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最近になって映画を真面目に(数あるエンターテインメントの一つではあるのですが)
観るようになりました。
どんな映画が自分にマッチしているか、はこれから数を重ねて観ていく中で分かってくると思いますが、
自分の観た映画をより色々な視点から捉えられるようになるにはやはりその道に通達したプロの評論を読んだり聞いたりすることが映画を豊かな目で観るためにも、楽しむためにも良いと思うのです。
そこで皆様にお聞きしたいのですが、
この人の評論なら映画初心者にも薦めることができる。と自信をもってすすめることのできる映画評論家をご存知でしたら教えて下さい。
できれば王道で淀川長治さん(この人以外有名な映画評論家は知りませんが)のような偏りのない確かな映画の眼力を持つ人を紹介して頂けるとありがたいです。
昔の人でも構いません。お願いします。

A 回答 (9件)

範囲は狭いですが、


60~80年代のアメリカ映画なら前出のウェイン町山氏(=町山智浩氏)をお薦めします。
「底抜け超大作」のようなおもしろい評論も書いていますが、

「映画の見方がわかる本」
http://www.amazon.co.jp/%E6%98%A0%E7%94%BB%E3%81 …

と、その続編。

「ブレードランナーの未来世紀」
http://www.amazon.co.jp/%E3%80%88%E6%98%A0%E7%94 …

いう本は、これぞプロ!といった感じで最近の映画評論の中では断トツに分かりやすいです。
難しくてなんだかよくわからない映画だけど「多分名作なんだろうなあ。」と思われている映画(「2001年宇宙の旅」や「ブレードランナー」等)の本当の意味をかなり具体的に教えてくれます。
一度観た映画でも、この人の評論を読むと、もう一度観たくなるのがすごいと思います。

ためしに本屋で上記2冊の本の「はじめに」を、立ち読みでもいいので読んでみるといいですよ。

僕はこの人の評論を学生時代に山ほど読み、現在実際に映画業界で働いています。



ただ、町山氏自身は歯に衣きせぬ意見が多いので、その分、敵が多いのも事実ですけど。。。(キネマ旬報、戸田奈津子さん、20世紀FOXなど)
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この回答へのお礼

来歴を軽く読んでみましたが、町山智浩氏はこれからの映画文化を担っている先導者の一人みたいですね。
多少言動が過激なところもあるみたいですね…良くいえば人にも自分にも正直な方、と言えるかもしれません。
うわべだけの映画評論をしない徹底した姿勢には映画に詳しくない自分でも尊敬の念を覚えます。
まだ紹介していただいた書籍は地元の本屋と図書館には置いていなかったので町山氏の真髄をわかってはいませんが、
映画のイロハがわかるようになった頃に町山氏の批評を取り入れていこうという予定です。
紹介していただき、ありがとうございました。

お礼日時:2007/12/28 18:30

私が絶対的に信用し、文章も達者で、その内容から人間的にも好きなのは3人、


 和田 誠(「お楽しみはこれからだ」「ブラウン管の映画館」など)
 山田宏一(「たかが映画じゃないか」「美女と犯罪」など)
 小林信彦(「地獄の映画館」「僕が選んだ洋画・邦画映画ベスト200」など)

他に、田中小実昌、池波正太郎のご両人の映画評論も楽しかった。
他の、評論家といわれる人たちの本は、読む気がしません。
映画を“芸術”として堅苦しく捉えるのなら私のお薦めの人たちは向いていません。
何しろ、和田・山田の対談で「時によってベスト映画は“リオ・ブラボー”や“雨に唄えば”になる。」なんて言うんだから。
私は大いに同意しますが。。。。
映画を“楽しむ”いい道標になると思います。
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この回答へのお礼

実は自分は回答者様のおススメする評論家の一人、池波正太郎氏のエッセイで感化されて映画を真面目に観よう
という気になったのです。
映画を観て少しでも情操、とは微妙に違うのですが、人間としての感情みたいなものを豊かにしたいな…
と思って映画を真面目に観ようとするようになりました。
映画評論家はwikipediaで調べれば大まかな映画評論家は載っていますが、案外wikipediaに映画評論家としては載らないけれど
映画を「よく」観た映画通の人も世の中沢山いると思うのです。
そういう人を自分のような映画初心者の人も沢山知っているときっと映画をこれから先映画に親しむ上でも堪能する上でも
より円滑になれるようになると自分は思います。
紹介していただいたようなwikipediaには載らないけれど映画通という人も、もっと知っていたらどんどん紹介して下さい。
時間はかかると思いますが、少しずつ色々な人を知って色々な映画との接し方ができるようになりたいと思います。
参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2007/12/09 22:12

既出ですが、故淀川さんの先輩でもある双葉十三郎さんが初心者向けのガイド本を新書で出されています。


参考にされてはどうでしょうか?

