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こんにちは。
アメリカ大統領選の民主党選でのヒラリークリントンがよく演説の前に、観衆の一部を指差して、何かを言っているようですが、あれは何なのでしょう?
大勢の民衆が拍手をしている前で、一部の人達に意見を言っても聞こえるとも思えませんし、また意味のある事とも思えません。
それにアメリカ文化では人を指差す事は、良い様に受け入れられているのでしょうか?
私はあの行為を見る度、不快に感じます。
(文化の違いと言えばそうなのでしょうが。)

いろいろご存知の方、ご意見賜れば幸いです。

A 回答 (2件)

ロック音楽やアイドル歌手のコンサートにいらしたことはありませんでしょうか。

こんなふうに感じるものです。大勢の観客に交じって、壇上の大好きなアーティストを見上げる。壇上のアーティストは一人か二人だが、観客は数千、下手すると数万人いる。自分のようなちっぽけな存在など、誰も相手にしないだろう。どうせ私なんか、と。

でも、運よく前の方の席を手に入れられたりすると、アーティストが自分に向かって指をさしてくれることがあるんです。それも怖い顔で。すると感じるんです。私を認識してくれた! 私だけに特別なジェスチャーをしてくれた! 私だって認められることがあるのか! 私も何か影響力を及ぼせるかもしれない!と。

狙いは、そこでしょう。ヒラリーが何を言っているかは問題ではありません。ちょうど演歌歌手が、マイクを離して口を動かしだけで「ありがとうございました」という感謝の念が聴衆に伝わるのと同じで、「あなたを認めたわよ。あなたに期待してるわよ。一緒にやるよ」という意気込みが、指をさされた人に伝わればいいのであり、またほかの人々も「次は自分に、その期待が投げかけられるかも」と思わせることができればいいのです。

アメリカでは日本以上に、指差し行為が失礼だと思われています。私もアメリカ人の友人などに指差し行為について、さんざん戒められたので、ちょっと誰かが「あれを見て」なんて指をさしただけでゾッとします。指差しは、それだけインパクトがあるのです。でも、インパクトがあるからこそ、好きな人に、自分が求めているときに、指をさされると、効果があるのです。

ちなみに、米国はもともと「個人に対する期待」を重んじる傾向があります。例えば国のマスコット、アンクル・サム(サムおじさん)といえば、サムがこちらに向かって指をさしながら「I want you.(君がほしい)」と言っているポスターが有名です。また、ジョン・F・ケネディの「国があなたのために何ができるかではなく、あなたが国のために何ができるかを自身に問いましょう」という演説は有名です。つまり、「きっと誰かがやってくれるよ」ではなく「私がやらなくて誰がやる」という気持ちをあおることで、国を盛り上げる慣わしがあります。その「私」を引っぱり、支えるのが、政治家の本来の使命、ということになっています。
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この回答へのお礼

長文によるご返答ありがとうございます。
大変参考になりました。

お礼日時:2008/05/22 07:45

アメリカの政治家の演説シーンでよく見かける仕草ですね。



推測ですが、『やあ来てくれてるね。君のことを覚えているよ』と、いった感じで指さしているのでは?
実際にその様な人が居ようが居まいが、とりあえずその様な仕草によって、聴衆との距離を縮める事になるんじゃないでしょうか?

まあ日本の政治家と違い、普段から市民との接触が多いので自然とその様な感じになるのかも知れませんが。
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この回答へのお礼

ご返答ありがとうございます。
参考になりました。

お礼日時:2008/05/22 07:45

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