと思うのです。それだけで面白いと思ってしまうから。

また真面目に有資格者だけが専門家だとは思っていませんよ。
#3のお礼にもあげていますが
<つまり『育児歴20年、育て上げた子供は5人』という肝っ玉母ちゃんと『育児カウンセラー歴~年』の専門家もすべて同じ専門家になってしまうことへの危惧です(私はそれぞれが専門家であることを大いに認めています)。 >と色々な専門家がいることは逆に大いに認める立場です。
資格に関わりなく経験によってえた知識や能力は相応にリスペクトしています。

ただ医療のカテで専門家とだけ書けば普通は医療関係者を『想像』します。もしその想像が違っていたら質問者の回答への判断を狂わせると危惧しているのです。(例えば「入退院歴数えること30回」と書いてあれば「ああ患者さんの立場はよく知ってる人だろう」と質問者も判断できると思うのです。それが単純に「専門家」だと・・・・)専門家登録がありそこにコメント表示/入力しておくことが出来ればまだ救いがあるような気がしています。

お礼日時:2002/11/08 15:14

私の結論は、現状の中で参加者が善意と自覚を持つという性善説に基づいたものです。



>『全く同じような質問に専門家と名乗って書いていた場合と一般人と書いていた場合では全くもって回答の重みが違う…』

この点においては全くの同意見です。専門家と名乗る以上、強い責任感を持って回答するべきだと思います。質問者も専門家ということで、回答を鵜呑みにする可能性が高いことからこの点は異論のないところです。

> 専門家のアイコンをONにしたら「弁護士」と明示されるシステム

専門家を名乗る名乗らないは、回答者の意思次第になると思います。自分が専門家だと思った場合は、それを名乗ることは他人がどうこう言えないと思います。そうでなければ、気軽に回答なんてできなくなり、サイトの運営に支障を来すと思います。
専門家を名乗る限りは、プロフィールの所でどういう経歴かということを記載すれば、質問者も回答の信頼度を判断することができると思います。弁護士なら弁護士、司法書士なら司法書士と記載すれば良いのです。勿論、経歴を偽る可能性があることは確かですが、この内在リスクを排除できないことがネットの宿命だと思っております(法律に明るくありませんが、これも法律違反?)。

>個人の主観でここ2ヶ月くらいは全ての分野で「一般人」

私は自分の専門分野に関しては、全て専門家を選択するつもりでおります。但し、余程の確信がない限り、自信ありにはとはしないつもりです。専門分野が明確に回答ができるものはほとんどないこともありますが、『専門家だからと言って、回答を鵜呑みにしてはいけない』というメッセージを込めてのことです。
私自身、医療過誤、弁護士の誤った見解で損失が発生など経験(今では医者も弁護士も信用しません)があり、私の回答で誤った判断をして不利益になったとしても責任が持てないからです。
ご質問者さまの方法も私と同様のものだとご推察いたしますので、異論のないところです。但し、一般人の顔をして他の回答者をいじめるようなことはしないでください(笑)。

以上が私の回答ですが、最大の解決策は参加者がもっと増えることだと思います(そのことで求める回答に至る可能性がUpするので)。

この回答への補足

この場をお借りして回答をしてくださった皆様に感謝します。質問というか愚痴というかお付き合いくださり感謝します。悩みは変わりませんが・・少しでも意識改革が出来ればいいなあと自分に期待することにします。
ありがとうございました。

締め切るかどうか、ポイントをどうするか悩みに悩んだのですが、やはり
『いつか全ての回答にポイントがつけられる日』(笑)
を待つことにします。締め切りをしないのは初めてのことですが、このまま放置することにします。ある日突然(退会するときにはその前には片付けますので)締め切った時にはご容赦ください。
サイトが大きくなるにつれて時間がたつにつれて感覚も変わるかもしれないこと、新しい回答が登場するかもしれないことも期待しようと思います。

