プロが教えるわが家の防犯対策術!

村山由佳さんの『ダブルファンタジー』(週間文春に掲載・8月夏の特大号で最終回)について、

「~~~~な小説だったよ」みたいに、
友だちに説明したいのですが
うまく書けずに困っています。

セックス描写があれだけあるのだから
エロスをつきつめた とかが無難でしょうか?

実はわたしは率直には、エロいと思えなかったのですが、
(「イタい」と思えてしまい…)

エロかったですかね?
いろいろな年齢や年代かたの感想が聞きたいです。

*私は31歳女性です。

A 回答 (2件)

はじめまして。


二十代後半の若輩者に加えて、ご質問のダブルファンタジーをまったく知らないのですが、村山由佳さんの作品に、ハマって読みあさった時期がありますので、お邪魔させて頂いてもよろしいでしょうか。。。?

村山由佳さんの作品は、数多くありますが、「文学的に価値がある(かも知れない)」作品群と、「ライトノベル」に分類されそうな作品群、の二種類あるように思います。

前者には
「翼」「海を抱く」「BAD KIDS」等が入る、と思いますし、

後者には
「おいしいコーヒーの入れ方」シリーズ が筆頭に上がる、と思います。

更に、村山由佳さんの作品の「特徴」として、「性的な描写」があると思います。その「性的描写」が「必然」「必要に差し迫って」描かれている作品(例えば「翼」「海を抱く」)と、そうでは無い作品があるなあ。。と私は感じます。村山さんの「性的描写」は「かなり細かい(激しい?)」気が、私はするのですが、時々「作品から浮いている」と思う時があります。

なので、ご質問の「ダブルファンタジー」が「どの分類」か、「性的描写の位置づけ」がどちらか、未読の私には判らないのですが、質問者様の読後感想で、「文学的だなあ」「これらの性描写は必要だったんだ」と思われたのであれば、ご自分が「主題」と感じられた事を「具体的に」お伝えになれば良い、と思いますし、「読み易かった」が感想の筆頭であれば、「面白いから読んでみてね」で良いのではないでしょうか。。。

>セックス描写があれだけあるのだから
エロスをつきつめた とかが無難でしょうか?
>実はわたしは率直には、エロいと思えなかったのですが、
(「イタい」と思えてしまい…)

「セックス」を「人の生に必要な物」として描く場合と、「手法の一つ」として描く場合、の二種類が小説にはあると考えています。「性=生」の場合と「性=悦」の場合です。村山さんはこの両方を、作品によって「使い分けている」と感じますので、必ずしも、「エロスを突き詰めた」とも言えないのが「難しい」ですよね。。。。。

セックス描写が「眼につく」、更に「イタい」と思われたのでしたら、あまり「重たい」作品では無かった、のでは無いでしょうか?
    • good
    • 0
この回答へのお礼

yukkinn66さん、回答ありがとうございます。非常にうれしかったです。
わたしはお恥ずかしながらダブルファンタジー以外の村山さん作品は一切読んだことがありませんでした。だからyukkinn66さんとまったく逆になるのですが、セックス描写が多いかただったんですね。初めて知った次第です。ありがとうございます。

また、

>村山さんの「性的描写」は「かなり細かい(激しい?)」気が、私はするのですが、時々「作品から浮いている」と思う時があります。

とくにこのあたりは、私のモヤモヤに関連しているように思いました。
性描写は、細かかったです。非常に。

それで、ご回答のおかげで自分の感想もだんだん整理されつつあるのですが、

わたしは「こんなセリフ言う?」とか「こんなセリフで感じちゃうの?」とか思うことが多くて(^_^.)、(例えば主人公たちがベッドの中で話してセックスで超盛り上がったりするシーンで、私は「なんだろうこの人たち…」と思っている、というようなギャップです)

たぶん、セックス描写部分以外も含め、わたしは主人公や周辺の人物の誰にも、全然共感できていなかったんだと思います。。。
それで、「よくわからない」って感じになっちゃったんだと思います。

また、質問したあと後いろいろ調べていたら、村山さんは近頃離婚をされたそうで、私小説なんじゃないか、と書かれたサイトなどあり。(ダブルファンタジーでも主人公(モノを書く仕事)が田舎暮らしや旦那から離れたりする)
これになんとなく納得しています。

長いのにとりとめないものになってしまいましたが、yukkinn66さんのご回答のおかげで、自分の感想がずいぶん整理できました。ご回答くださり、本当にありがとうございました。

お礼日時:2008/08/18 16:12

お礼をありがとうございます。


拝読しまして、ひとつ浮かんだ事がありまして、またお邪魔致しました。

「ダブルファンタジー」は「連載」だったのですよね?
「連載」って「すこしチグハグ」になる事があるような気がします。。。と言っても、我が家は新聞は取ってないですし、あまり「数を読んだ」訳では無いのですが。

私が「連載の特殊さ」を感じた(と勝手に思っている(汗))は、以前日経新聞(かな?)に連載されていた、灰谷健次郎さんの「天の瞳」です。灰谷さんファンの私は大喜びで読んだのですが、なんだか「違和感」があるのです。いろいろ考えた結果、思い至ったのは、毎回の「字数制限」、その中で「読み手を捕まえ続ける展開」が要求される「連載」では、「作家本来でない作品」が出来上がってしまう事もあるのでは無いのかな?、と言う事でした。(新聞も雑誌も「部数増」が第一目標なのですから。)

「連載」を仕事にしている作家なら「得意」な事が、そうでは無い作家にとっては「足かせ」にしかならない事も考えられる。。。。だから、「ダブルファンタジー」が村山さん「本来」の魅力、実力が出し切れていない作品かも知れません。そんな事から、「性的描写」に違和感を感じてしまった可能性もあるのでは無いでしょうか?

>わたしは「こんなセリフ言う?」とか「こんなセリフで感じちゃうの?」とか思うことが多くて(^_^.)

村山さんも「字数に合わせる」為に、「違和感ある」言葉になってしまったかも知れませんよね。(と、「適当な回答者」の独断ですが。。。笑) でも、セックスって「ペアの数だけ」雰囲気も使う言葉も「違う」ものだと思うので、ちょっと「覗き趣味」って事で、「楽しんで」しまえばいいかな~~と、そういう展開になったら私は思います(大笑)

あ~~~!全然回答になってないですね。。。。汗


村山さんの作品で、「海を抱く」は、思春期の「性を知る」過程の「葛藤」を興味深く読みました。「大人な雰囲気」でしたら「翼」がお勧めです。こちらは「性的描写」に違和感は感じませんでしたので、「読み比べ」てみると面白いかも知れません。

やっぱり回答になってませんね、申し訳ありません!!
    • good
    • 0
この回答へのお礼

お礼が遅くなってすみません。ありがとうございました!

お礼日時:2008/08/29 12:09

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!