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日米安全保障条約に関して賛成の立場から質問させていただきます。
私は日米安全保障条約が日本になくてはならない条約だと思います。

日本は戦争をしない、平和な国になる必要があります。「武力を捨てる・米軍基地をなくす」そんな平和ボケみたいな馬鹿丸出しの考えはおかしいです。そんなことしたら「日本は弱い国」と他国からなめられ、戦争に巻き込まれやすくなってしまうかもしれません。
そうではなく、しっかりと国を防衛できる「強い国」となる必要があるのです。
そのためには「日米安全保障条約」が絶対必要だと思います。なんせ米軍が日本に駐留しているのですから。そのことによって国防が米軍によってさらにパワーアップしてくれていると思います。
他国も「日本にはアメリカがバックについているから挑発したらやばそうだな」と思うはずです。

沖縄にも米軍基地が必要だと思います。 中国の南シナ海侵略 という危機において、沖縄が侵略されないのは間違いなく米軍基地があるおかげです。
もし米軍基地がなくなれば日本だけで国防しなければならない羽目になり、ますます防衛費がかさみ「教育無償化」どころではなくなると思います。

共産党や社民党、立憲なんとか党&一部メディアは誤解している人が多いような気がします。
本当に日本を平和にしないのなら日米安全保障条約は必要なはずです。
そのような点では、安倍総理の外交の素晴らしさに私は感動しました。

ここまで、かなり断言的な文章を書きました。しかし、申し遅れましたが私はまだ中学生です。まだまだ発展途上なので間違って考えていることが多いと思います。
そこで質問ですが、私の考えは間違っているでしょうか?

A 回答 (8件)

間違ってはいないが、もう少し深く考える必要があると思います。



まず、質問者様は”しっかりと国を防衛できる「強い国」”になるために「日米同盟は必須」と書かれていますが、もし自前で十分「強い国」になれるのなら、日米同盟を破棄することもあるのでしょうか。そこを考えてみてください。(仮定の話ですから、実際にそうなれるかどうかは別です。「なったとしたら」と考えるのは思考訓練として重要です)

つぎに「同盟国は米国である必要があるのか」という問題です。質問者様はごぞんじないかもしれませんが、ソ連時代のロシアはアメリカと同じぐらいの軍事大国でしたし、今でも軍事技術は相当なものがあります。ロシアと日本が組めば、そうとうな軍事力+そうとうな技術力で共同防衛でき、アメリカに対しても負けないレベルの「強い国」になれる可能性があります。もちろんロシアは核をもっていますので、その点でもアメリカに十分匹敵します。
なぜロシアはとの「日露安保条約」ではだめなのでしょうか。
北方四島がネックなら、アメリカの沖縄の基地だって「強制」なのは同じです。たまたま同盟駐留だからゆるされているだけです。
そこを考えてみてください。

同様に中国と同盟を組む「日中同盟」ではだめでしょうか。中国も核ミサイルをもっています。信用できない、というのは考慮に値しません。なぜなら同盟を組むことで初めて「信頼に値する関係」をつくれるからです。現在敵対的な関係である以上、信頼できないのは当たり前ですし、なにより戦前の日本はアメリカを敵国として信頼していなかったのに、現在では信頼関係がある、と言う事実もあります。


上記の設問から質問者様の考える「日米安保条約」は日本が”しっかりと国を防衛できる「強い国」”であるために必要な条件を満たす「十分条件」ではありますが、それがなければ成り立たない「必要条件」とはいえません。

次に「同盟」というもののデメリットを考えます。同盟にはメリットばかりではありません。簡単に言えば、ドラえもんのスネ夫とジャイアンの関係です。日本はスネ夫・アメリカはジャイアンです。

スネ夫はジャイアンに取り入りのび太やほかの子供のようにジャイアンに反抗したりしません。そのためジャイアンとスネ夫は常に一緒に行動します。これによりスネ夫は「虎の威を借りる狐」として”強い男”状態を維持することができ、彼は平和に毎日を過ごすことができます。

しかしデメリットもあります。スネ夫の家は裕福でジャイアンが持っていないようなおもちゃを買ってもらえますが、それをジャイアンとシェア、場合によっては取られてしまうこともあります。自分で自分のものを管理・コントロールできないのです。またジャイアンの美声(笑)を聞くリサイタルには絶対参加、さらには聴衆集めにも駆り出されています。
つまり「ジャイアンが求めること」に関しては「NOといえない」のがスネ夫の立場なのです。