補足日時:2002/04/18 17:02
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

正直、自分が専門家を選ばないのはなぜ?なのか・・・はっきり言えない部分もありますね。
『確実な回答で無いから・・専門家という言葉で見られるのがイヤ・・間違った解答のときの逃げ・・』
いくつも重なっているように思います。ただ現状が質問者側(回答を読む側)に非常に不利じゃないかな?というのは一貫して思っています。
わからないで質問したわけだから、納得できたといっても本当に正解にたどり着いて締め切ることができるかなど出来るはずがない、つまり間違いで納得して締め切った可能性が多々あるにもかかわらず平気で『知識遺産』などと大それた看板を掲げる。個人的な感覚からすれば知識の集積などでもなく「ただの書き損じの山」のように思えるんですが・・。結果、不幸な転帰(笑)も出てくるわけで。
くだらない井戸端会議なんだから全部「一般人」専門職だろうが何だろうが雑談する時くらい一般人でいいだろう・・という皮肉の意味もあるわけです。
しかし何故か『あまりに無責任な書き込みには腹が立つ』←これは大きな矛盾ですよね。

>一般人の顔をして他の回答者をいじめるようなことはしないでください・・

(笑) 最近はあげあし取りばかりしてますね。確かに。

お礼日時:2002/04/18 16:58

すみません、またまた登場です。



そうですね、医学を含む、学問と呼ばれるものについては、資格者に勝てるアマは到底いないような気もします。

書き忘れましたが、私が専門家を名乗っているのは、プログラミング言語の一部です。
この業界では、大学/大学院で専攻し、そしてその種の企業に就いて間もない者よりも、よほど強いプログラマーが、もっと若い世代にいます。

自分の立場なのですが、この大前提を書き忘れていました。
失礼しました。

パソコンの分野以外にも、プロとアマの境目がないようなものは、たくさんあると思います。
外国語など、長くその国に滞在していて、日本に帰ってきた人は、英検やトイクなどを持っていない方のほうが多いでしょう。

医学など、学問の世界でアマが専門家を語るのには、確かに頭に来ますね。
私がよくネットサーフィンしている、コンピュータとインターネットのカテゴリでは、その辺があってないようなものなので、感覚が麻痺していました。

以上、追記です。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

あらためてご回答いただき感謝します。
コンピューターの世界には疎いのですが、エピソード自体は耳にすることもあり十分納得です。私は専門家といえども、たとえ資格を有していてもその分野全ての専門家であろうはずが無い。資格でお金を得ていてもただ『過去の経験』や『地位』にあぐらをかいていたり、逆に無資格者でも好きこそ~で特定の分野内で本職を凌駕することを十分に理解しています。ですから自分のよるべき分野に関しても実は専門家か否かは難しいなあとしか考えられないんです(医者だから病気や健康の専門家だと考えるほどおろかではありません。またお金をもらっていれば専門というのもおかしな話です。)他の分野の専門家への評価も同じです。それよりも軽率に『専門家』という言葉を選んだ結果、選べる結果導かれる弊害に注意したいんです。専門家と名乗るのであれば最低限世間一般に認められる存在でなければならないだろうし、あるいは自分が信ずる根幹を明らかにしておかなければ誤解が誤解を生む悪循環に陥ると思うわけです。

アマが専門家を名なることに腹を立てる…こう受け取るのは止めてください(笑) 本当に専門家かも知れないわけですし。

お礼日時:2002/04/16 20:38

私が専門家を名乗るのは、現在もっとも重点を置いて勉強している内容のときです。


私は、まわりの人から見れば、"なんだこの若造が~" とか言われそうな歳ですが。

最初は、まだまだ若いから専門家なんて名乗れるわけないと思っていましたが、まわりの回答を見ていると、明らかに自分がほかの回答を凌駕するような回答をできるようなことがしばしばあったのです。
だから、自分の知識もなかなか通用するもんだと思い、特定の分野のごく一部だけで専門家を名乗るようにしています。