映画評論というとなんだか堅苦しい感じがしますが、双葉さんの批評や解説は平易で取っつきやすいですよ。
双葉さんは二万本以上の映画を見ている現役最古参の評論家、映画雑誌スクリーン誌に『ぼくの採点表』と題した映画批評を40年間も連載していました。

「外国映画ボクの500本」
http://www.amazon.co.jp/%E5%A4%96%E5%9B%BD%E6%98 …
ほかにもシリーズでジャンル別に出ているので、検索してみてください。

ただ双葉さんは邦画の批評はあまりしていませんで、邦画に関しては佐藤忠男さんがいいんじゃないかと思います。
佐藤さんは900ページを超える『「映画評論」の時代』という大著があります。他にも全四巻からなる「日本映画史」(四巻で1500頁以上)など、著作は豊富です。
http://www.amazon.co.jp/%E3%80%8C%E6%98%A0%E7%94 …


映画評論家もそれぞれ得意分野がありまして、例えば田山力哉さんだとフランス映画関係の著書が多かったですし、山根貞男さんだとインディペンデント系の邦画には強いとか(強いというのは妙ですが、低予算のマイナーな作品を応援している評論家でもあります)、映画監督のフランソワトリュフォーに関してだったら山田 宏一氏とか、ベルイマンだったら三木 宮彦氏とか、西部劇だったら増淵健さんとか、娯楽系イタリア映画なら二階堂卓也氏とか、皆さん得手不得手があるようです。

映画関係の著書は高価なので、図書館で面白そうなものを探してみるのもいいんじゃないかと思います。
あまりTVや雑誌(特にOL向けのもの)には出ていない硬派?な評論家の方が書かれたものの方が、しっかりした内容の著作物が多いように思いますよ。

あと話がそれるかもしれませんが「映画秘宝」というマニアックな映画雑誌がありまして、ここから発売されている別冊シリーズは、おどろくほど中身が濃いので面白いですよ。
「底抜け超大作」
http://www.amazon.co.jp/%E5%BA%95%E6%8A%9C%E3%81 …
「日常洋画劇場―映画のことはぜんぶTVで学んだ! 」
http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E5%B8%B8%E6%B4 …

最後にネット時代??の評論家を二人挙げておきます。
ミルクマン斉藤
http://cinema.kansai.com/column/milkman/
ウエイン町山
http://www.eigahiho.com/podcast.html
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この回答へのお礼

「外国映画ボクの500本」早速買ってきました。おっしゃる通り平易で取っつきやすかったです。
読み終わった後、「それでは、邦画について詳しい方は誰かな…」と思っていたので
佐藤忠男氏の紹介は大変ありがたいです。氏の名前は岩波ジュニア新書の書籍で知っていましたが、
映画評論のほうが本業だったようですね。氏の日本映画史を読んでその中から自分の感性にあう作品を
観ていこうと思います。参考になりました。
それから、映画秘宝編集の別冊の本の内容をamazonで軽く読んでおきましたが、大変失礼
ながら笑ってしまいました。面白いですがこれを入門者に読ませることは酷な気がいたします。
amazonで内容を読んだだけで中身をきちんと読んでいないのに本について語るのは御法度かもしれませんが。

お礼日時:2007/12/09 20:54

 そうですね。

双葉十三郎、佐藤忠男、山根貞男、品田雄吉、川本三郎あたりが比較的信用できます。北川れい子も悪くないけど、ちょっと偏っている感じですか。

 昔は荻昌弘や田山力哉、南俊子、大黒東洋士、佐藤重臣など力量のある書き手がいたものですが、皆故人になってしまいました(しかも、あまりいい死に方はしていません)。

 我が国は、映画評論の扱いが低いです。各批評家連盟賞が毎回話題になるアメリカなどとは比べようもありません。それはひとえに日本では「芸術」や「文化」としての映画が認知されていないからでしょう。いわば泡沫的な娯楽だと思われているようです(だいたい、映画学科を設置している大学が一つしかないほどですから)。特に最近はテレビ局がタイアップして映画製作をおこない、それがまたけっこう客を集めていることで、「テレビ局の余技」と見る向きもあります。こういう状態だから、おすぎみたいな能なしや寺脇研みたいな勘違いサヨクがデカい顔をしていられるのでしょう。