そう考えた時に、時にはボコボコにされるかもしれないが自由なのび太と確実に平和だけど嫌なことをしなければならないスネ夫とどちらを選びますか。一般的にはのび太でしょう。人間だけでなく国だってそういうほうがいいのですが、なかなかそうはならない、ところが厄介なところです。

そして日本はスネ夫です。米軍が駐留しているのは「アメリカに利益がある」からです。日本のためではありません。だから沖縄でヘリが落ちてもすぐに飛行再開するし、現場検証を日本がすることができません。明治初期の治外法権という言葉を覚えておられると思いますが、ようするに米軍は「治外法権」なのです。
 また、日本の領空は「米軍が自由に飛行できる」ようになっています。横田空域のように米軍が管理している場所も存在します(参考:https://matome.naver.jp/odai/2143899957412545001

これが日米同盟において日本がはらっている代償です。「独立主権国家」において大切な部分を一部差し出しているのです。
もちろん、日露同盟や日中同盟が良いかどうかは分かりません。アメリカだからこの程度でよい、ということもありえるでしょう。しかし、日本が単に”強い国・平和な国”ということではなく、自立した国家であるために必要なこと、というテーマも重要ではないでしょうか。

次に「日本の地政学的・戦略的立ち位置」についてです。

日本はよく「小さな島国」と言われますが、実際には違います。GDPは世界第3位、国土面積は61位ですが、人口は世界11位、人口はヨーロッパのすべての国より多く、国土面積はフランスを除けばどの国よりも大きいのが日本です。要するに世界的にみて日本は「小さな島国」とはとても言えない規模なのです。
 
しかし、日本は同時に世界で最も巨大な国々に囲まれている唯一の場所でもあります。アメリカ・ロシア・中国という面積も人口も大きな国に囲まれているのは、日本と朝鮮半島の特色でもあります。規模を変えればスイスと周辺国(独・仏・伊)の関係性にも似ているかもしれません。

これが日本の地政学的な立ち位置を決めており、これによって日本の「防衛戦略」がきまってくるのです。

日本の防衛戦略の基本は古来から「大陸からの侵入をどのように防ぐか」です。中国大陸が統一され朝鮮半島を征服すると次は日本にやってくるのです。元寇がまさに良い例で、他にはあまり例がありませんが、日本は「朝鮮半島を通って大陸から攻められる」ことを最も嫌います。

日本はなによりも朝鮮半島が敵勢力に占領されることを常に恐れていて、明治後はそれを解決するために朝鮮併合まで行ったのです。日清・日露戦争は「日本の防衛上必要な朝鮮半島を敵側に取られないため」の戦争であり、結果として日本が併合しその先に満州国を作ったために、西洋国の不満を呼んだのです。
それが太平洋戦争のきっかけになっています。

 戦後日本が70年もの間戦争に関わらずに済んだのは「アメリカが日本の代わりに、朝鮮半島防衛をしていたから」です。
最近になって日本が「戦争に巻き込まれそうになってきている」とされるのは、そのアメリカが衰退し、逆に中国が台頭してきていること、それにより朝鮮半島の軍事バランスが変化してきていることに由来します。つまり日清・日露戦争のころの国際関係に戻ってきているのです。

そして明治期にはなかった問題もあります。それは「太平洋は誰の海か」ということです。太平洋戦争前は日本が半分、アメリカが半分で、そのため日本は南洋庁というグアムやパラオの島々を統治していたのです。戦後はすべてアメリカの統治に入り、太平洋は「アメリカの海」となっています。

今後日本が「自前の軍事力ですべてを決定する国になる」ためには、この太平洋の帰属問題も考えなければなりません。

そろそろ結論に入ります。
日本が「強い国」であり「平和な国」であるためには、二つの選択肢があります。
・スイスに習って永世中立国になること
・米中露のどれかの国と同盟を結ぶこと
です。

日本は永世中立国になることも不可能ではありません。しかしそれは同時に「日本国だけですべてを防衛すること」となります。スイスの場合は、国民(男子のみ)はすべて「兵隊」であり、徴兵義務と自宅に武器を保管する義務をもちます。
日本の場合攻めてくるのは海からですので、職業軍人(自衛隊)は訓練の必要な海と空に集中して、本土防衛(陸軍)は国民兵で守ることになるでしょう。
 日本が守るのは自国領海(EEZ含む)であり、ここに各国のミサイル型潜水艦を忍び込ませないことが重要になります。日本の防衛とは、基本的に対潜哨戒なのです。日本の海はものすごく広いのでこれを日本だけで行うのは大変ですが、仕方ありません。