しかし、最終的には質問者の解釈になるので、質問者が本当に専門家だと判断しても恥ずかしくないような回答ができる、という意味も含んでいます。

免許や資格については、反対です。
確かに、こういうとき回答の信憑性を明らかにすることができると思いますが、資格を持っている人をプロフェッショナル、持っていない人をアマチュアと考える場合、アマがプロの知識を超えていることは、どの分野でもいくらでもあるわけですから。
資格や免許が、知識をたくさん持っていることの、必要条件ではなく十分条件である限り、その意見には賛成できません。


以上。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

専門家の定義は『相対的に』決まるものなんでしょうか?
私が医学以外でというか医学であっても専門家を選べないのはそこの部分に凝縮しています。例え世間一般に専門と思われていても、プロ野球の落合選手(古いか?)に三冠王はとれても盗塁王は取れなかったように、『個人個人の専門家には得意不得意があります』そして知識の信頼性は他者との相対的な比較には無く、回答者や回答そのものの絶対的な能力や価値にあると思います。ましてや質問者が回答者に求めている専門家とはどんなものなのか想像もできません。

同じプロ野球選手でもプロ野球のことに専門的な知識をもっている場合と一般よりは多少ましという程度の事だってあるんです。確かに少年野球の監督の方が知識が上のことがありますがあくまでも一面であり、実地の見識に裏付けられた総合力では劣るでしょう(一面指導者としての実地の見識は監督の方が上でしょう)。
個人的に『これは自信がある』という理由で『専門家』を称するのは止めませんし批判するつもりもないですが、問題なのはプロ野球選手でも少年野球の監督でも場合によっては少年野球に通っている子供の父兄でも(笑)専門家という同じ言葉を使えるところにあります。

私は無資格者のプロフェッショナルを否定する感覚は持っていません。しかし有資格者と無資格者が同じ専門家という範疇に属する矛盾は捨てきれないし、一般に素人考えの浅い知識に大きな危惧を抱いています。所詮耳学問は耳学問です。経験と実践の伴わないものは細かな機微を忘れています/常識とか。アマといえども相応の経験と実績を重ねるものに関しては同様の『リスペクト』を持っていますが、それは免許や資格に関係のない『実践の重み』というべきものです。

知識を有することと有用な回答をする/専門家たる…ということは少なくとも医学の世界では等価ではないですし、社会一般に関してもそうではないと思いますよ。学校ではないですからね。知識を生かして(実地に結びつける/必要な形に変形すること)こそ回答に結びつくんです。
長々と書き込みましたが・・・こんなところが私の「私見」です。

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2002/04/13 19:55

私自身比較的専門家にクリックする事が多いので気が重いのですが、感じる事を少し述べてみたいと思います。



専門家として回答を選択した場合の問題点、危険性は同感です。shu_sさんのご意見に、基本的に賛成です。

このサイトのシステムが変更されれば、質問者から見た場合回答に対する信頼性は間違いなく向上すると思います。一方、回答者から考えるとどうでしょうか。自分自身の場合は、以下のような気持ちです。、

私がこのサイトで回答をするスタンスは、親戚、友人、知人に相談をされたときに答える場合とほぼ同じです。見ず知らずの方からの質問ですので、ある程度の自己紹介は必要と考えています。そこで、

>「免許証番号も入力すること」を義務づけます。(過激なご意見ですね。)
となりますと、ボランティアの専門家として答え続けるモチベーションは衰えていくような気がします。又、専門家を止めて、一般人として回答をした場合、事実確認をサボって記憶のみで回答する事が多くなるような気がします。(先の事はわかりませんが、全くの私見です。)