 何かの本に「何の知恵も知識もないけど、とりあえず文を書いて小銭を稼ぎたい奴が、軽い気持ちで手掛けるのが映画評論だ」と書いていましたが、それも頷けるかなと。。。。 近年のキネマ旬報の映画評欄は、はっきり言ってつまらないですね。「映画芸術」といういささかマイナーな雑誌がありますが、こっちの方が少しはマシのような気がします。
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この回答へのお礼

さきほど購入した双葉十三郎氏の「外国映画ぼくの500本」に目を通しました。
要点のみを的確にとらえた簡潔な文章で読みやすかったです。氏の評論は買った書籍でしか知りませんが、正解でした。(正解という表現はあまり適切ではないかもしれませんが)
西洋シネマ大系という書籍も出版しているようなので、金銭的に余裕ができたらそれも購入して映画を選ぶ目安にしようかと思います。
映画評論の評価はあまり聞いたことがありませんのでよくわからないのですが、
映画自体に関して言えば日本では他の絵画、音楽、文学といった他の芸術の分野の評価に比べると多少大衆文化といった見方が一般的ですね。
なぜ海外では広く認められ発展している映画という文化が日本ではまだあまり芸術としての権利を獲得していないのかは疑問ですが、原因はよくわかりません。何ででしょうね?
キネマ旬報を立ち読みしてくることを失念してしまったため、まだ自分の中でのキネマ旬報に対するイメージができていませんが映画芸術という雑誌も次回本屋か図書館に寄る時調べてみます。
他の評論家は哲学方面で知っていた佐藤忠男氏以外の方は皆初耳でした。暇をみつけて評論を読んでみるなり出版された書籍を読んでみるなりしてみたいと思います。
映画に関して右も左もわからない自分には良い指標になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2007/12/09 20:06

「キネマ旬報」「シネ・フロント」などの映画雑誌には、色々な映画評論家の文章が載ってます。

自分の観た映画の評論を読んで、自分に合った人を探してみてはどうでしょうか。図書館には過去の号も揃ってると思います。

あとA No.4さんがいうように、映画って人によって好みがありますよね。キネマ旬報2月下旬号には年間ベストテンが載っており、誰がどの映画に票を入れたか分かる採点表が載ってます。それをみて、自分好みの映画を高く評価している評論家を探すのもいいかもしれません。

↓を読むと2005年のベストテンでは、51人の審査員がいて、日本映画は87本以上の映画に票が入ったようです。
http://trivial.way-nifty.com/trivialities/2006/0 …
http://trivial.way-nifty.com/trivialities/2007/0 …
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この回答へのお礼

ある程度映画を数をこなして観るのはもちろんのこと、映画雑誌も読んで色々な人の見聞を読んだりする中で映画の感性は磨かれていくのでしょうね。
キネマ旬報、存在は知っているのですが、ロードショーやスクリーンといった雑誌に比べると、多少高尚な雑誌だと聞いたことがあるのですが、
百分は一見に、と言いますので
映画雑誌、早速いくつかある映画雑誌の中から自分に合いそうな雑誌を本屋に足を運んで読んで選んで購入したいと思います。
キネマ旬報2月下旬号は年間のまとめが載っているそうなのでそれは図書館に行って読むつもりです。
キネマ旬報2月下旬号はまとめの総評という情報は回答を頂いて初めて知りました。
参考になりました。

お礼日時:2007/12/06 14:57

どうしても人には好みあるから、年明けの年間映画ベスト10とか見て、自分と感覚の合う人を探すのが、いいんですけどね。



映画を長年見続けてきたことからすると双葉十三郎さんかなぁ。
著作はAMAZONで検索してみました。

http://www.amazon.co.jp/s/ref=sr_kk_1?ie=UTF8&se …
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この回答へのお礼

