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バスツアーといえばブドウ狩りなどが思い浮かぶのではないだろうか。旅行に出かけやすくなってきた今、バラエティに富んだバスツアーが人気を集めているらしい。また、初心者だとバスツアーに参加する際の持ち物なども気になるところ。実際「教えて!goo」にも、はじめてバスツアーに参加するユーザーから「バスツアーの持ち物について」と質問が寄せられていた。そこで今回は、はとバスのスタッフにバスツアー人気再燃の理由に加え、バスツアーをより楽しむための持ち物について教えてもらった。■人気再燃の理由
バスツアー人気が再燃している理由を聞いたところ、「バスツアーでしかできない体験」が求められていることが理由の一つだという。
「空港の景色を楽しむコースでは、日頃入ることができない空港の制限区域内を、2階建てバスで約70分間走行します。駐機中の航空機や離着陸する航空機、作業に勤しむ地上支援車両などを間近に見ることができ、満足感や特別感を味わえるとご好評を頂いています。パイロットに手を振ると、振り返してもらえることもありますよ」（はとバス）
観光バスを制限区域内で走らせるため、空港内専用ナンバープレートの取得や、セキュリティチェック体制の構築、運転士の車両運転許可取得や習熟運転など、関係各所との折衝に約半年間を費やし実現したツアーだとか。打って変わって「推し活」に特化したコースにも注目が集まっているそう。
「ゆるキャラとのコラボ企画のコースがございます。キャラクターのラッピングバスで運行し、ツアー限定コラボグッズのお土産などが付いてきます。お気に入りのぬいぐるみを持って参加され、観光地で『ぬい撮り』を楽しまれるお客様も多いです」（はとバス）
「ぬい撮り」とは、お気に入りのぬいぐるみを旅先で撮影して楽しむこと。こちらもバスツアー会社とキャラクターが協業しはじめて実現するツアーであり、SNSをにぎわすこと請け合いだ。
■雨天でもおすすめのツアー
天候を気にせず楽しめるグルメツアーは、雨の時期にも予定が組みやすいとか。
「朝食は築地で築地グルメの試食、昼食は浅草で天ぷら、夕食は柴又でうな重をご堪能いただけるコースは、ボリュームたっぷりで満足度が高いと好評です」（はとバス）
東京各地の老舗で『江戸味覚』を、天候を気にせず一日中楽しめそう。食を求めて日本に観光に来た外国人にも喜んでもらえるかもしれない。
「夕食に浅草の伝統牛鍋をご堪能いただいた後、落語などの寄席鑑賞をお楽しみいただけるコースもあります」（はとバス）
こちらも屋内で楽しく過ごせそうなコースだ。その他、雨に濡れた姿が美しい「あじさい」を観賞できる梅雨限定のコースなど、雨天でもニーズに応えるツアーが用意されている。
■バスツアーをより楽しむための持ち物
せっかくなので、“あったら便利”なものがあれば準備したい。
「訪れる場所によって気温差がありますので、羽織りをお持ちいただいたり、温度調節しやすい服装でご参加されるとよいですよ」（はとバス）
お土産を置き忘れないためのアドバイスも貰った。
「複数箇所に訪れるツアーでは、お土産を一つにまとめられる大きめのバッグを用意されるとよいでしょう。『せっかくお土産を買ったのにバスに置き忘れてしまった』というお客様が少なくありません。小さく折り畳めるエコバックなどをお持ちいただくのもよいでしょう」（はとバス）
人気コースならではの必須アイテムもあるという。
「2階建てオープントップバスで走行するコースでは、これからの時期は特に日焼け止めグッズをお持ちいただくとよいと思います」（はとバス）
定番グルメから会社間のコラボまで、バスツアーならではの体験を取り入れたツアーが多数用意されていることが分かった。移動中もバスガイドが、名所旧跡や車窓から見える景色を案内してくれるそうだ。耳を傾けながら車中も楽しめるとよいだろう。
●専門家プロフィール：株式会社はとバス
「東京観光」をはじめ、郊外への日帰り旅行・宿泊旅行などの観光バスツアーを展開。戦後まもない1948年8月、「観光事業を通じて多くの日本の人々に夢を、外国の人々には平和な日本の真の姿を紹介したい」という理念のもとに創業。黄色い車体のバスが特徴。
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