
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
自明なことと思われるかもしれませんが、地球は自転しているとします。
1. 太陽も地球も互いに静止していて、地球の地軸の傾きだけが太陽と地球を結ぶ方向に対する角度を変えるなら、日の出時刻が最も早い日と、日の入り時刻が最も遅い日は夏至と一致します。
2. 地球が地軸を傾けたまま完全な円軌道上を公転しているとします。1と違って、日の出のときと日の入りの時との太陽と地球を結ぶ方向の地軸の傾きは異なります。このため、日の出から南中時までの時間経過と、南中時から日の入りまでの時間経過は等しくなりません。地軸の相対的な傾きの変化の影響は、夏至の日一日だけのことなら小さなものかもしれませんが、積み重なると大きくなり、日の出時刻が最も早い日と、日の入り時刻が最も遅い日が夏至に一致しなくなります。
3. さらに、地球は楕円軌道上を公転しており、これだけで天球上の太陽の移動速度が変わってきます。しかも、(地球上の観測緯度の効果を抜きにして、)地球からみて太陽の"動き"が最も遅くなる日や最も速くなる日は、夏至や冬至の日ではありません。このため、やはり日の出時刻が最も早い日と、日の入り時刻が最も遅い日が夏至に一致しなくなります。
2.3.を合わせた効果を「近時差」と呼んでいます。
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