プロが教えるわが家の防犯対策術!

これまで作品単位で映画を見ていたのですが、この機会に監督単位で見てみようかと思います。

今までの傾向だとポールバーホーベン、ジョンカーペンター、コーエン兄弟の作品は好きなのが多いです。作品単位ではスピルバーグの「宇宙戦争」が好きです。

逆にタランティーノやデルトロの作品一連はあまりピンときませんでした。

上記の傾向をふまえて私の好みそうな監督を教えて下さい。お手数ですが、お薦めのポイントか監督の作風を一言付け加えていただけると幸いです。よろしくお願い致します!

A 回答 (4件)

「突き放した人間描写や破壊描写」、これは的確な言い方だと思いました。

確かに、バーホーベン監督の『スターシップ・トゥルーパーズ』など、エグイです~。大きな昆虫型宇宙人(?)がウジャウジャ襲ってきて、衆寡敵せず、人間のほうが虫けらのように次々死んで、もうアンチ・ヒューマニズムさえ感じさせます。
突き放した人間描写や破壊描写といえば、キューブリック監督の『時計じかけのオレンジ』、『フルメタル・ジャケット』はご覧になりましたか。シニカルです~。人間性を破壊されてます~。ビジュアル面で比べると、バーホーベンはエゲツナイ物量主義という感じですが、キューブリックはカメラマン出身だけあって、鮮やかな切れ味の視覚表現が印象に残ります。

ところで、ご質問者が好きなのは、「人間たちが全力を出しても勝てない、敵を制圧できない」ような状況の迫力ではないでしょうか。では、それをアクションではなく、精神劇で表した映画はいかがでしょうか。つまり、人類の精神的危機状況を、象徴的で静謐な映像で展開するという感じです。
タルコフスキー監督の『惑星ソラリス』や『ストーカー』では、人知を超えた異星や奇妙な立ち入り禁止区域が舞台で、人はそれを制圧も何もできゃしません。人間の無力を痛感させられる果てしない謎、神の救いさえない深淵です。まあ、ハリウッドの娯楽大作と比べたら、地味で退屈な映画とも言えますけど。
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この回答へのお礼

「人間達が全力を出しても勝てない、敵を制圧できないような状況の迫力」「アンチ・ヒューマニズム」など言語化していただけると確かに納得する部分があります。

STや時計じかけのような、無力感にさいなまれるぐらい圧倒的な暴力の画にはとても痺れます。
またアンチヒューマニズムという言い方があっているかはわかりませんが、バーホーベンの「ブラックブック」のように露骨な残酷描写は少ないものの、「人間なんてこんなもんだ」と達観した目で 残酷でいとおしい人間模様を描いた作品があれば見てみたいですね。

早速「惑星ソラリス」を見てみました。正直「?」な場面は多かったですが、随所随所に「腑に落ちない恐怖/どうすることもできない感じ」があり妙にゾクゾクしますね。何度か繰り返し見て細部を読み取れるようになれば、アクションで得ていたような想像の上を行く圧倒感を味わえるのではないかと思いました。こういった映画は初めてだったので、タルコフスキー作品を今後も丁寧に見てみます。
とても参考になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2013/09/25 15:18

挙げられているポール・バーホーベン、ジョン・カーペンター、「宇宙戦争」を見るに、重厚なSFや、ホラー系SFなどがお好きという印象なので、



近未来の美術、演出が優れている
リドリー・スコット(「ブレードランナー」「エイリアン」他)

人間ドラマSF、映像が美しい
アンドリュー・ニコル(「ガタカ」「ロードオブウォー」他)

などはいかがでしょう。
私もこの二人は監督で追いかけていますが、外れが少ないと思います。

また、ちょっとクリーチャー・エイリアン系も入っているので、
「第9地区」のニール・ブロムカンプもいいかもしれません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!そうですね、ポールバーホーベンや宇宙戦争は突き放した人間描写や破壊描写(人間駆除描写・人間の血を抜いて肥料扱いとか)が好きです。

アンドリュー・ニコルは気になっているんですが手をつけていない監督でした。特にガタカは気になるので早速見てみます。ご丁寧に回答ありがとうございました。

お礼日時:2013/09/21 23:59

マーティン・スコセッシ


「タクシードライバー」「ディパーテッド」「シャッター アイランド」などその他多数


デヴィッド・フィンチャー
「セブン」「ファイトクラブ」「ドラゴン・タトゥーの女 」など


コーエン兄弟の ファーゴとノーカントリーだけをふまえたうえです
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!両監督の作品とも全く見ていないので、まずは挙げて頂いた6作品から見てみます。

お礼日時:2013/09/21 17:32

ちょっとねちっこくてグロい線で


デビッド・クローネンバーグ

初期の頃の
ブライアン・デ・パルマ
サム・ライミ

新しいところで第9地区 エリジウム の
ニール・ブロムカンプ
なんかいかがですか?

古典として、アルフレッド・ヒッチコックは抑えておいたほうが良いかと思います


私はThe Fall落下の王国やThe Cellの
ターセム・シンが好きでした。
ただ石岡瑛子さんがなくなってしまったので今後どうなるか判りませんが。
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございます!確かにクローネンバーグの作品は気になるものが多いですね。デッドゾーンが面白かったので今後も掘り下げてみようかと思います。

調べた感じターセムシンの映像表現が気になるので「落下の王国」や「The Cell」早速見てみます。ありがとうございました。

お礼日時:2013/09/21 18:07

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