確かに人には感情があるからどうしても作品に対して自分の中で好き嫌いで分けてしまうものですよね。人間関係にも置き換えられそうです。
寧ろそのほうが人として自然なことだと思います。
(たまに例外の方もいて生きていて嫌いな映画や人に出会ったことがないという方もいるそうですが、よほど殊勝な心掛けで映画や人を観ない限りありえないことですね。
ちなみに淀川長治さんはそうだったらしいです。知っていたら失礼しました)
双葉十三郎さん、齢90歳になっても映画評論をしているというだけでも脱帽します。こんな方もいるのですね。
映画を観る人で知っている人は知っている、みたいな。
ただ、それだけ長く映画を観ていて批評しているのに何故現代で周りの評論家や一般の映画通の方から多くの評判を聞くことがないのか、
が疑問に残りますが。
双葉十三郎さんの書籍を一冊買ってみたいと思います。
アドバイス参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2007/12/06 14:44

“田山力哉”っていう人だったかなー。

学生の頃映画好きの友達が崇拝してる人が一人二人?いたけど、名前を失念してしまいました~。たぶん、こんな感じの名前(漢字)だったと思うー。間違ってたらごめんなさい。
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この回答へのお礼

Wikipediaで、田山力哉さん載っていました。間違っていませんでしたよ?載っていたのは名前だけですが。
そのため実際どんな活動をしていたかは不明ですが、映画評論家として
載っているし、回答者様の友人が崇拝なさったぐらいですから、きっと
他とは一味違う批評家だったのでしょう。もう少し映画の世界に踏み込んでいったときに、自分も田山力哉さんの批評に出会うことになるかもしれません。
まだまだ先の話だと思いますが。
情報提供、ありがとうございました。

お礼日時:2007/12/06 03:48

こんばんは。


おすぎなんて映画評論家じゃないですね。
お金貰えばどんな映画も宣伝するし
自分でほめる映画は同性愛の映画ばかりだし映画評論家を名乗るクズです。
私は見たいなーって思っててもおすぎが宣伝すると見たくなくなります。
このジャンルでも「おすぎ」で検索すると「いかに参考にならない評論家?」
かがよくわかります。

さて淀川長冶先生、以外であればやはり水野晴郎さんだと思います。
ご覧になっている映画本数もすごいようですしご自分で映画配給会社も作ってましたし今はDVD販売でコメント解説を入れたりなさって
いるようですしね。

まあ「シベリア超特急」は別物ですが(苦笑)

おすぎについては#1さんの意見に反対するものではなく#1さんの書き込みがなくても書いてましたので#1さん気分を害されませんようお願い致します。
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この回答へのお礼

おすぎさんの場合彼女の特殊な生い立ちと気質が映画観にも作用すると思うので、
般人も肯く全うな批評をするのは難しいかとは思います。
そして何より、お金で作品に対して好評価を下すような行為に対しては当然批評家として追及されるべきだと思います。
悔い改めてまともな批評家になってほしいです。

やはり最近では水野晴郎さんですよね。
しかし作品を理解する力と表現する力は、また別の能力が必要みたいですね。
例えるなら本を読書することと執筆することぐらいの違いでしょうか。

参考になりました。他にお薦めの評論家をご存知でしたら教えて下さい。ありがとうございました。

お礼日時:2007/12/06 03:38

おすぎ

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この回答へのお礼

>>おすぎさん、が映画評論家という、名が出てきて驚いています。
あの方、映画のCMやっていますよね、
その時点でアウトではないかと思います。
タレントが、どんな生き方しても良いと思いますが、選択するがわにルールや規範を持ちましょう。
おのずと偽者はいなくなります。

>>オスギさんですね。
自分の好き嫌いで作品を分けちゃう、
作品それぞれの見所良いところ悪いところを
織り交ぜて批評しなければ、全てオスギさんの
価値観が大衆に当てはまっているわけじゃないからね。

以上転載
最近の人ですよね。テレビで見たことあります。映画評論家としてのおすぎさんは賛否両論あるみたいで、一流の映画評論家と言われるにはまだ発展途上の方なのかもしれませんね。
他に最近の映画評論家といえば水野晴郎さんが思いつきますが、最近の映画評論家で般人に薦めることができる人というのは、
他にあまり思いつきませんね。般人にお薦めとなると時代的におのずと少し前の方になるのかとも思います。

お礼日時:2007/12/05 23:05

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