私の個人的な意見は、
1.回答者が「専門家」を選択する場合には、少なくとも個人のコメント欄にはそのプロフィールを記載してほしい・・・出来たらこれを義務にしていただきたいと思っています。コメント欄はつい先日まで問題点になっておりましたが、本来の機能を持たしてほしいと思っています。
2.回答する最初に・・・です。と自己紹介を義務付けてもいいのではないかと思います。眼科の先生で回答の最初に「眼科医です」といつも書かれている先生がおられますが、あの記載方法は好きですね。
3.専門家」と回答したい希望者には、登録時に「答えられそうと登録しているカテゴリー」以外に「専門家」のカテゴリーも選択してもらう。(それがあまりにも沢山あればウソ臭く感じるのでは・・・)
4.専門家をやめて知識人等の他の分類にする。・・・なんかもっと胡散臭いか ?
5.回答者の分類をすべて無くしてしまう。

思いつくまま記載しました。

以上のように書きましたが、私自身は、回答をする時のみに専門家、経験者、一般人の区別を意識をするだけで、色々なカテゴリーの質問、回答を見る場合では、回答内容だけでを見るだけで、ほとんどこの3っの区別の確認をしません。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

免許証ナンバーのお話は陳謝いたします。
(ただそれを表に出すつもりはハナから無かったことはご理解ください。あくまでもサイトへの申告だけです。詐称はどうなるんだ?と言われかもと思って過激なことを書いてしまいました。)
ただストレス(←免許登録など)が加わると回答への『モチベーションがさがる』というご意見は皆さんに(実は私もそうです。多分それなら専門登録はしないとおもうから・・)共通していますね。hubbleさんが書かれた1が私の意図に一番近いです。それが左の枠の中に書かれるようになれば違うような気がするんですよ。

最後の『私自身は、回答をする時のみに専門家、経験者、一般人の区別を意識をするだけで、色々なカテゴリーの質問、回答を見る場合では、回答内容だけでを見るだけで、ほとんどこの3っの区別の確認をしません。』というのがココの常連諸氏の一般像だと思うんです。そうなれば「権威」などと感じることもないです。
私個人は、面倒なことが嫌なら5(笑)多少の手間でも1って選択できるのがいいなあ…。

お礼日時:2002/04/12 01:42

 #5で回答した者です。

私に読解力がなかったようで、詳しくご説明いただきありがとうございました。

 確かに質問者が、軽々しく回答者の「私は専門家だ」という自己申告を信じて、誤った内容を信じる危惧はあると思います。しかし特に医療の分野でおわかりのように、複雑な社会情勢を反映してか、あるいはあまねく事物の本質かそもそも複雑であるせいか、きょう日各分野の専門性は細分化され、質問の内容によっては「専門家」を名乗る妥当性を微妙に問われる場面もあると思います。たとえば小児科医が耳鼻科に関する内容を「専門家」として答えていいかどうかは、その人の医療実務経歴や研究経歴をつぶさにチェックしなければ不可能だと思うのです。管理者が回答者の投稿ごとに、それを事前に提出してある「専門家」の根拠となる情報に照らし合わせて判断するには、場合によっては回答者以上の専門性を要求されるとてつもなく複雑で大変な作業のようにも思われます。

 また、今までにもあった論点ですが、「頭がいたいのですが」という「質問」に関して、回答者ぞれぞれが「専門家」を名乗った上で「早く病院にいきなさい」、そして「毎日お経を唱えなさい」という「回答」が寄せられたとします。そのどちらを採用するかという結論は、ひとえに質問者の判断力や、ものごとの本質を見抜く基本的な能力に帰する問題だと思うのです。

 ここまで考えれば、実は「専門家」などという立場を表明できる事自体がおかしいと言うことになります。さらに論理学では「自己言及は無意味」という命題があります。あまりに有名な「クレタ人はうそつきだ、とクレタ人の老婆が言った」とかのエピソードが示す内容にもあるように、つきつめれば自らを専門家と名乗ることが論理的に無意味であることに気づいている人は多いのではないでしょうか。

 このサイトに頻繁に参加しているなら、そのあたりは分かってくるはずです。余談ですが、かくいう私も、回答した後で、むしろ投稿すべきではなかったと後悔したことは一度や二度ではありません。そしてそのような時に限って良回答がつけられた上で締め切られていて、どうしようもないというようなことは何度か経験したことがあります。明確に誤回答なら管理者に連絡して新たな投稿を依頼できますが、微妙なときもあります。(これについては適切な回答する人がいるということが分かっている場合は、あえて回答しないという方法で回避できます。)

