
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
これを詠んだ半井卜養(なからい ぼくよう)は泉州堺の出身で、京の松永貞徳門にいたようです。
ヒヤー、あらっぽいじゃないか、くそお。といったイメージではないでしょうか。
「アラクタイ(形容詞)粗暴な。荒っぽい。「荒い」という形容詞にクタが入ったもので「重い」にタが入って「オモタイ」となったのと同類の音訛であろう。」(牧村史陽編「大阪ことば事典」)
「アラクサイ(形容詞)方言。馬鹿げている。福井県大野郡。」(「大辭典」平凡社)
「荒く+タイ」→「荒+く+サイ」といった風に、俗っぽい形容詞に変化していると思われます。
ハンカくさい、アホくさい風の混用で、関東の荒っぽいを「荒くさい」と折衷表現したとみたのですが。
末尾のフン(糞)は関東ではクソ(糞)に相当する間投詞風の接尾語に思われます。
No.1
- 回答日時:
回答内容に自信もないし、あまり進んで回答する気にはなれなかったのですが、まだどなたも回答していらっしゃらないようなので、愚考を少々述べさせていただきます。
狂歌というからには、花鳥風月を愛で、恋の趣を歌う和歌とは違って、笑いをとらなければなりません。
しかし、笑いといいましても、高尚なユーモア・ウィットもあれば、あまりお上品とはいえないものまで様々です。
どうも、この狂歌は、後者の方ではないかと推察します。
「腹に当たる」は、投げた豆が体に当たることを意味するだけでなく、別な意味がかけてあるのではないでしょうか。「腹」に関係する「当たる」という現象としては、「食中(しょくあた)り」があります。
豆まきの豆で食中りというのは解せませんが、まあ、年の数でやめておけばよいものを、むさぼり食ったがために調子をこわしたとでも考えませう。
そして、結句(おたずねの最後の七音)を2音+3音+2音に区切ってみてください。
感動詞の後にク活用形容動詞の語幹がきて、さらに間投助詞「や」が付く例は古文に結構見られます。
あな、痛(いた)や。 (ああ、痛いなあ。)
あな、幼(をさな)や。 (ああ、幼いなあ。)
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