海外旅行から帰ってきたら、まず何を食べる?

先日家族が録画していたちょっと古いテレビ番組を見ていて、とても引っかかるコメントを聞きました。
「医者不足の昨今、国が医者になるまでの学費を免除すれば、経済的にめぐまれてない意欲と能力のある人間を医者にすることができる。そうすれば社会も助かり一石二鳥」のような提案をテーマにしたバラエティ番組です。

お笑い系のバラエティとはいえ、パネリストとして医者の免許を持つ国会議員など、意見を聞くに値しそうな面々がそろっていました。
興味深く見ていたのですが、途中この案に反対という一人(国内外の大学で教鞭もとる国際的文化人・活動家)が、「国がお金を出して、何処の誰ともわからない人に医者の仕事を任せられない」と発言したのです。つまり、「何処の誰ともわからない人=医者になる学費を捻出する余裕のない人、またはその家庭の若者」ということです。大学に行ける金がない人間は、医者として信用できる責任能力も備わっていないと言わんばかりです。

実際このアイディアが現実的かどうかはともかく、反対の理由としてこのコメントが出たのはショックでした。そしてそのコメントになにげに反論しない周囲のセレブな知識人。
聡明な文化人としてテレビによく出演されるこの方も、当たり前のように、こういった差別発言をするんですね。とてもがっかりしました。ある程度社会的地位と知的水準の高い環境に生まれ(もちろん努力やそれぞれ人生の苦労はしてると思います)、それなりの地位についた人であるがために、選ばれた者としての自負がこういった隔たった発言になるのかと想像しますが、どうなんでしょう。

この先日本も、この上から目線な格差意識がどんどん実社会で表面化していくのでしょうか。
日本人のほとんどを占める普通のまじめなのサラリーマン家庭でさえ、運悪く子供の学費さえ捻出できなくなり得るこの時代でも、案外一般的な発想なんでしょうか?  

どう思われますか?

A 回答 (6件)

 多分発言者の舌足らずですね。


 おそらく、「将来高給取りになって、しかもそれを社会に還元しない可能性が高い人間を税金で教育するのってどうなの」といいたかったんでしょう。
 実際には、大学以降に関しては自治医大をはじめとして、僻地医療に専念する(嫌ならそれまでの学費を支払う)ことを条件として学費免除、生活費支給とする医療系大学があり、また、そういった奨学金制度は多いので、その発言をした発言者はもとより、番組自体も実情からずれているような気がしてなりませんが(番組の意図が、将来医者になれそうな中学生・高校生の支援なら話は変わってきますが)。

 質問者さんの、『大学に行くお金のない人は、そもそも信頼できる人間ではない?』考え方は、18世紀の社会では常識的だったような気がするので、人々のものの考え方が200年前の水準まで退化したらこれが常識となることはありえるでしょうが、腐っても現代的な分別がある社会で、そういった発想が一般的ではないことは断言できるかと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>>腐っても現代的な分別がある社会で、そういった発想が一般的ではないことは断言できるかと思います。

自分はこういった言葉がききたかったのだと思います。そう信じたいと思います。
実は私は多国籍国家の国に住んで10年になります。日ごろ人種差別による不公平を感じる機会はないのですが、日本にいたときには考えたことのなかった経済的な格差によるチャンスの不公平を目にする機会がよくあります。人種差別は法的にもかなり整備されているし感情的なものがほとんどですが、経済的な差別も根が深いと思います。
日本も経済格差がさらに広がるといわれている中、世間ではどんな意識なのかなと思ってしまって・・・。

回答者さんのように自信を持って断言していただくと、とても頼もしく感じます。すべての人がそうあってほしいと思います。

お礼日時:2009/02/28 18:55

文章の理解が違うのでは?