 誤回答ではないのですが、質問をもっと広く捉えれば、適切な回答の仕方が別にあったのではないか、と思えることもあるのです。もちろん私は「専門家」を名乗ったことはありませんので提示された内容とは筋の違う問題かもしれませんが、恐らく読む方は私の回答から専門性をどこかで感じ取ったのではないかと思うと身のすくむ思いがします。一方では私と同じく「一般人」の立場ではるかに気軽に回答されている方が多いので、そういう回答を読むと気が楽になるのも事実ですが。

 ということで、回りくどい話になりましたが、あえて「専門家」と選択できるしくみ自体をなくしてしまうという選択肢も妥当なような気がしますがどうでしょう。

 以下蛇足ですが、#11のかたの「匿名のインターネット医科大学」という考え方には私も賛成です。私の父は腰痛で数件の総合病院と整形外科医を訪ねましたが、老人性の腰痛を指摘されるばかりでなかなか解決しませんでした。自分で本屋などで調べるなか、インターネットでPSA値のことを知り専門医にかかり、前立腺に腫瘍が発見され手術をうけたところ、その腰痛はうそのように治ってしまいました。かかりつけのお医者さんでも知らなかったことがインターネットから得た医療情報で、ひょっとしたら命をも救われたかもしれないと思うと非常に複雑な心境です。

 素人の根拠のない想像ですが、医療分野においては専門性が細分化されていることや、ひとたび医療専門家が教育機関を離れてしまうと、意外に最新の医療情報(特に自分の専門分野以外のもの)に触れる機会は少ないような気がします。もしその想像が当たっているとすれば、ネット上で複数の医療専門家が参加し総合的に判断できるしくみが実現できる「バーチャル病院」のようなものがあってもよいのではと思うのです。

 昨今リストラをおそれるあまり、勤務時間内に病院にいくことをためらったり、サラリーマン本人の3割負担の社会保険の来年度からの実施により、ますます病院が遠のくことが予想されます。そうなると逆に国民医療費は上がってしまう危惧もあります。自覚症状だけでも複数の専門家に相談できれば大きな成果が期待できますし、結果が良ければ各公的医療保険から報酬が支払われるようにしても良いのではと思います。

 ともあれ、このようなサイトはこれから社会的に大きな役割と責任を負っていくことは想像に難くありません。ご質問の文章にあるような「専門家」の表記の問題も含めて、その全体的なしくみがますます洗練されていくことを願うものです。 
    • good
    • 0
この回答へのお礼

poor_Quarkさん、改めてご回答いただき感謝します。
「クレタ人はうそつきだ、とクレタ人の老婆が言った」
もそうですが、いつもご回答の中に含まれるエッセンスを特に尊敬しています。常々一般人としてご回答されてみえますが、私もご回答の文面から専門性を感じているひとりです。
『回答した後で、むしろ投稿(中略)そのような時に限って良回答がつけられた上で締め切られていて、どうしようもないというようなこと』
これも参加者は遭遇しますよね。poor_Quarkさんですらそうなんですから・・私など言わずもがなです。
御尊父の件、身につまされるものがあります。futukayoiさんのところで指摘されましたが、初回質問ないしは不慣れな質問者の時にその繰り返しが起こらないこと、コレは分野をといませんがそれを祈るのみです。
繰り返しになりますがご回答ありがとうございました。ご回答のスタンスなどお聞きできて大変有意義でした。

