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マクロ経済学についての質問です。


貨幣の取引需要は、主に国民所得の大きさに依存して、国民所得に対する貨幣の取引需要の比率が大きくなればLM曲線は左上にシフトするらしいですが、意味が分かりません。

LM曲線の式は

r=(a/b)Y+(1/b)(c-(Ms/P))

となり、取引的動機の需要と予備的動機の需要の合計は

L1=aY

となるはずですが、国民所得に対する貨幣の取引需要の比率が大きくなるということは、aの値が大きくなり、LM曲線の傾きは大きくなると思いますが、シフトはしないと思います。

一体どういうことなのでしょうか?

A 回答 (1件)

シフトという言葉は問題の曲線(この場合はLM曲線)が平行移動するようなときにだけ使う言葉ではなく、この場合のようにL1のYに対する比率が高くなり(つまりパラメータaが上昇し)、LM曲線が左回りに回転するときにも使う言葉なのです。

要するに、「シフト」という言葉は曲線上の動きなのか、曲線全体が動くのかを区別するときに使い、後者をあらわすときに使う用語なのです。この場合、aの値が高くなると、LM曲線は元のLM曲線ではなく、すべてのYの値に対してrの値は(元のr)より高い値をとるので、LM曲線の「シフト」なのです。
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この回答へのお礼

詳しいご説明ありがとうございます。

平行移動だけでなく、質問のケースでもシフトなのですね!

お礼日時:2017/11/02 14:45

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