アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

高橋留美子『めぞん一刻』に関する質問です。

三鷹は響子への思いを残しつつ明日菜と結婚し、最後には幸せになりますよね。
これはこれでハッピーエンドだと思いますが、私は何となく納得しきれないものを感じました。

その理由は恐らく、響子が三鷹と五代のどちらをとるのか明確にしないまま終わってしまったからだと思います。
もう少し厳密にいうと、「途中から五代への好意を見せてはいたが、結局三鷹と五代の間で悩み続けた挙句、はっきりした態度をとることをしなかった」ということでしょうか。

三鷹が正式に響子に振られた(つまり五代を選んだ)上で、三鷹が明日菜と結ばれたなら納得もいきますが、不意の事故から三鷹は明日菜との結婚を余儀なくされ、響子はそれに上手く便乗した、という感が否めません。
私は響子を「ずるい」と思いますし、不戦勝のような形で五代が響子を手に入れてしまったので「五代は本当にこれで納得しているのか?」と思いました。

皆様はどう思われるでしょうか?

A 回答 (9件)

私は、響子は最初から五代に好意を持っていたと思いますよ。



いろいろ面倒を見ていて、相手のことを少しずつ理解していって…『好き』になったのではないかと。


ここからはどっぷり私の空想ですが、

響子は三鷹にそこまで好意を持っていなかったというか、気にしてなかったんだと思います。
結構昔に読んだだけであまり覚えてないんですけど、ほらよくありません?男に好意を持ってる感じの行動してて、なのに実は全くそんなこと考えたこともありませんでした!!というオチ。
高橋留美子もそう考えてたんじゃないかなぁ…と。
    • good
    • 1

私も参戦しようかな。



>>もう少し厳密にいうと、「途中から五代への好意を見せてはいたが、結局三鷹と五代の間で悩み続けた挙句、はっきりした態度をとることをしなかった」ということでしょうか。
う~ん。この部分の受け取り方が私とは違うかな。
五代には三鷹登場前から好意を持ってますよ。
最初はただそれが男性としてではなく頼りない弟みたいなものだったかも知れませんけど。
三鷹からのアプローチが激しくなると必ず五代に手助けを求めるの繰り返しは当初から変わってませんし、ラスト近辺で響子ははぐらかしますが五代の事を好きになったのが最近の話で無い含みを持たせていて、幾度も繰り返し読み返していくと「響子さん、好きじゃ~」の辺りから五代を男性として意識し始め自分がこんなにも気にしているのに頼りない五代をじれったくかんしゃくを起こし続けています。
三鷹のアプローチを断ると五代の気持ちをのらりくらり避ける緩衝剤がなくなってしまい話が持たなくなるから明日菜登場まで度重なる延命処置がとられていたように解釈しています。
めぞん一刻は恋愛漫画ではなく一刻館を舞台としたファミリードラマとして描き続けられていましたが、物語の落としどころは五代と響子が結ばれるくらいしかないので私はあのラストに納得できています。


>>三鷹が正式に響子に振られた(つまり五代を選んだ)上で、三鷹が明日菜と結ばれたなら納得もいきますが、不意の事故から三鷹は明日菜との結婚を余儀なくされ、響子はそれに上手く便乗した、という感が否めません。
正式も何も俯瞰で物語を見ていると三鷹が五代より勝っているのは経済力だけで、何もない五代に響子さんはかかりっきりです。
本編で響子が三鷹の両親と逢う話もありましたが、響子が三鷹と結婚しようと少しでもプッシュしようどころか自分から後家で離婚歴があるという不利な条件を提示して結婚話を破断させようとしたくらいですからね。
響子は悪い女なので好意を持っている三鷹を利用しただけとしか私は見てません。
ある意味で明日菜が三鷹を救ったとさえ私にしたら思えるくらいです。



