
No.9ベストアンサー
- 回答日時:
書評でいちばん頼りにしているのは毎日新聞の日曜に連載されている『今週の本棚』です。
読みごたえもあるし勉強にもなります。
この欄の常連執筆者である方々、
すでに名前の挙がっている丸谷才一を筆頭に
ドイツ文学の池内紀、フランス文学の鹿島茂、評論家の三浦雅士、
日本近世文化の田中優子、米文学の若島正、演劇評論家の渡辺保
といった方たちのは読んでみたくなる本が多いし、第一、名前を見れば何が書いてあるか気になります。
また、朝日新聞に書いていて最近、
「井戸の底に落ちた星」(書評、創作、詩を含む)を発行された詩人の小池昌代も、やっぱりいいですね。
詩人の荒川洋治も書評めいた本を何冊か書いています。個人的に大好きです。
ところで、この方面での世評高い書評と思われるのが池澤夏樹の「読書癖」4冊(いずれも発行は1990年代)。
が、当方、すっぽり抜け落ちていて、まだ一冊も読んでません。
(上記、毎日新聞の執筆者の一人でもあるので、まったく読んでいないというわけにもあたるまいとは思うのですが)
そして、最後に山村修。匿名書評の時代には<狐>のペンネームで鳴らした方ですが、惜しくも去年、鬼籍に入ってしまわれました。残念至極。
最新刊「書評家<狐>の読書遺産」文春新書
若島正の書評の書評を抜いておきます。(毎日新聞2007/2/25)
>もしもわたしが一冊の本だったら、他の誰でもない、<狐>に読んでもらいたい。
>そしてできることなら、書評を書いてもらいたい。
>書評家<狐>こと山村修は、そう思わせるほど稀有な読み手であり書き手だった。
(文中、敬称省略しました。失礼しました)
毎日新聞の書評欄は丸谷組の人々が担当でしたか・・
毎日新聞自体はいまいち印象が良くないですが、書評欄は好みの執筆者ばかりです。うーん、しらなかった。
図書館に行って、チェックします。
他の著者の本も気になりますが、狐=山村修をまったく忘れていました。
以前にどこかでその名を聞いて、ぜったい読まなきゃと思っていたのです。
思い出させてくれて感謝です。
ついでに、風=百目鬼恭三郎のこともおもいだしました。
ありがとうございます。
No.11
- 回答日時:
>県レベルの図書館・・・それすらも遠い。
。御近くの図書館から県の図書館の本を取り寄せられるかも、という意味で書きました。県立図書館ならOPACでインターネット検索できる県もあるかと思ったもので。まだできないようであれば、要望書を出す事をお勧めします。
狐に関しては文庫で、
狐(2004)「水曜日は狐の書評」ちくま文庫 き19-1
もあります。
なるほど。
ただ、前に住んでいた所はOPACで検索できたのですが、
現在の所ではできません。
リクエストを出してみますかね。
よく却下されるのですが。
狐についての情報ありがとうございます。
No.7
- 回答日時:
まだ名の挙がっていない人で。
呉智英「読書家の新技術」朝日文庫
後半に本のガイドがあります。
小林秀雄「小林秀雄初期文芸論集」岩波文庫
No.6:ohbacomeonさん推奨の内藤陳『読まずに死ねるか』は都内公立図書館に結構ありました。
http://metro.tokyo.opac.jp/
県レベルの図書館から取り寄せができる自治体の図書館なら、利用できるかもしれませんよ。
ありがとうございます。
呉智英さんは論語についての文章を読んだことがあります。
ご推薦の本も面白そうですね。
小林秀雄は食わず嫌いでしたが、リストに入れておきます。
県レベルの図書館・・・それすらも遠い。。
田舎に暮らすと、なかなか不便です。
No.6
- 回答日時:
内藤陳
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%85%E8%97%A4% …の
『読まずに死ねるか』
http://www.amazon.co.jp/%E8%AA%AD%E3%81%BE%E3%81 …
『冒険小説』の水先案内としては最適です。
が、在庫がないということは、入手しにくいですかね。
私は、ここで紹介された作者の本をあらかた読んでしまってから、
池波正太郎、藤沢周平、山本周五郎と時代小説に移りました。
と、思ったらこんな本も出してたのね、内藤大先生。
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%93%E3%81%AE%E6%99 …
内藤陳=冒険小説協会長ですよね
「読まずに死ねるか」読みたいのですが、
本屋にも図書館にも無い。。
時代小説も好きだったんですね。この方。
見つけたら読んでみます。
ありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
No.4
- 回答日時:
単行本の紹介ではなく書評家、作家の紹介になってしまいますが
北上次郎(目黒孝二、藤代三郎)
郷原宏
新保博久
山口雅也
北村薫
内藤陳
有栖川有栖
池上冬樹
瀬戸川猛資
野崎六助
法月綸太郎
小山正
大森望
豊崎由美
井家上隆幸
浅田彰
坂東齢人(馳星周)
立花隆
紀田順一郎
阿刀田高
梶尾真治
小林信彦
長谷部史親
群ようこ
丸谷才一
かなりミステリに傾いたセレクトですみません。若干名SF、文学、評論の人がいます。どの人も単行本出してますのでオンライン書店で確認してください。ただし、オススメ本紹介の本ではなく「評論」の本もありますのでその違いには気を付けてください。どの人たちもクセがあって非常に面白いですよ。他にもいたような気がしますが現時点で思い出せるのはこれ位です。
追加で
江戸川乱歩
この人は実作者としてよりもミステリ紹介者、評論者としての功績が大きいのではないかと思います。失礼な物言いですが肝心の「ミステリ創作」にあまり傑作と呼べる物がないような・・・。評論でオススメは「幻影城」です。
どうやら若干私と読書傾向が似ていらっしゃる。
丸谷才一:大好きです。肝心のジョイス、私はだめですが。
乱歩については全く同感です。ただ、あのエログロ世界も捨てがたいです。
目黒孝二=北上次郎って、知らなかった・・・
言われれば確かにとも思いましたが。
知らなかった人、読んだことのない人多数いますので、チェックしてみます。
ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
「ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術」立花 隆
私自身まだ未読なので内容の紹介はできませんが、近々読もうと思っている本です。
すごいインパクトの題ですよね。
出版社の紹介では「この本一冊で三百冊分の威力!」とあります。これまたインパクト大。
既読の本だとエッセイ色の強い本にはなりますが、二冊ご紹介を。
「三四郎はそれから門を出た 」三浦しをん
活字中毒三浦しをんさんの読書がテーマのとても濃いエッセイ集。
紹介本のジャンルの広さに驚かされ、今まで未開拓だったジャンルに挑戦したくなりました。
本の紹介から逸脱した内容も多いですが、三浦さんの読書にかける情熱というかもはや執念のような面がみられてなかなかおもしろいです。
「本を読むわたし―My Book Report」華恵
「小学生日記」で世間を驚かせたモデルのhanaeちゃんが4歳から14歳に出遭った本について、当時の生活について等々を綴っています。
純粋に本を読むことの楽しさを再認識させてくれる一冊です。
10代半ばの著者の本ながら、影響力は大きかったです。
三浦しをんさんは読んだことない作者ですが、
読書エッセイはぜひ読んでみます。
読売新聞の読書ページで面白いエッセイが掲載されていたことを思い出しました。
ありがとうございます。
No.2
- 回答日時:
ダヴィンチも創刊のころは結構読みました。
ただ、雑誌だと新刊紹介の比率が高くなってしまいますので・・
(最近はあまり新刊に食指が伸びないもので)
ありがとうございました
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