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ゼロ戦は太平洋戦争前半は随分その高性能のため暴れまくった様に伝え聞きますが、1945年になるとP51ムスタングなどは全くそのデザインを比べても互角に戦えそうに無いような気もします。実際の性能では格段の違いが有ったのでしょうか?

A 回答 (5件)

今ちょうど埼玉県の所沢航空記念公園にて公開中の零戦52型が、以前龍ヶ崎飛行場にてP-51と一緒に飛ぶのを見ていましたが、同じWW2期のレシプロ戦闘機とはいえ全く性能も性格も異なるというのが実情です。

開発時期の差からも分かるようにP-51が日本に現れた頃には零戦は完全に過去の戦闘機となってしまっています。

零戦が公称1000馬力のエンジンを最大限に生かせるように可能な限り軽く作られて、防弾設備がないことと機体強度に不安があることを抜かせば、1000馬力級のレシプロ戦闘機の中では世界随一の性能を持っていたのに対し、P-51には零戦の1.5倍の出力を持つ1500馬力のエンジンが搭載され、武装も防弾も充実し、空力的にも零戦の上を行くものとなっていました。熟練パイロットが操る零戦が普通~ビギナーなパイロットの操るP-51に対して巴戦を仕掛けることができるのであれば勝機もありますが、ハード的には全て零戦<P-51であり、実戦ではそんな悠長なことは言っていられませんが、比較対象となる機体ではありません。零戦が性能比較をするべき相手は初期のスピットファイアMk.1かホーカーハリケーン、カーチスP-40シリーズやブリュースターバッファローあたりとなります。

龍ヶ崎飛行場で両機が飛ぶのを見た限り、離陸では零戦の方がはるかに短い滑走でふわりと上がりますが、全体的に零戦は繊細なガラス細工のような飛行機であり、兵器としての頼もしさではP-51の方に軍配が上がると初見でもわかるものでした。

ちなみにP-51は終戦後もレーサー機のベースとして今日もエアレースの場で使用され続けていますが、本来は消耗品として割り切ってエンジンも機体も比較的短期間でオーバーホールを必要とするような耐久性の面で(同時期の米軍機と比較して)妥協した代わりに安価に生産できる戦闘機だったそうです。なので機体寿命はP-47サンダーボルトの半分程度だったとか。
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零戦で有名な坂井三郎氏は戦後にP51にも乗ったそうです。


零戦では不可能な高速スパイラルダイブを苦もなくやってのけるのに
驚いたそうです。
設計年次の差は結構大きいようですよ。
 プレーンズ・オブ・フェイムの零戦パイロットであるスティーブ・ヒントン氏が
両機に乗って龍ケ崎で飛ぶようすがYOUTUBEあたりにあると思いますので
比べてみるのも良いでしょう。
 もっともヒントン氏の意見では大戦中の戦闘機のベストはF6Fだそうです。
P51は高性能だけどパイロットに高い技術を要求する。
戦闘に参加するなら頑丈で被弾に強く新米にも扱いやすいF6Fを選ぶそうです。
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(ウィキペディアでの各情報を見比べて の感想です。

「詳しすぎる」人ではないです)
ベストコンディション同士での空中戦対決では
高度が高く飛べますし
弾数も多いし
耐弾性能も まともでしょうし
ムスタング 強そうですね…。


でもでも ムスタングは陸軍/空軍機で
海軍機ではないため 艦載運用を想定していないのです。
発艦着艦が上手くいきそうにないとか
主翼が折り畳めないとか…
とにかく艦載機にはならなかったのです。 

このことが対戦相手(ゼロ戦または その所属する軍隊)にとって 幸だったか不幸だったかは… 
軽々しくは言えないです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。やはりムスタングが見た目どおりの強さのようですね。私の親戚の叔父さんは言いました、「何が格好いいの? あれに戦争中畑を歩いていて銃撃された!」と。

お礼日時:2012/11/30 11:36

ゼロ戦の特徴は軽量さゆえの旋回半径の小ささです。


また、大戦初期には熟練したパイロットがその技量をフルに活用できる機体でした。

米軍はこれに空中戦(ドッグファイト)で勝利する事をあきらめ、一撃離脱戦法を
主体にし、高速で重装備なF-6Fヘルキャットを開発しました。
熟練パイロットを失っていた日本海軍はこの時点でかなり押されていました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/F6F_(%E8%88%AA%E7%A …

P51ムスタングは米軍が優秀なドイツ空軍(メッサーシュミット、フォッケウルフ)と
対抗するために作られました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%83% …
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9% …

初期バージョンでもかなり優秀でしたが、エンジンをイギリス製のマーリンに換装すると
全てにおいて素晴らしい性能になりました。レシプロ戦闘機の最高傑作と言われ、
ベトナム戦争前後にはジェット機との空中戦で勝利したこともあります。
ゼロ戦が勝てる相手ではないのです。
(とはいえ、ゼロ戦のわずかな勝利記録もあります)
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この回答へのお礼

ありがとうございます。やはりそうですか。P51は美しいですね。そんな戦闘機を何機作ったのか知りませんが戦争には勝てないですよね。

お礼日時:2012/11/28 15:44

機体の性能はもちろんの事、パイロットの技量に置いてもP-51Dの圧勝でしょう。

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この回答へのお礼

ありがとうございます。ですよね。素人目に見てもP51のデザインは極めて洗練されています。

お礼日時:2012/11/28 15:38

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