>>私は響子を「ずるい」と思いますし、不戦勝のような形で五代が響子を手に入れてしまったので「五代は本当にこれで納得しているのか?」と思いました。
話の流れからすると犬のおめでたを勘違いしてできちゃった婚をする三鷹に同じ女を愛し振り回されてきた同志として三鷹の不本意な退場劇に同情を寄せていましたが、これで結婚への障害が消えたとは思って無いはずです。
五代にとって一番の障害は三鷹ではなく結婚できるだけの経済力であり安定して収入を稼げる就職であることを何度も口にしていたはずです。
その後、こずえちゃんの誤解も溶け響子との関係が進んでも五代の就職が物語の最後までカギになっていました。


2人の男が1人の女を取り合っていたのではなく経済力が無く結婚に踏み切れない五代が一人前の大人になったら結果が見えていた三角関係でしかなかったというのが何度も繰り返し読み返した私の見解です。
そういう意見があるというのを頭の片隅に置きながらもう一度読み返してみるとまた違った風に読み取れるかも?
五代から強引に大きく迫られると断れないから、その気もないのに三鷹の気持ちを利用してスケープゴートにしていたことを裏付けしたのが、三鷹が響子の為にホテルを取ったのを響子が断る場面に象徴されていたように思います。
もうねただひたすら三鷹が可愛そうですよ(笑)
気持ちはあるのに何もさせない五代とその気もないのに何年も気があるように振り回された三鷹。
それこそ決定的に響子からフラれる前にいい人を見つけられて良かったとしか言いようがありません。
何年も前(それも三鷹と出会った頃)から五代の事が好きだったなんて残酷すぎます。


私の見解に限らず他の回答者さんの意見も踏まえてもう一度読み返されるとまた面白く読めますよ。
めぞん一刻が名作と呼ばれる所以はそこにあるのだと思います。
自分もこの質問を拝見してまた読み返したくなりました。
長文失礼しました。
    • good
    • 4

 私も、納得がいきません。



 なぜなら、この作品は、高橋留美子さんが「こんなアパートがあったら、面白いだろうなぁ・・」といった思いで、書き始めていますから、誰と誰が結婚、とかいう結論なんか不要だったかと思うからです。

 恋愛モノになってしまった理由は、分かりませんが、
「これから、どうなっていくのでしょうか」
といった終わり方で良かったのではないかと思います。
(どうなるかは、読者さんの想像にお任せ、みたいな感じ)


無理に、結論を出してしまったので、納得が行かないのではないでしょうか。


 元々、そういう漫画ではない、というか。
(この漫画の本質を外れてしまった、というか。)
    • good
    • 0

私もNo.1の方と意見が近いかな、と思います。



響子さんは、基本的には最初から五代に惹かれていたのだと思いますよ。「響子さん、好きじゃー!」から始まって、どこか冴えないところに母性本能を刺激されていたのではないでしょうか?(亡くした旦那さんに通じる部分もありそうですしね。)

でも、五代くん、酔って「好きじゃー」とか言うくせに、真面目な場面できちんと告白したことってないですよね?(言いそうになって弱気になったり、言いそうになって邪魔が入ったり。もしくは、三鷹を牽制するような意味で「好き」ということがあっても、それは響子本人に本気で言っている、と受けとっていいものかかなり微妙です。)
響子さん的には、自分も気になる相手(五代)が酔って「好きだ!」と騒ぐわりにはちっともちゃんと言ってくれないから、ついついその気持ちを試したくなったりしていたように思います。そして、その延長上に「三鷹さん」とのつきあいがあったのではないでしょうか?

