■朝起きたら顔がむくんでいた!どうすればいい?
これから会社に行かなくてはならないのに鏡を見たら顔がパンパンにむくんでいる。そんな時はどうしたらいいのだろうか。長岡内科医院院長の鈴木飛鳥先生によると、「お風呂に入ったり、顔面から頸部のマッサージ、つぼ押し、適度な運動などを行うと血液やリンパの流れがよくなり、むくみを改善する効果が期待できます。また、カリウムを多く含む食品は、血液内の塩分を尿中へ排出させる効果があります。腎臓の機能に異常がない人は、緑黄色野菜やバナナなど、カリウムを多く含むものを食べるとよいでしょう」とのこと(教えて!gooウォッチ「医師に聞いた!顔や瞼のむくみをとる方法」。
ちなみに、簡単に解消される一過性のむくみであれば上記のような方法が効果的だが、なかなか改善しない場合は要注意。「心臓、腎臓、肝臓の機能低下や、甲状腺など内分泌疾患、栄養失調(中略)リンパ性や静脈性の疾患などによるものが考えられます」(鈴木さん)というので、むくみが長引く場合は医療機関を受診するのがよさそうだ。
■気になる足のむくみの原因とは?
起床時の顔のむくみに次いで気になるのが足のむくみではないだろうか。立ちっぱなしの仕事や、逆に座りっぱなしのデスクワークなどをしていると夕方頃に足がパンパンになっていることがある。
この原因について整体師・あん摩マッサージ指圧師の川井さんに聞いてみると、「一般的な足のむくみの原因は、足底やふくらはぎの筋肉があまり使われないことで起こります。(中略)歩き方が悪かったり、座ったまま足をあまり動かさないと、足底やふくらはぎの筋肉が使われないので、足に下がった血液中の水分が戻らず、むくみがでます」という回答を得た(教えて!gooウォッチ「立ちっぱなし・座りっぱなしOLは要注意!専門家が教えるむくみの原因」。
足の筋肉をまんべんなく使ってあげることがむくみ解消に効果的なのだ。勤務中に長時間同じ姿勢が続くことは仕方のないことかもしれないが、座り仕事であれば時々は立ち上がって歩いたり、立ち仕事であれば膝の屈伸運動などをして、できるだけ足を動かすことを意識しておきたい。
■オフィスでもできる簡単エクササイズ
他にオフィスで試せる簡単なむくみ解消法はないだろうか。鍼灸マッサージ師の山田さんによると、いくつか効果的なエクササイズがあるという。
「まず椅子に座り靴を脱ぎます。右足からゆっくりと足の指でグーとパーを5回繰り返します。次に右足のつま先をゆっくり立てたり伸ばしたりを5回。それからつま先を軽く立てた状態で膝を曲げたり伸ばしたりをゆっくりと5回。そしてつま先を軽く立てた状態で膝を手前に引き寄せてから足を下す、というのをこれもゆっくり5回行います。左足も同様に行います」(教えて!gooウォッチ「リンパを制す者はむくみを制す!?職場でできる簡単リンパエクササイズ」。
ちなみに上記のエクササイズは、昼食後1時間ほど経ってから行うのが最も効果的だとか。
また、むくみが起きやすいという自覚がある人は、以下の4つの点に気をつけるべきだという。「1.からだを締め付ける服装は避ける、2.体を冷やさない、3.1時間に1回程度屈伸をする、4.姿勢を崩して座らない」(山田さん)
どれもそれほどハードルの高いものではないので、ぜひ頭に入れておきたい。むくみは体の中の正常な流れが滞っているサイン。日頃から予防と解消を心がけ、快適な夏を過ごそう!