>つまり、「何処の誰ともわからない人=医者になる学費を捻出する余裕のない人、
>またはその家庭の若者」ということです。医者の仕事を任せられない」

このようには解釈できません。学費を捻出できない人云々と定義していたのは賛成派の人です。
何処の誰ともわからないのですから、金持のAさんとも分からない人。つまり金持も貧乏人も含むという風に考える方が自然では。

本気で医者になるのかどうかも分からない人に数百万~数千万円のお金を出すと、どうせタダだから医学部でも行っておこうかななんて人が出てきかねません。
料理でもタダでもらえるなら好き嫌いに関係なく高い方をもらう人はたくさんいます。一方、自分でお金を出すからには高いからなどではなく、本当に食べたいものを選びます。


ちょっと脱線しましたが、どこの誰とも分からない人というのは金持ちやら貧乏人の差はあまり考えていないと思いますよ。
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言葉足らずでしょうがそれ以上深く言えなかったと思いますよ。



差別以前に医師不足は頭数の問題では無いですから。
安易な発想で頭数を増やそうというのは危険ですよ。
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国が支出するとなった時点で、


その対象が利権がらみの特定の人間に偏ることを
危惧してのことではないでしょうか。

例えば、反日教育を受けた隣国の方々を安易に医師にしてしまうと
彼らは本当に日本人を差別して医療にあたってしまいます。
そうなると弱いお年寄りや子供などが被害にあってしまいます。

そのパネラーが言った内容の前後が分かりませんが、
こういう考えを留意頂けると幸いです。
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます。
反日教育を受けた方々でも、資金があれば医師になる勉強をし働くことが出来るので、もし「被害」があるとしたら、現状は変わらないのではないでしょうか。反日運動も困ったものですが、個人的には金持ち上位主義にも嫌悪を感じます。

ただ回答者さんのおっしゃる事もわかります。
その案に「日本国籍を持つ者に限る」などの制限はある程度必要だと思います。そのパネラーは世界各国の情勢を肌で知っていると思うので、何か悪くころんでしまった場合の事を考えたのかもしれませんね。

お礼日時:2009/02/26 07:58

質問者さんの捉え方は、うがった捉え方に思えます。



「貧乏人に医者になる金をあげたくない」と言ったからといって「金持ちなら良い」という事にはなりませんよね。
相手が貧しかろうと金持ちだろうと、誰だってどこの誰ともわからない人に国のお金なんてあげたくないでしょう? 単純にそういう意味だと思いますよ。
あるいは転じて「特定の人間だけが得する様な援助は、出来るだけ控えて欲しい。」という意味にも取れますね。この場合、障害者・福祉等の援助とは訳が違いますからね。もし特定の人のみが国のお金で医者という立派な職業につけるのだとしたら、それは少し待遇が良過ぎるかなという気もします。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。確かに自分でも、ちょっとひねくれた反応かなとは思いますが、やはりどうしても腑に落ちません・・・。

おっしゃるとおり、医師になって得られる個人的なベネフィットは、たんなる社会奉仕で得られる満足感とは桁違いです。
何しろバラエティ番組の中での仮の案なので何とも言えませんが、たとえば奨学金の一つのように、社会人になった後、収入から全額返済ということだってできるわけです。実際そういった制度は他所の国でも見られます。
今現在は「学費が出せる人間だけが得をする様なシステム」ですよね。
医師になるには、その分野の専門知識はもちろん、責任能力、道徳感などが必要になると思うのですが、それらは何年もかけて勉強する過程で試されていくものではいでしょうか。お金をだしてもらえば誰でもなれるという訳ではないはずです。

お礼日時:2009/02/26 07:36

その発言した人誰です?別に言っちゃてもかまわないと思うんだけど。

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この回答へのお礼

これは、そのパネラーの発言を私が一方的に解釈したことなので、もしかしてその人の本意は違う所にあるのかもしれません。
この方に限らず、一億総中流と言われて久しかった日本でも、折々そういった「家柄と裕福さ=品格と聡明さ」その逆もまたしかり的な発言を耳にします。一億総中流があやしくなりつつある昨今、選ばれた自負のある人たちは、そうあるべきと信じてるのかなぁと・・・。
世間的にはどう受けいられているのかと思った次第です。
やっぱり誰でも希望のもてる、平等な世の中になってほしいですから。

お礼日時:2009/02/26 08:12

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