そもそも三鷹さんは見たまんま素敵な人ですが、見た通り「女性に軽い」印象があるので、最初の頃は三鷹さんとのデートも本当に単なる「遊び」だと思っていたのでは?(なので、自分も軽い気持ちでつきあっていた)。でも、ある時点から三鷹さんの想いが本気だとわかって、こんな「軽い」気持ちでつきあってはいけない、と躊躇し始めるのだと思います。それは、とりもなおさず、自分の気持ちは最初から「三鷹さん」にはないとわかっているからでしょう。そして「いつになったら言ってくれるの!」とキーキーしつつも、自分からは何も行動しない点について朱美さんから「手も握らせない男のことで泣いたり叫んだり…」と非難されていますよね。彼女の「ずるい」点は「三鷹を利用した」という点よりも、自分の方も「五代を好き」と思っているくせに自分から「好き」と言いたくない、相手(五代くん)に言わせたい、と思っている点でしょう。

で、当の三鷹さんですが…
最初から響子さんの気持ちが自分に向いていないのはわかっていたと思いますよ。でもスペック上あらゆる点で五代くんよりも勝っている、という自負から「こちらに振り向かせてみせる」という気概を持っていたのでしょう。場合によっては、「気持ちはあとからついてくる、とにかく結婚さえして一緒にいれば、そのうち自分のことを見てくれるようになるかもしれない」という気持ちですらあったように思います。でも、その「条件」を楯に強引に‘結婚’を進めようとしても、響子さんはその「スペック」に惑わされることがなかった。しかも、明日菜とのことがあっても響子さんはヤキモチひとつ焼かない。
スペックもだめ、気持ちもダメ、そして駄目押しで明日菜のことがあり、(表面上だけでも)響子さんを幸せにする要素が何ひとつ無くなったことで、男として踏ん切りをつけるしかなかった、というところではないでしょうか?(あの誤解を抱えたあとは響子さんと結婚するのに最後の砦であった「誠実さ」すらないことになってしまいますからね。)

三鷹さんにとってはある意味最初から「略奪愛(五代に気持ちのある人を奪う、という意味で)」しかなかったわけで、吹っ切るのに必要なのは正式に振られるかどうかではなく、自分自身のあきらめをどこでつけるか、という部分だったと思います。自分が「軽く」見られることも承知で「誠実に本気で好き」というアピールをし続け、その本気が伝わった時点(ホテルに誘ったとき)で拒まれていますしね。

明日菜さんとのことは、最初こそは誤解で始まったものの、そもそも結婚に対して「してしまえば気持ちがついてくる」という感じだったので、矛盾無く自分もそれに沿っていくものと思います。

>五代は本当にこれで納得しているのか?
納得しているでしょう。彼はそこまで響子さんに求めていないですよ、多分。そのプライドの無さゆえに強気にも出られないものの、「自分じゃなくちゃいけない理由」といっためんどくさいものも求めず、自分の思いを受け入れてくれた、というそれだけでよいと思っているのではないでしょうか?(途中から、本当の敵は「三鷹さん」ではなく亡き旦那さんへの思いだ、ということに思い至っていますしね。)

と、私見ですが、いかがでしょう?

参考まで。
    • good
    • 1

「三鷹とはっきりした決着」「自分が五代に負けた事を認める・納得する」の部分については、「原作・アニメ」共に、「保母(五代にとっては保父だけど)試験日の前日」に、「試験に備えて一刻館から一時的に坂本のせいでバイトして飲み代を返済する羽目になったキャバレーに仮住まいしていた五代」の所へ三鷹が訪ねて「殴り合いの決闘」を申し込んで「決着(三鷹は響子への未練を吹っ切り、明日菜との結婚に望むつもりだった)」を付けようとするものの、「そこはコメディー」だけに「パトロール中の警官」に見咎められて「喧嘩しようとするのなら止めろ」としつこく付け回されて「何故か『喧嘩なんかしませんよ仲良しですよアピール』で屋台で飲む羽目」になり、「ややうやむやで水を差された形」になったものの「屋台で飲んだ後の言葉のやり取り」などをもって「一応決着らしきもの」になっていますよ。