お礼日時:2002/04/10 13:24

shu_s先生今日わ。

この御質問はずっとROMしていたんですがなかなか回答するには勇気のいる御質問なので(サイト関連は特に)今まで考えておりました。さて、以前Yoshi-Pさんも挙げておられるIslayさんの専門家に対する御質問の中で「悟り」にも似た御回答を寄せておられたので単なる質問では無さそうだと思いましたがある種の「警鐘」を鳴らすための御質問の様ですね。
僕の専門家に対するスタンスは基本的にはその御質問の時に書いた回答と変わっていませんが何度か専門家として回答する事の是非について論争が起こっているのを見るとやっぱり専門家をクリックするのがおっくうになりますね。一般人で回答する方が気が楽ですし実際その方が多くなりました。
shu_s先生もお分かりでしょうがある程度このサイトに出入りしている方なら専門家としての回答が「?」という場合はその回答者の履歴を辿っていくと職種や職歴など以前に言及している事が多いので「なるほどこの方ならこういう答え方になっても仕方が無いな」と納得できる事が多いのですが最初から職種が出てくればそんな手間はいらなくなりますね。ただ本当に困っている質問者の場合これくらいの事はして確認していると思いますが・・・。
shu_s先生が危惧しておられる様な事が最も顕著にあらわれるのは入会したその日に重大な御質問をなされておられるような会員の方の場合でしょうね。そう言う方には専門家という項目はある種の権威を感じさせる項目だと思います。ただ、みんなが一般人として違った回答を寄せられてしまうと質問者の方は今よりもっと困惑してしまう可能性があると思います。質問者にとって一番有益な事は正しい回答が専門家から寄せられる事な訳ですからこの項目が全く無くなってしまうのも質問者の為に成らないのでは?と考えています。
僕は医療の分野においては理想的には匿名のインターネット医科大学のような形になるのが望ましいと思っていますがそれにはかなりの数の専門家が必要になってしまうので実際には難しそうです。それに専門家の敷き居を高くすればする程専門家として回答するのに肩が凝ってしまってますます一般人としての書き込みが増えそうですし・・・。むしろ専門家と称する事に肩の凝らないであろう怪し気な方の専門家としての回答が増えてしまう事になるかもしれませんね。
また、職種、職歴まで公表されるとある程度回答を続けている方は個人の特定がかなりの確率で可能になってしまうと思いますよ。まあ僕個人としては現時点でも過去の履歴を辿れば職種、職歴くらいはすぐに分かりそうですから公開されてもかまわないですが他の方はどうでしょう?またそうなると比較的個人の特定に役立ちそうな内容が書き込まれやすいコミュニケーション重視の方のカテゴリーは下火になってくると思います。
また免許番号はかなり重要な個人情報ですからこれを登録しても良いと思える程信頼できるサイト管理者であるかが一番の問題点になるでしょうね。
以上の事から現在の僕の専門家表記についての考え方は先の質問の回答に示したごとく「サイトの成長に期待する」といった所です。現状でも十分に専門家をクリックする時は肩が凝るので・・・。肩の凝らない方はどんなにシステムが変わろうともやっぱり肩が凝らないのだと思いますし・・・。
ただし、定期的に立ち上がるこの手の質問は「警鐘」としての機能をある程度は果たしていると思いますので少しづつでも変化してくるのではないでしょうか?
今回は全くデータ(EBM)に基づかない回答ですので「自信無し」にしておきます。
それでは。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

あまりに完璧な理路整然としたご回答でして、コレをEBMに基づかないので自身無しにするとされますと却って「おしゃれ」に感じてしまいます(笑)
個人の特定や敷居の高さ/低さ・・これは本当に実感するものです。質問でアグレッシブな提案をしてみたものの正直他の回答者の方からご指摘を受けて本音で「やっぱり駄案か・・」と反省するものです。
『警鐘』に関しましてはまさにその通りです。しかも状況の背景も全くその通りです。いつもお名前を見かける方の項目選択や回答を、サイトを使い慣れた人がそのまま鵜呑みにすることはないので危険なのはいわゆる「初回」全くおっしゃられるとおりです。以前の私の回答は「悟りではなく諦め(笑)」でした。今回のfutukayoi先生(←私は医師に先生をつけるのが嫌いなので(?)その意味ではない「先生」です(尊))の回答こそ達観したものを感じます。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2002/04/10 13:13

