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【成年後見人制度を悪用 弁護士が預金1460万円着服】

成年後見人として財産を管理していた女性の預貯金1460万円を
私的に使ったとして、静岡県弁護士会は12日、
同会浜松支部所属の中川真弁護士(50)=浜松市西区=を
6日付で業務停止1年10カ月の懲戒処分にしたと発表した。
中川弁護士は「仕事の収入が減り、生活費とのバランスを欠いていた」
として着服を認め、全額を返済したという。

静岡家裁掛川支部が業務上横領罪で、中川弁護士を刑事告発している。
同会の調査では、中川弁護士は2010年5月~12年6月、
9回にわたり、同県掛川市の80代の女性の郵便局と信用金庫の
2口座から1460万円を着服したという。
女性は12年9月、発覚前に死亡している。

県弁護士会の中村光央(あきひろ)会長は
「弱者を被害者とするあってはならない行為。
弁護士の信用を失墜させ、陳謝します」と述べた。
(朝日新聞デジタル 8月12日(月)13時13分配信 )

http://blogs.yahoo.co.jp/nb_ichii/34273362.html
(関連記事:ブログ『弁護士と闘う』)


※長文失礼いたします。

成年後見人とは、障害や認知症などを患った方々を、
その財産をねらう「悪人」から守るために設けられた制度です。
成年後見人という責をなぜ第三者たる弁護士が務めるかというと、
本来、弁護士とは、市井の人々から
無条件の信頼を寄せられるべき職業であるはずだからです。
しかしながら、中川真弁護士は、
依頼人の認知症老女から大金を横領する(=盗む)という
信じ難く卑劣な行為に及び、その信頼を根底から裏切りました。

より所のないお年寄りの余生の蓄えをだまし取った中川真弁護士。
彼自身が「悪人」だったのです。

更にインターネットを探ってみると、この中川真弁護士の被害者は、
今回発覚した事件以外にも、複数存在するらしいのです。
それゆえ、中川真弁護士は、
今まで何度も被害者等から懲戒請求されてきましたが、
静岡県弁護士会は、そのたびに握りつぶしてきたようです。
今回、静岡家裁が刑事告発し、地検が本件を起訴したため、
静岡県弁護士会は、しぶしぶ懲戒処分を出したようですが、
同弁護士会は、実は昨年10月には事件を把握していました。
にもかかわらず、このたびの静岡地検による起訴が無いうちは、
静岡県弁護士会は、なんら発表も処分もせず、見逃していたのです。
中川真弁護士が所属していた
「はままつ共同法律事務所」の塩沢忠和所長は
静岡弁護士会の会長を務めた有力者です。
また、中川真弁護士自身、
静岡県弁護士会浜松支部の幹事を務めています。
組織ぐるみで犯罪を隠ぺいしようとしたのではないかと
思われてなりません。

許しがたいことに、この中川真弁護士は、
弁護士会の人権擁護委員会や
高齢者・障害者総合支援センターの委員を歴任し、
著名な冤罪事件である「袴田事件」や
理不尽な差別に抗した「ハンセン病訴訟」の弁護団など
多くの社会問題事件に参加しております。
中川真弁護士は、それらの活動を通し、
弱者の人権を訴え、正義を標榜し、
講演会やラジオ番組で熱弁をふるうなど、
マスコミに数多く登場している人物なのです。
彼は、このように表の顔では、
「弱者の味方」「正義の弁護士」を装っておりましたが、
その裏で、たとえようもない卑劣な行為を繰り返していました。
しかも水面下には、本件以外にも、
事件化されず泣き寝入りした複数の被害者がいたらしいのです。

ブログ『弁護士と闘う』の記述によりますと、
中川真弁護士の現在の事務所は、以下の住所となっているそうです。
【中川真  〒431-1104静岡県浜松市西区桜台2-27-13】
この登録場所はおそらく個人事務所であることから、
現在は「はままつ共同法律事務所」を辞したと思われます。
本件が明るみに出たことで、
はままつ共同法律事務所は彼を切り捨てたのかもしれません。

本事件の第1回公判(裁判)は、
2013年9月24日(火)の13時30分より、
静岡地方裁判所の2階202号法廷にて開催されます。
当日裁判所に訪れれば、誰でも簡単に傍聴できるとのことです。
この公判で、中川真弁護士は
いったいどのような弁明を行うのでしょうか。
前述のように、彼自身が静岡県弁護士会の有力者であり、
遺族に全額弁済している事から(返せるならなぜ盗んだのでしょう、
犯罪が表に出ることを恐れ、どこかが肩代わりしたのでしょうか)、
なんらかの力が働き、実刑は回避されてしまうかもしれません。
もしそうなると、静岡県弁護士会が出した
わずか1年10カ月の業務停止という、ひどく甘い裁定のみで、
中川真弁護士は解放されてしまいます。
そして再来年の春からは、またなに食わぬ顔をして
弁護士業務に舞い戻ることでしょう。

このような卑劣な人物が簡単に許され、再び野に放されてしまい、
「弁護士」という重い仕事をこれからも担ってゆくのかと思うと、
私は本当に恐ろしさを覚えます。
弁護士を信じることができないとすれば、
私たちはいったい何を信じたらよいのでしょう。
弁護士という職業の信頼を地に落としてしまうような、
このような事件は二度と起きてはならないと思います。

今回の裁判は司法の良心が問われています。
必ず、実刑とするべきです。

果たして中川真弁護士は、実刑をまぬがれてしまうのでしょうか?

A 回答 (1件)

本当に腹立たしい事件だと思います。



弁護士さんの中には、大変立派な方々がいらっしゃいますが、他方こういう人もたくさんいるようです。


被害金額を弁済さえすれば、まず執行猶予でしょうね!


カレー毒入れ事件のさい、被告人の旦那が保険金詐欺で起訴され、実刑判決が出たときに、被害金額に対してこれくらいの刑期で済むなら儲けものと、うそぶいたとか言わなかったとか?


いくら悪質でも、弁済すれば刑は減刑されるし、数年務めれば普通の人間の稼げる範囲を逸脱した金額も、実質チャラになるという事です。


民事責任が、出所後残っていたとしても、万歳するか行方をくらませれば回収はほぼ不可能ですね!
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