三鷹はもちろん、五代も「グダグダ感」はあったものの、「こんな形になったが、これで良い」と納得したのです。
原作・アニメ共にもう一度良く見て下さいね。

「響子の三鷹への接し方」は、「三鷹の様なタイプの男」は今まで響子の前に現れなかったというか「それ以前に、女子高生の時点で音無惣一郎に恋して結婚までしてしまっていた」ので、「色々なタイプの男性を知る以前の問題」でもあり、「ずるい」と言えなくもないけれど、「普通に三鷹みたいなモテて当然の魅力的なハイスペック男に言い寄られて悪い気はしない」のは仕方無いかと。

質問者の方が男性か女性か分からないですが、「魅力」とは「人を惹き付ける・虜にする・魅了する力」です。
「魅力的な異性にメロメロに成り易い」のは「男女同じ」で、「特に我々男性はそのハードルが低目」ですが「女性にしても、『心に決めた男性』が居てもやはり別の素敵な男性に若干目移りしてしまうもの」でしょう?
「魅力」は「フェロモン」とも言い換えられますが、「心に決めた異性」が居ても「理屈抜きいや理屈など無意味にさせてしまうくらいに強制的に虜にさせてしまう麻薬や媚薬の様なもの」なのです。
「魅力というものの本質がそうしたものである」からこそ、「五代への当て付けと五代には無い三鷹自身の魅力に惹かれてデートしたり」してしまっていた訳です。

が、「惣一郎の容姿は謎のままである」ものの、「三鷹の様に誰が見ても(9割以上の女性)、魅力的なタイプの男性ではなかった事」は窺い知る事が出来ます。
どちらかと言えば「母性本能をくすぐるタイプの男性」だと思われ、「古風な良妻賢母タイプというか世話焼きタイプ」である響子が惹かれるのも無理からぬ事かと。

そう解釈すれば、「三鷹でなく五代を選ぶ事にも合点がいく」のですが・・・。
「家事も一通り卒なくこなせる三鷹では、世話を焼く甲斐が無い」ので。

それと、「五代への気持ちを自覚し意思表示をはっきりさせてこなかった理由」についても「原作・アニメ」共に「一刻館の大家の音無老人のはからいで五代が響子の母校で教育実習させてもらっていた時」に、「八神と、響子と八神2人の担任の先生とのやり取り」で「説明」されています。

「五代も響子もずるい」という意見ですが、そもそも「恋愛感情」なんてもの自体が「独占欲というものを含んでいる」以上「多分に独りよがりなもの」なのです。
まして「感情」なんてものは「理屈や理性」とは「対極」にあるもの、つまり「正反対のもの」ですから、「ずるくて」も当然ですよ。
私は「成人」ですが、誰しも子供時代は「大人はずるい」と思って育ったものです。
が、今にして思えば「子供は子供なりのずるさ、大人は大人なりのずるさがある」ものだと思います。

「めぞん」の2人も「スタート時点で成人」ですから、当然じゃないかなと。
それでなくとも響子は「バツイチに近い未亡人」ですから、本人は無意識だけど「言い寄る男2人を手玉に取る感じになる」のは仕方無いのでは?
「未婚の女性」ですら「男を手玉に取れる」のだから、「夫と離婚もしくは死別している女性」ならば「尚更」でしょう?
    • good
    • 1

管理人さんは明日菜が登場した時点では、(内心では)もう五代を選んでいますよ。



明日菜との結婚を前提とした交際をせまられた事がきっかけで、三鷹が管理人さんに本気のプロポーズをしています。
これに管理人さんが出した答えが「五代に止めてもらう」でした。

プロポーズの返事を保留にした上で、自分に気がある他の男に相談する事を選んだ訳ですから、
管理人さんがどっちを選ぶつもりだったか、明白でしょう。
(結局は、その晩に五代が風俗に行ったあげく朝帰りをしたため、管理人さんが激しく焼きもちをし、うやむやになりました。)

又、その少し後(三鷹と明日菜が婚約する前)の五代が就職活動していた頃に「五代さんが就職したら・・・」とも言っていますが、
これは明らかに「五代が社会人になったら結婚を前提とした交際が出来る。」という意味でしょう。