私が一番危惧している事は、おそらくshu_sさんも同じだと「勝手」に解釈しますが、「気軽」に『専門家』と名乗る人が多いと言うことです。


「病気」「健康」などはハッキリしますよね。医者であれ看護士であれ、時によっては保健婦であれ「専門家」として回答するのは問題無いと思います。専門分野やスタンスの違いこそあれ・・
その他、「法律」や「税務」もしかり、「コンピューター」も場合に因っては・・・

ここの良い所は当然皆様ご承知の通り、知人や友人間で話している様に、ふと思う「・・これってどう言う事?」「こういう時ってどうしたらいいの?」的な事を、見ず知らずの他人に同じ感覚で尋ねることができ、解決できるという事ですよね。
「私はこの経験があります」「アタシも前から疑問だったの」「あっ俺それ聞いたことがあるよ・・」「私の友人が正にそうでした・・・」と言うように・・・そしてたまたま通りすがった(笑)「専門家」がいれば素晴らしいことです。

ですが実際には、私が無教養なだけかも知れませんが(笑)、質問によっては明らかに「専門家」で有り得る訳が無いのに「専門家」を名乗る・・・よく「ツッコみ」ます。「オイ!これに『専門』がある訳ないやんけ!!」とか「おっお前一体何の専門家じゃ!?!」って(笑)。
私のように「下衆」な者の言わせると「そっそこまでしてポイント欲しい?」としか思えませんね(笑)。しかも、内容はお寒いのに・・・あっでもやっぱしポイント付いとる(笑)。
質問者が納得していればそれで良いのですが、閲覧者で有る場合、疑問や「ムカツキ」を感じる事があります。

shu_sさんお考えの案は、気持ちとしてはほぼ全面賛成です(「専門家」と名乗る以上は何の専門家であるか、ハッキリと具体的に知らせるべきだと思います)が、システムの都合や、実行できたとしてその後にここがなんか「お堅い」(私は今でも「お堅い」と思ってますが「乱れて」いるよりはいいので取り敢えず現状に納得・笑)所になる恐れがあるので、逆にいっそのこと「専門家」を無くせば良いと私は考えてます。

以上、一戯言として「自信あり」と致します。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

専門家項目無くしても・・実は文章中に『~経験がある』『教科書的には~』ということで実は変わらないんですよね。自信ある無しに関しても、beavasさんの回答を途中まで読み勧めれば(本音だから自信あり)って読み取ることができてしまう。自信なしだと「聞いた話では~」とかつきますし・・

そういう意味で、同じ意見だと私も思います。
画面にツッコミを入れるところも同じです(笑)。
…お堅いイメージになる。実は皆さんに指摘されてこの部分で最初の私の提案って導入に無理があるなあと感じていたところです。ワイワイ参加する利点はすごく大切だと認識しています。いっそのこと無くせばいいというのも代案として受け入れやすい(きっとシステム的にも軽くなるし)ですよね。

お礼日時:2002/04/10 12:57

補足です。



#8で専門家と名のる判断する基準について触れましたが、これはこのサイトで私が閲覧もしくは回答することがある「英語のカテゴリー」と「財務・会計・経理のカテゴリー」での限り無く『私的な基準』で、他のカテゴリーは含んでいません。

更に厳密に言うと、英語の翻訳を生業とする方と経理を何年も仕事でされてきた方も、実務経験の方が経験を伴わない資格よりも実があると思うので、専門家と考えています。

ということで、専門家という言葉がいかに曖昧な表現であるかと改めて実感しています。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

