海外旅行から帰ってきたら、まず何を食べる?

管理会計論を勉強していて、バランストスコアカードがなんなのか(なんの為にあるのか)、よく分かりません。
ウィキペディアなどインターネットのサイトを見てみてもいまいちよく分かりません。
分かりやすい解説を教えていただきたいのですがよろしくお願いします。

A 回答 (1件)

バランス・スコア・カードとは、戦略が策定されていることを前提として、その戦略を遂行するための具体的な計画を設定して、統制するための経営管理システムのことをいいます。


もともとは、業績評価システムとして誕生しました。それまでは、財務的な要素ばかり(売上高利益率など)で業績評価をしていたのですが、それがだんだんと問題視されるようになりました。そこで、もっといろんな視点で業績評価をしようという考えから、バランス・スコア・カードが活用されるようになったのです。
そこでは、「財務」だけでなく、「顧客」、「業務プロセス」、「業務プロセス」、「学習・成長」といった視点から、業績が評価されます。
これが発展して、経営管理に利用されるようになりました。
具体的に説明します。
企業は、最終的には利益を得なければいけないので、財務的な目標(資本利益率10%など)をおきます。それを達成するためには、顧客を満足させる必要があるのでその目標(クレームの電話回数を半分にしようなど)をたてます。さらに、それを達成するための業務プロセスの目標(アフターサービスの充実など)、そして、そのように業務プロセスを改善することができる能力をもった従業員の養成における目標、といったように、この4つのそれぞれが、因果関係をもっています。

バランス・スコア・カードの手順は、以下のとおりです。
まず、漠然とした戦略を達成するための戦略目標を、先ほどの4つの視点で立てます。また、ここで、成果尺度を設定します。どの尺度(金額や人数など)で成果を測定しようかということです。また、パフォーマンスドライバーを設定します。これは、結果ではなくて、プロセスを重視した業績測定の指標で、成果尺度が「遅行的指標」と言われるのに大して、パフォーマンスドライバーは、「先行的指標」といわれます。
次に、それが企業全体に周知されます。下位に伝達されるにつれて、目標が具体的になり、それぞれの従業員が、何をしたらよいのかということを理解できるようになります。
そして、財務的な到達目標を達成するため、他の3つの視点における具体的な目標値を設定し、それを達成するための実施項目が設定されます。実施項目とは、具体的な活動のことです。
また、戦略が意図したとおりに実施されたかを検討していきます。ここで、意図したとおりに実施されないとき、戦略遂行の手段を見直す(業務管理ループ)だけでなく、戦略そのものを見直す(戦略的学習ループ)必要があるのではないか、ということが考えられます。先ほど説明したとおり、「学習・成長」の視点から「財務」という最終的な目標までがつながっているので、このようなフィードバックが可能となります。このことを、「ダブル・ループの学習効果」とか言ったりします。

私も勉強したばかりでわかりづらいかもしれませんが、よろしければ、参考になさってください。
また、間違えなどありましたらご指摘お願いしたします。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

詳しい回答ありがとうございます。

大変よく分かりました。

ありがとうございます。

お礼日時:2011/09/16 09:37

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!


おすすめ情報