でもこれは読者(視聴者)の視点だからわかる事です。
管理人さんはこの時、五代には二人の内のどちらを選んでいたかを話していませんし、
鈍い五代は自分が選ばれていた事に気づいていません。
勘の良い三鷹はこれまでの管理人さんのリアクションや、明日菜との婚約の報告をした際の管理人さんの反応から、
自分が選ばれていない事に気づいていましたが。

つまり、質問者さんの指摘どおり実際には「はっきりした態度をとることをしなかった」事も確かです。
この事は作中、朱美さんからも非難されているため、管理人さんも自覚しています。


>>「五代は本当にこれで納得しているのか?」
学園恋愛マンガの主人公なら納得しないかもしれません。
ただ「めぞん一刻」は学園恋愛マンガではありません。
ヒロインが未亡人のマンガであり「非処女の管理人さんに釣り合う男になるために、誰が相手でもいいからとにかく童貞を捨てなければ」
と主人公が考える事もあるマンガです。(さすがにTVアニメではカットされましたが)
そういう五代ですから、「不戦勝のような形で五代が響子を手に入れてしまった」事を問題視しないでしょう。
    • good
    • 0

>大義名分を立てることが目的なら、明日菜との恋愛に当初からもっと乗り気になってもよいと思うんですけどね。



そうじゃない。三鷹は積極的に大義名分を立てようとした訳ではない。また三鷹は明日菜を利用しようという考えは全く無く、結果的に傷つけてしまっては申し訳ないと考えていたんです。三鷹は基本的に良い人です。何一つ腹黒いところがない。だから明日菜の報告を受けて、潔く新しい道を進む決心をした。それできっぱり気持ちの整理がついたのです。

>「響子は三鷹も五代も友人と割り切ろうと考えていたのであり、選ぼうとは思っていなかった」

響子は基本的に意地っ張りな性格です。自分の気持ち、五代の気持ち、三鷹の気持ちよりも自分の意地を優先させてしまう。五代がこずえと出かけてしまうなら、自分も三鷹の誘いに乗って出かけてしまう。

>しかし三鷹との件についてはノータッチではないかと不満に思いました。

五代はいつか三鷹とは決着をつけるつもりではいたけど、その機会が失われしまって、それならそれでもいいやといか考えなかったのです。「不満に思いました」といわれても本人が納得しているのだからしかたがない。
    • good
    • 1

私はそうは思いません。

私は以下のように解釈しています。

三鷹はもっと前から五代に負けたことに気がついていました。手を尽くしたけれど響子とは友達を越える関係になれなかった。しかし三鷹のプライドは、自分から負けを認めることを許さなかったのです。どうしてこの自分が五代に負ける理由があるだろうか。自分を納得させることができなくて三鷹は苦しんでいたのです。そこに明日菜が現れた。それはハプニングではあったけれど、三鷹はそれによって、ようやく自分を納得させることができたんです。これは五代に負けたのではない。男として責任を取ったまでだ。そういう大義名分が成立したことによって、三鷹は戦線離脱を正当化できました。

響子は五代に惹かれる自分の気持ちに気づいていた。しかし惣一郎をまだ忘れられない気持ちもあった。響子はそう自分に思わせようとも考えていました。だから響子にとっては五代も三鷹も大事な友だちであって、それは矛盾することでもないのです。愛する人を二度と失いたくないという気持ちもあったでしょう。そういう立場で自分を納得させようとしていたのだから三鷹と五代のどちらかを選ぶという選択肢は考えていなかったのです。

五代は、三鷹をライバル視しながら惣一郎さんをも超えられない自分にもどかしさを感じながらもトラブル続きで前に進めませんでした。いろんな糸が複雑に絡まり、五代の力ではなかなか解きほぐすことができなかったからです。それは自分の力で成し得たことではないにしろ、いろんな幸運でようやく光が見えてきた。「これで納得しているのか?」の答えは「納得している」です。五代としては今までもずっと筋を通してきたつもりだし、やっと目標を達成できた訳ですから、なにもはばかることはない。余り深く考えこまない性格でもあるんです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

