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相当因果関係の有無について教えてください!

と、ある問題集に

「甲は友人乙を驚かせようと考え、その夜、路上を歩いていた乙に、いきなり玩具のけん銃をつきつけた。ところが乙には重い心臓疾患があったため、驚愕したショックで心臓麻ひを起こして、死亡してしまった。」

という事例がありまして、

1.乙の心臓疾患が一般人にとって認識不可能であったとしても、甲にとって認識可能であったとすれば、主観的相当因果関係説と折衷的相当因果関係説とで結論が異なる。
→○

2.乙の心臓疾患が甲にとって認識可能であったとすれば、一般人にとって認識不可能であったとしても、客観的相当因果関係説と折衷的相当因果関係説とで結論が異ならない。
→×

とあったのですが、イマイチ納得できません。

本人が認識可能なら、何説をとっても因果関係は肯定されると思うので、上の○と×は逆になると思うのですが??


すみません、法律に詳しい方教えてください!

A 回答 (1件)

それは折衷説の理解が間違ってるから。



折衷説は、一般人が認識可能または行為者がが特に認識してい「た」事情を基礎にすんの。行為者が認識「可能」じゃない。可能なだけじゃ駄目なの。現実に認識していないと駄目なの。
よって、
1は、主観説は行為者が認識してい「た」事情または認識し「え」た事情を基礎にするから、認識可能だったなら因果関係ありとなるけど、折衷説では認識可能にすぎなかっただけで認識していたわけじゃない以上は因果関係がない。つまり結論は異なる。
2は。客観説では行為時に存在した全ての事情(と行為後の一般人に予見可能な事情)を基礎にするから因果関係ありとなるけど、折衷説では現に認識していないし一般人にとっても認識不能だから因果関係はない。つまり結論は異なる。
となる。

問題文がわざわざ認識していたと書かずに認識可能と書いている場合は、現実には認識していなかったという趣旨だからね。
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この回答へのお礼

なるほど~・・・
その微妙な違いを見落としていました。
ありがとうございました。。

お礼日時:2010/01/26 23:31

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