街中で見かけて「グッときた人」の思い出

私は将来、企業の経営をマネジメントできる人になりたいと考えています。

この文章って正しいでしょうか?

経営ってマネジメントのことですよね?

どなたか回答おねがいします。

A 回答 (1件)

 ほぼ正解。


 「経営」も「営業」もどちらもマネジメントの訳語として使われている。ただあいまいで分かりにくいので、経営関連のほうをビジネスマネジメントといっている場合がある。内容的には「ガバナンス」と違わないように見える。

 マネジメントとは広く、組織に秩序を作ることをいう。小は家庭から大は国際社会に到るまで、人間の営みはまさしく秩序の確立、すなわちマネジメントを造り上げる過程だった。そのための道具として、かつては宗教が次に文字によるルール(=法律)時には暴力が使われた。そういった仕組みは最終的には、「ヒト」「モノ」「カネ」の動きを管理する必要性から生まれた。
 無法地帯に法治の網をかけ、カネの流れには会計ルール、ヒトには身分登録(ID)の制度。経営においても、経営者が社内の動きを逐一知ることで責任体制の確立と、高い報酬が約束される。
 近年囁かれている国際的な不況も、10年前ならパニック状態になっていたところが(あきらめがあるにせよ)大騒動になっていないのは、さまざまな仕組みやルールが影響を(少しだが)管理=マネジメントできるようになってきていることが大きい。あるいは「男は結婚してこそ一人前だ」という言い方には、家庭をマネジメントできる人が大人だという意味が含まれている。
 そしてマネジメントは大きなマネジメントが小さな部分を吸収していくように動く。小さなマネジメントのルールも、利便性が高ければやがて他の組織にも移植され、広い範囲を占めるようになる。日本の楽市楽座の制は、六角氏の方法を信長によって広められた。さらには巨大な軍事組織のマネジメントでは、「師団編成」と「統合参謀本部」という仕組みが、ドイツのシャルンホルスト改革を機に世界的な標準となっている。
 ただマネジメントの概念が明確になったとはまだ云いがたい。例えば政治家への名指しの批判などは、その仕組みや組織の責任体制にまったく目が向いていない稚拙さを露呈している。
 さらにマネジメントをはっきりと提示したのはドラッカーあたりからで、明確さを欠くのは、まあ止むおえないかと思うが、逆に言えば画期的なしくみが作れたら、キミの名前が歴史に残る可能性もある。
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