この補足に関してはごく自然に受け入れることが可能です。やっぱり実体験は重要ですしそれに対する尊敬は誰もが認めるところだと思います。

あらためてご回答ありがとうございました。

お礼日時:2002/04/09 11:29

このサイトに参加してから約3か月になります。

回答者が一般人、経験者、専門家という選択をする必要性にずっと疑問を抱いていました。

専門家を選択された方が一体何を基準に専門家と区分けを判断されたのか、このサイトの表示の方法からだとわからないからです。shu_sさんが積極的に回答されている医療のカテゴリーですが、実社会での医療の分野の細分化(specialization)を考えると、歯科医も脳外科医も看護婦もレントゲン技師もカイロプラクターも漢方医(この言い方でいいのでしょうか?)も引っ括めて一言で「専門家」と医療のカテゴリーでは表記可能ですが、これではあまりにも大雑把な言い方だと思います。このような表記の仕方では、本来の意味で専門家とされる方々がこのサイトで無償のアドバイスをされているという行為に対しての尊敬の念が感じられないし、「ナンチャって専門家」と「一体何の経験者なの?」という回答者を生むことにもなります。

ここで申し上げておきますが、「ナンチャって専門家」と「一体何の経験者なの?」という選択をされた方を批難しているのではありません。自己申告で誰でも気軽に専門家を選択できることから生まれた弊害を問いたいのです。この言い方では悪意を含んだ形になるので、本来の意味で専門家でない方やどのような経験をどの位の頻度でされたか「経験者」の一言で判断することができない経験者を的確に表現する言い方があったら、修正したいと思います。(これも皮肉ではありません!)

何を持って専門家とするのかということは、このサイトでも論議されているようですが、ちなみに私の場合は、その分野でそのライセンスがなかったら営業不可とされるようなライセンス保持者やその分野で最低でも学士を持っていて実務経験があるというのが大間かな基準です。

といって、資格保持者がライセンス番号を登録しなければ専門家を名のることができないとすることにも疑問があります。このサイトは匿名であるという前提に引っ掛かるからです。また、本来の意味で専門家とされるべき方がされた回答を読むと、どこかから引用した内容を合わせただけという回答ではなく、その方がご自分の言葉で書かれた回答であると、読んでいるとわかるからです。

英語で"substance over status"という言い回しがあるのですが、口でいっていることではなく、実際の内容の方が大切だという意味合いですが、本来このサイトでの質疑応答は一期一会と言えるので、回答の内容を重要視し、どの回答が、質問者と閲覧者両方にとって参考になるかという判断できる状況が理想的だと思います。

だから、回答の内容を判断する際、専門家が答えたから正しいという先入観を生む状況を作ることになり兼ねないこの情報は、あって良かったというよりも無い方が純粋に回答内容を吟味する事ができるので、できたら廃止して欲しいと常日頃考えています。その代わりに、他にもっと有意義な情報を提供して欲しいと思います。

それから、とても余計なお世話だと充分承知していますが、shu_sさんがブラックモードを解除される日は来るのでしょうか? 本当に余計なお世話だと思いますが、少しだけ心配しています。

日頃思っている「専門家と名のることへの必要性」に対する私見を申し上げる機会を頂きました事を感謝しています。ありがとうございました。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ライセンス番号の部分に関しましては、具体的に書きすぎたためかえって焦点をぼやけさせてしまった感があって申し訳ないと思います(実は書いてシマッタという部分です(笑))。本音は専門家を選ぶだけではなくその下に小さなウィンドウがあって「コメント」を書き込む…クッキーでいつでも簡単に入れられますよね?そのコメントが職歴だったり経験値だったりというくらいの気持ちだったんです(だけど資格職を詐称しやすい環境は防がねばと勇み足でした)

"substance over status"という言葉は勉強になりました。回答する側になった時には常に頭に入れておくべき事柄ですよね。

『ブラックモードを解除される日』・・これは思わずニヤリとしました。真面目な回答が多い中、誰も言わない皮肉って山椒のような存在感が出るのでは?と自認していました(けして主役にはならないですけれど)が、振り返ってみれば初めて話す人間にこんな言われ方するとやっぱり嫌ですよね~ 私自身このスタンスがあまりに沁みこんで脱却できるかどうか自分でもわからないところです。

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2002/04/09 11:25

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!