将棋について（対局に関することです）

将棋について（対局に関することです）

漫画「しおんの王」という将棋をテーマにした漫画の中で分からないことがあったので質問します。

プロアマ、男女関係無しで10万円の参加料を払えば誰でも参加でき
優勝賞金5000万というリーグが行われていて
その決勝の対局についてのセリフで分からない事があったので質問します。

決勝は、名人「羽仁真（はに　まこと）」と14歳の女流棋士「安岡紫音（やすおか　しおん」の対決です。

紫音は3手目で名人相手に鬼殺しという力将棋を仕掛け
その対局を見た一般の人たちが掲示板に「安岡は試合を捨ててる」とか色々書かれます。
（この試合はテレビ等でライブ中継されている設定です）

ちなみに先手は安岡紫音です。

で、まぁ試合は進み（書いてるとキリが無いので省略します）

試合を見ていた多分プロ棋士だろうと思われる人が

A「先手の安岡さんは、ここまで居飛車居玉だって」
B「それじゃあ名人相手に飛車落ちで指しているのと同じじゃないか！」
A「やっぱり女流と名人の対局なんて無茶だったんだ」
B「協会全体の問題だぞこりゃ…」

この意味が分かりません。

将棋に関しては昔少し父と打ったりしたので少しは知っていますが
普通に遊びでやる程度なので、駒の動かし方ぐらいしか知りません。

分からない事を挙げると
１．居飛車居玉がどういうことなのか
２．飛車落ちがどういうことなのか
３．名人相手に飛車落ちで指すというのはどういうことなのか
４．安岡紫音が居飛車居玉で打っていることにたいして、AとBが女流と名人の対局は無茶だった
　　協会全体の問題と言ったのはどういう意味からなのか。

将棋の、それもプロの世界の事はよく分からないので
４番は特に分かりません。

３、４に関してはこういう事じゃないですか？というような答えでも構わないので
分かる方教えてください。

No.3 ベストアンサー 回答者： don_go 回答日時： 2010/05/23 13:19

1.

飛車と玉が全く動いていないという事です。
＃どちらかが、一旦動いた後で、元の位置に戻った場合には
＃居飛車居玉とは言いません。
通常攻めの主力となる飛車が、局面が進んでも動いていないと
いう事は、攻めに参加させていない(駒が無いとみなしている)
様なものです。
又、居玉の状態というのは、玉が他の駒から守られていないし
玉自身も守りに参加していない事になります。
棋力に相当な差があり、相手の攻めが甘い状態であるとか、急戦
の仕掛けが効いて大差がついてしまった様な場合以外では、通常
有り得ません。

2.3.
棋力が違う場合の対局では、強い方がハンデとして駒を落として
(使用しない)指します。
飛車の様な大駒を落とすのは、その棋力の差が大きい場合で有り
一番強いはずの名人に対して行われる様な類の事ではありません。

4.
最初から勝負を捨てた無茶な戦法、というか名人を格下扱いして
侮辱したとも見える行為をする様な棋士との対局を許してしまった
事、協会への参加を許していた事を問題にしたのだと思います。
＃もしかして、これで勝ったりしてます？

将棋においては女性棋士と男性棋士との棋力の差は大きく、女流
のトップクラスであっても、普通の男性棋士(名人位等のトップ
以外クラス)との対局でも良い成績を残す事は困難な状態です。

しかし、単なる話題作りに企画されただけの名人対女流対局なら
ともかく、れっきとしたリーグ戦形式で勝ち上がってきているの
なら、女流も何も関係ないと思いますが？

＃一般に将棋漫画の場合、2手3手続けて指さないと成立しない
＃様な局面が多いので、余り細かい事は気にしない方が良いと
＃思います。

この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

一応漫画ですので主人公の安岡紫音（女性）の方が勝っています。

お礼日時：2010/05/23 14:20

No.2 回答者： narara2008 回答日時： 2010/05/23 12:22

1　玉、飛車ともに定位置のままということでしょう。

2　通常、格下とやるときは飛車なしで対局する時に飛車落ちで差すといいます。

3　格上相手にハンデをもらうのではなく、与えて指すのでまったく歯がたたないであろう。
　ということをいっています。

4　実力差が違いすぎる対局を組んでしまったことは、協会上層部に見る目がなかったことを意味します。

No.1 回答者： Hiyuki 回答日時： 2010/05/23 11:23

私も素人で盤面忘れたのでなんですが、全部想像の範囲で…。

1．セオリーとしては攻めの起点と飛車のある位置と遠い位置に王将を置くのと、多くの戦術では王将の守りを固めるために王所の位置を動かすのが基本なのでセオリーを外した攻めという意味だと思います。

２．おそらく一見すると飛車が機能していない打ち筋だったので、事実上の飛車落ち(飛車を使わないで指している）と見なされたのではないでしょうか。

３．通常、駒落ちで闘うのは格上がハンデとして行うことなので、格下の紫音がやるのは無謀と言えるでしょう。

４．なんにしてもプロの試合というのは実力がある程度拮抗しないと意味がありません。
よりにもよって決勝戦でダメな試合をするような相手との組み合わせになってしまうようなトーナメントを実施したと批判されると考えたのでしょう。
野球で言えばプロ野球とリトルリーグが一緒に試合をするような感じでしょうか。