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排卵日とはオリモノがいっぱいでたひ?
それともその2日後?

A 回答 (1件)

まず、正確にはオリモノだけではありません。


基本的に女性器の膣は粘膜で出来ています。
粘膜には粘液細胞があり、そこから粘液(体液)が絶えず分泌(口の中と一緒。)されています。
排卵時期になると、これに子宮頸管粘液(子宮の入り口部分から分泌される体液)が加わります。
この二つの体液が混ざったものが、よく言われる「卵の白身の様に伸びるオリモノ」です。

子宮頸管粘液は、普段は粘度の高いゲル状をしています。
子宮の入り口の穴はストローの穴より少し小さい程度の大きさです。
この入り口は膣内を経由して、直接、外気に繋がっている訳ではありません。

子宮は赤ちゃんを育てる場所なので、1年365日、中を無菌状態に保とうとする機能を女性は持っています。
その役割をしているのが子宮頸管粘液です。

子宮頸管粘液のバリアー能力は極めて高く、精子の様な目に見えないほど小さな生き物はおろか、もっと小さな細菌やウィルスさえも子宮内には侵入出来ません。
しかし、卵胞が排卵するほど大きく成長するころになると卵胞ホルモンの分泌もピークを迎えるようになります。
子宮頸管粘液は卵胞ホルモンの分泌量により、その性状を変化させるのです。

ゲル状だったものが水っぽくなり量も沢山分泌され、特性も酸性から精子の生存を助けるアルカリ性へと変化します。
基礎体温を測り自身の排卵時期を把握し、その時期に注意深く観察されていると、健康な女性ならこの伸びるオリモノを見ることが出来ます。
排卵が終わると、この性状は急激に元のゲル状に戻ってしまいます。

排卵は卵胞(卵巣)から卵子が飛び出して来るイメージがありますが、実際にはジワリジワリと剥がれ落ちるようにして行われます。
その時間は5分で終わる事もあれば、数時間も掛かって終わる場合もなります。
これは人に拠っても違いますし、その人に拠っても周期毎で様々に起こっています。

要するに、伸びるオリモノが観察されたから、きっかり2日後に排卵が起きるとは言えないのです。
人に拠って数日のバラつきはありますが、伸びるオリモノは2日~4日間程度観察することが出来ます。
排卵は、この期間のどこかで起きているとしか捉えるべきでしょう。
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