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家族が死んで、遺骨箱を家に置いていますが、「毎朝水を上げてください。それがとても大事なことです」といわれたのですが、その人に聞きそびれてしまいましたが、どうして毎日、朝、お水を置くことが大事なのでしょうか?
お水を毎日あげる意味と、大事な理由をおこたえできる方、よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

 仏教的な知識があるわけではありませんが、個人的な考えです。



 私の家でも毎朝仏様(ご先祖様)にお水をあげています。それだけでなく、忙しい昼を除く朝晩は仏様の分の食事もおそなえします。生まれたときから祖母がそうしていたので、それが当たり前のようになっています。
 おそらく水を供えるのと、食事を供えるのはほぼ同義で、どちらも食事としての意味合いであると思われます。死者に三途の川の渡り賃を持たせたりするのと同じようなものではないでしょうか?

 何故死んでいる存在であり、普通に考えて食事など不必要な仏様に対して、水や食事をお供えするのか、それは簡潔に言うなら命への感謝であると思います。
 仏様とはつまりご先祖様、自分たちの家系のルーツであり、その人たちがいなければ自分も存在し得なかったわけです。死者であるご先祖様にも、生者と同じように水をやったりご飯を供えたりするということは、そのような脈々と続く命に対しての感謝であり、死してなおも命を大切にすることによって、今生きている自らの命も敬うことに繋がるのではないかと。

 世は儚いものというのが仏教の基本的スタンスではありますが、死した後に自らの存在がないがしろにされるとあれば、生きていく上でも空しさが拭えませんよね。死んだ命を敬い、死を忘れずにいることが人生をよりよく生きるための仏教的な考えなのではないでしょうか?
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この回答へのお礼

divetransさん、お答えくださってどうもありがとうございます。
そういうことなのでしょうね。なるほど、と思い、何度も読み直してみました。
詳しくお答えいただいてとても感謝しています。
また何か質問があった時には回答いただけたら嬉しいです。
ほんとにどうもありがとうございました。

お礼日時:2010/12/01 18:54

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