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休耕田で牛を飼いたいと思っています。
40aくらいあります。
先ず何から始めたら良いでしょうか。
実際にこの様な事に詳しい方のご意見ください。

A 回答 (3件)

 休耕田利用の牛放牧については、最近全国的に注目されつつある飼養形態で、都道府県によっては積極的に推進しているところもあります。


 使用する器具などに補助がついたり、放牧する牛をレンタルしてくれる制度がある都道府県もありますし、放牧牛の飼養管理等についてフォローしてかなり綿密に指導してくれるところもあります。
 "カウベルト、移動放牧"などで検索して調べてみて下さい。
 まずはお住まいの都道府県の畜産主務課に問い合わせてみることをお勧めします。

 40aでしたら良い草が生えていると仮定して、目安として2頭の牛を200日放牧できる、となっています。草は別に牧草でなくても野草でも十分だそうです。
 放牧地の周囲は電柵を設置することになります。最近はポリワイヤーと簡易な支柱を用いた簡易電柵がよく用いられます。経費は1haあたりソーラーパネル付きの電源(電牧機)を含んで約13万円ということです。

 他に牛を移動させたり処置をする際に牛を捕獲する設備が必要です。
 移動式のスタンチョン(牛が餌を食べる際などに首を出すと自動的に捕獲できる器具)が確実で容易に捕獲できるのですが、けっこう高いのでロープで捕まえて足場のパイプを組んだ捕獲場所に繋ぐ人もけっこうおられます。

 エサは、草が十分ある限り基本的に必要ありませんが、放置してしまうと牛が"野生化"してしまうので、人に馴れさせるために定期的に少量のエサをやることが多いです。

 まだまだ電柵に牛を馴れさせるための馴致が必要とか(簡易電柵で馴致が不十分だと高確率で牛が脱走します)、細かいノウハウは山ほどあるのですが、ここでは書き切れません。
 まずはお住まいの畜産主務課に相談されるのが良いと思います。

この回答への補足

ありがとうございます。
やはり動機付けとして採算が取れるか気になります。ご存知であればご教授ください。

補足日時:2008/11/15 12:05
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 No.1のJagar39です。


 動機付けとして採算性を重視してやる人はいないと認識しているのですが・・・

 ご存じだとは思いますが、休耕田放牧は和牛の雌(繁殖牛)を放牧します。乳用牛(ホルスタイン種等)を放牧する例はあまり(ほとんど)ありません。意味もないですし。

 和牛の繁殖ということで、この牛から得られる収入は「これらの雌牛から産まれた子牛を売った代金」ということになります。
 40aの土地ということなので、2頭を4月半ばから11月初旬まで放牧することを考えると、種付けは遅くとも2月下旬までには済ませていなければなりません。
 ということは子牛が産まれるのは11月下旬か12月上旬頃になります。
 すなわち、収入になるのはさらに8ヶ月後の翌年の夏、ということになりますね。子牛1頭が、血統や子牛の状態によって大きく違うのでなんとも言えませんが、40万円ということにすれば、放牧の次の年に2頭分で80万円前後の収入が見込める、ということです。

 この80万円の収入から、電柵や給水施設、スタンチョンなどの捕獲設備、雌牛と子牛のエサ代、その他諸々の経費を払わなくてはなりません。
 というわけで、労働者(要するに自分とせいぜい家族ですが)の労賃を計上することは、まずできません。まあ「金のかかるペット」といった感じですが、上手くいけば経費は子牛を売った金で還ってくるので損はしない、という程度の話です。

 ただ、同じ牛2頭を牛舎で飼うことを考えれば、放牧期間中のエサ代や糞の処理などの労力がかからないので、放牧した方が採算性は良くなりそうです。

 質問者さんが既に牛を飼っておられる和牛繁殖農家で、採算性のために休耕田放牧を考えておられるのでしたら、全体の飼養頭数や牛舎と放牧地の位置関係等のパラメータによって多少変わってきますが、まあやってみるだけの価値はあるのではないかと。
 今から牛を飼う、という方でしたら、とりあえず「これで儲けよう」とは考えない方が良いと回答しておきます。雌牛の導入経費もかかりますからね。定年退職してから牛を飼い始める人もけっこういますけどね。
 No.2の方が引用されている山口県など、牛をレンタルしてくれる自治体もいくつかありますので、都道府県畜産課に相談してみて下さい。
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