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6.6kV受電設備の定期点検時、受電遮断器を開いた時高圧進相コンデンサーの充電状態は
どうなっているのでしょうか?遮断j器開時は電流は零となる訳なので電圧は90°位相遅れで最大値となっているわけですがその状態でコンデンサ端子部等に触れたら6.6kVに感電となるのでしょうか。
又、定期点検時のコンデンサーの扱い方を教えて下さい。
放電の必要がある場合、簡単にアース棒等で接地させても問題無いのでしょうか。

A 回答 (4件)

 >放電の必要がある場合、簡単にアース棒等で接地させても問題無いのでしょうか。


急激な電荷移動は、コンデンサ内の絶縁体に大きな影響を与えます。
実際は、直接接地だけで行っても壊れる事はありませんが、コンデンサの寿命に影響を与える事は十分に考えられますし、古いコンデンサなら尚更です。
その為、開放直後であれば、抵抗付き接地棒により接地する事が重要です。
ただ、自己放電回路が内蔵されていますので、十分に時間が経過した後であれば、直接接地でもかまいません。

不良を発見する為の点検作業で、不良を作り出すような行為は避けるべきだと思います。
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過去に直流用高圧コンデンサで感電したことがありました。


現象としては、放電抵抗を接続すると0Vになるが、放電抵抗を外すと350V位の残留電圧が
出るというものでした。放電したのだから大丈夫と思ってさわったら感電してびっくりでした。
それ以来、高圧コンデンサは冷や冷やものです。
放電抵抗が付いていても、壊れている危険性があります。端子に触るのなら、電圧を確認する必要があります。
高圧用抵抗器がありますので、これを使って放電して、短絡するのが安全と思われます。
端子電圧の測定は、電源が接続されていなければ、直流電圧なので、TV用高圧プローブ(20kV)を使う方法もありますが、あまりおすすめできません。(あくまで弱電用なので強電用としては安全対策が不十分です)

以上はあくまで直流用高圧コンデンサなので、交流用途では残留電圧があるかどうか不明です。
高圧抵抗器は私の記憶では、日本ヒドラジン工業という会社で作っていました。
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高圧コンデンサーが現行機種ですとJIS規格に適合したものをメーカーは作成しますので、放電抵抗を内蔵させます。


この放電抵抗は、コンデンサーを充電状態から開放後に5分間で線間電圧を50V以下に低下させる様にメーカーは設定し、製造します。(JIS規格適合品を製造する。)
JIS規格外の誘導炉などに使う特殊コンデンサーは放電抵抗が無い場合がありますので、残留電化の放電が必要です。

コンデンサーを5分以内に投入、開放を行う様な設備においては放電コイルを設置します。
この放電コイルは5秒間で線間電圧を50V以下に低下させる働きを行いますので、短時間の内に投入、開放する設備には設置します。

一般の小規模の高圧設備においてはコンデンサーと変圧器が接続されたままで高圧充電状態から無電圧になった場合は、変圧器のコイルが放電コイルの働きを行い、短時間で残留電化無しとなります。

コンデンサー単独で高圧充電状態から無電圧になった場合は、放電抵抗の働きを期待するか、直ぐに触る作業に入る場合は放電を行う作業が必要です。この場合コンデンサーを充電状態から無電圧にした直後は線間電圧は、6、600Vに近い状態ですが放電抵抗の働きで徐々に電圧は低下していきます。
よって、この状態で線間に触れると危険な状態となります。
直ぐに触る場合は、アース棒で放電してください。 残留電化のエネルギーに応じた放電アークは出るでしょうが、電圧が6,600Vと低いことと放電抵抗により時間経過とともに電圧は低下していますので問題ありません。
作業の安全を考えると作業用接地の取付とコンデンサー等の残留電化放電の確認は必要です。
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この回答へのお礼

大変丁寧な解りやすい回答に感謝します。これからも安全第一で日々精進していきたいと思います。
なんでこんなに詳しいのでしょうか。私ももっと勉強しなければなりません。
ありがとうございました。

お礼日時:2012/08/03 08:25

受電遮断機を開いた瞬間は質問文の通りでしょう。


時間がたつと並列にトランス等が接続されていますので放電されます。時間等については計算法を探して計算してみてください。

実際問題として、「簡単にアース棒で接地して」問題ありません。
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