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浄土真宗寺院のご本尊は東西・両本願寺にしてもそれぞれの末寺にしても、たいてい阿弥陀如来一尊で、観音・勢至の両脇侍菩薩を伴っておられません(他宗にある いわゆる「阿弥陀三尊」ではありません)。何故でしょうか。

A 回答 (2件)

僧侶の免許である得度を受戒していますので回答をします。



 浄土真宗は高田派と呼ばれる10派の一つは善光寺系と言われる脇侍を伴う御本尊ですが、それ以外では檀家を持つ寺院はありません。如来様、菩薩様の御本尊様が一体の場合は本来の姿であり、脇侍として伴う場合は多くは信仰目的の御本尊様ではなく、寺院の拝観が芸術目的な訳ですので内容が異なります。寺院は全てが檀家で成り立つ訳ではなく、仏教美術、仏教音楽等で参拝を依存する事によって運営されてます。

 宗教の教えには対となる教えがあり、曼荼羅の例では胎蔵界、金剛界に分かれており、曼荼羅の意味も内容も異なり、胎蔵界曼荼羅は現世の姿を指し、前世、来世の姿を指すのが金剛界曼荼羅です。この意味は生死を指しておりまして生の世界が胎蔵界であり、御親に護られている世界です。一方の死の世界が金剛界であり、御仏に護られている世界です。

 また、脇侍に関しても複数の従者が伴う場合は如来様のお手伝いをされて動く菩薩様、お手伝いをされて留まる菩薩様が同伴されています。阿弥陀如来様の場合は動く菩薩様は観世音菩薩様、留まる菩薩様は大勢至菩薩様です。例えが悪いのですが、女中さんで言うと身支度を手伝う女中さん(上女中)と奉仕で動く女中さん(下女中)と役割は異なりますし、特積みも陽徳、陰徳と異なります。

 浄土真宗は死ぬ時に仏弟子になる教えが基本であり、教えの一つの「他力本願」は自分は何もしない他人に依存すると言う意味ではなく、自分のした事に対して仏様に足りない箇所を補って貰う事ですので本来の意味と違う意味で使われています。
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この回答へのお礼

さまざまな周辺情報のご提供、ありがとうございます。
浄土真宗高田派寺院のご本尊が阿弥陀三尊であることは初めて知りました。
真宗のその他寺院の御本尊が阿弥陀如来一尊であるのは、どうやら「本願寺聖人親鸞伝絵」(いわゆる御伝鈔第三段(六角夢想)の記述によるのではないかと想像していますが、確信を得る資料・見解が得られていません。
高田派がなぜ浄土真宗の他派とご本尊の形式が異なるのかについての背景などが分れば、何らかの手掛かりになるかも知れません。

お礼日時:2016/01/10 12:04

>浄土真宗寺院のご本尊は東西・両本願寺にしてもそれぞれの末寺にしても、たいてい阿弥陀如来一尊で、観音・勢至の両脇侍菩薩を伴っておられません(他宗にある いわゆる「阿弥陀三尊」ではありません)。何故でしょうか<


そんなモノどうでもいいんじゃない、どうせみんな嘘・
宗教を信じる自体間違いなんだから。早く気づきなさい。
宗教なんて人が勝手に自分たちの都合で作り出したモノ。
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