> 三鷹はもっと前から五代に負けたことに気がついていました。
これは私が思いもしない興味深い意見でした。ただ、これはどうなんでしょうね。
三鷹の心中が描かれていないので微妙ですが、私は、そこまで三鷹が悲観主義者なのだろうかと疑問に思いました。
私はあの時点では「五代に負けた」とは思っておらず、十分挽回のチャンスはあると確信していたのではないかと考えています。

大義名分を立てることが目的なら、明日菜との恋愛に当初からもっと乗り気になってもよいと思うんですけどね。


> 三鷹と五代のどちらかを選ぶという選択肢は考えていなかったのです
おっしゃることがよく分かりませんが、
「響子は三鷹も五代も友人と割り切ろうと考えていたのであり、選ぼうとは思っていなかった」
「響子と五代がつきあったのは結果論であり、響子が便乗して五代を選んだわけではない」
ということでしょうか?

> 光が見えてきた
確かに、墓の場面や「あなたもひっくるめて、響子さんをもらいます」などを通じて、「惣一郎さんをも超えられない」「もどかしさ」を解消することはできたのだと思います。
そういう意味では、五代にも「光が見えてきた」のでしょう。
しかし三鷹との件についてはノータッチではないかと不満に思いました。
これから描写がされるのだろうと思っていたところで、あの結末ですから。

> 余り深く考えこまない性格でもあるんです
最大の理由はこれかもしれませんが。

お礼日時:2013/05/15 01:21

>、響子が三鷹と五代のどちらをとるのか明確にしないまま終わってしまったからだと思います



●それは質問者さんの勘違いですよ
響子は、最初から五代の事が好きなのですが
優柔不断なのと、五代へのあてつけで三鷹を相手にしていたに過ぎません。
三鷹もそれを知っていながら何とか響子さんを落とそうとしたけど
結局、落ちなかっただけです。

戦いではないので
勝ち負けや奪い合いではありません。
五代自身は、紆余曲折ありながら
自分が好きな相手と結ばれたのですから、幸せだと思っているはずです。

確かに響子はずるいですが、五代も響子さんが好きなくせに
こずえちゃんその他の人を、いろいろ気持ちを踏みにじっています
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

> 優柔不断なのと、五代へのあてつけで三鷹を相手にしていたに過ぎません。
本当にそうでしょうか? 作品を読んだ限り、あてつけや優柔不断だけで三鷹を相手にしていたとは到底思えませんが……。
第一、三鷹相手に「優柔不断」になるという自体、三鷹を恋愛対象にしてもよいと考えている証拠ではないでしょうか?(あてつけで相手にするだけなら、五代とつきあうことに悩むことはあっても、三鷹とつきあってよいのか悩むことはありえないはずです)

> 勝ち負けや奪い合いではありません
私見ですが、この作品は
「冴えやステータス、様々な要素において圧倒的に負けている五代が、いかにして三鷹に勝つ(つまり響子を手に入れられる)のか」
ということに主眼があったように思います。

「これでようやく対等に勝負ができる」という三鷹の言葉もありましたし、五代も、単純に響子を手に入れられれば万事OKではなく、三鷹という男から正式に響子を勝ち取ってこそ恋愛が成就するのだと私は思っていました。
決着をどうつけるのか期待して読んでいたところ、あのような結末で終わってしまったので、納得しきれないわけです。

> 五代も響子さんが好きなくせに
> こずえちゃんその他の人を、いろいろ気持ちを踏みにじっています
おっしゃる通りです。私は「五代が正しく、響子が間違っている」とは全く思っていません。
両者ともに「ずるい」のです。

お礼日時:2013/05/15 01:03

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!