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仮面などは普通、顔前面を覆い隠すぐらいの大きさですが、能楽で使われる能面はそれより一回りほど小さく、前面から見ると顔が結構はみ出していますよね。
あれは何故なのか、何か歴史や理由があるのか、知っている方がいらっしゃれば教えて下さい。

A 回答 (1件)

検索してみました。


「あごから首にかけての動きが見えることによって、見る側に感情の微妙な部分が伝わる」ということのようです。
たしかに、顔や頭全体を覆ってしまうような仮面ですと、完全に「人間ではない何か」を見る側は連想してしまいますが、
能を見るとき我々は、面をつけている演者を「我々と同じ人間」と認識して見ますもんね。それが鬼女や般若であっても、「人間」としての演技を見ていると思います。
そういう細やかでリアルな感情表現のために、面は小さいほうがいいということのようです。

あと、他のサイトに
能面は人間の全ての感情を面ひとつで表現するので、面には全ての感情がこもっている、しかし全ての感情を表現するてめに、一見無表情に作ってある。
そうやって感情を「凝縮」していくためには、実際の人間の顔よりも小さいほうがいいのだ
みたいな記述もありました。
たしかに、大ぶりなお面は、一定の感情を大げさに伝えるには向いていますから、その逆も言えそうです。

参考URL:http://www.the-noh.com/jp/trivia/015.html
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この回答へのお礼

解答ありがとうございます。
面を付けながら表情豊かな演技ができる。先人の繊細な感性とアイデアには頭が下がる思いです。

お礼日時:2008/11/17 19:28

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