しかし、自前で防衛するには日本の海は広くまた日本は核兵器を持ちません。ですから「どこかの国と同盟する」ということも視野にいれるべきでしょう。
となると米中露のどこがよいか。日本は「大陸の進出を防いできた国」であることを考えれば中露と同盟するのは今のところ考えにくいでしょう。大陸がEUのようにまとまれば別ですが、現在では無理です。

結局、消去法でも日本の同盟相手はアメリカしかないのです。日本への核の傘と言う点でも、日本の近くのマリアナ海溝沿いに米軍の核搭載ミサイル原潜がひそんでいるのは事実であり、日本の対潜哨戒は日本の艦船だけでなくアメリカのミサイル潜水艦も守っているのです。

だからアメリカとしても広い太平洋の本土とは反対側にある日本は「最大の基地」であり、これによって太平洋全部を「アメリカの海」にすることができます。アメリカにとって「日本を失う」ということは、「中露または日本がアメリカ本土攻撃することを総力を挙げて太平洋上で防ぐ」ということになるわけで、空母艦隊を4組ぐらい太平洋上に置く必要があるでしょう。それぐらいアメリカにとっても「日本との同盟」は重要であり、労力を下げる結果になっているのです。

ただ、日本とアメリカでは格差があります。日本は防衛行動以外できない国である、ということです。これを押し付けたのはアメリカ自身ですので70年間駐留して日本を守ってきたわけですが、今後もそれが続くかは分かりません。

日本がもう少し自前で防衛できる力を身に着ける必要は高い、といえるでしょう。
ただ、日本が完全に自前で防衛できるなら、アメリカとの同盟は必要ありません。それはアメリカにとって「太平洋の半分を失う」ことを意味し、日本が仮想敵国になる、ということを意味することも知っておくほうがいいと思います。
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私の考えは間違っているでしょうか?


  ↑
ハイ、間違っています。

1,そもそも国防を外国に頼る、というのが 
 間違っています。
 
 米国など信用できません。
 米国はかつて、中国と手を組み、国連から台湾を
 追い出した前科があります。
 それまでは台湾が常任理事国だったのです。
 そういう歴史を知っていましたか?

2,米国に国防を委ねているから、日本は米国追随の
 政治しか出来ないのです。
 このままでは日本の自主性は失われます。
 自主性を失った国は衰退します。
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中学生としては、マスコミに流されずシッカリした人だと思います。



国防がしっかりしていないと
周辺国に仕掛けられますからね。

日本にとって、アメリカとの仲は絶対です。(国防の点、経済などにおいて)
ご存知か?分かりませんが
鳩山元総理の失策の一つがこれです。
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若干論理の飛躍が否めませんが、国防という点においては「アメリカがバックに…」というところだけは当たらずとも遠からじ、と言ったところですね。

純粋な意味で、日米安保では日本が「強い国」にはなりません。日本が「強い国」になるためには日本が独自で努力しなければなりませんし、日本の平和、表面的なものですが、これを維持するためであれば同盟相手はアメリカでなくても良いわけです。アメリカをパートナーとしている理由は様々ありますが、それは歴史的、政治的、経済的その他多くの要素が複雑に絡み合っているからです。残念ながら私もそれを全て説明することはできません。あなたは中学生ということですので参考になる古典、著作をお勧めします。
ニコロ・マキャベリ「君主論」
カール・フォン・クラウゼウィッツ「戦争論」
ニコラス・スピークマン「平和の地政学」
トマス・ホッブス「法の原理」
政治・軍事・外交戦略の基礎的な著作です。お時間のある時にこれらに触れてみると良いですよ。
あまり参考にならない意見ですみませんでした。
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【平和憲法で国を守れるか問う君に】



太古の海中では、単細胞同士が争って生存競争をしていた。
それが群体をつくり、細胞分化して多細胞生物になった。
我々の体の中で、細胞同士争っているか?
充分に機能分化した組織内では、全体の機能の発揮こそが唯一の判断基準であり、その部分の競合、たとえば手と足が競い合う事に意味はない(人に勝つ事ではなく自分の役目を果たす事)。
 
古代はファミリーで争っていた人類が、戦国時代には藩単位で戦い、近代は国家間で戦争している。
果たして今、「東京がもうけ過ぎだ」と静岡が攻め込む、などという事が考えられるか?
 
産業の分業化、情報のボーダレス化、経済のグローバル化が進めば、人の意識の中における世界は、現在の我々の意識の国内と同じになり、戦争をする意味など考えられなくなる。
それこそが、抜本的な意味での「国防」だ。
(それで困るのは国境に利権を持つ政治家や軍需産業だが)
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もし、平和を望み、他国と強調はしないとするならば、国防は当たり前ですけど自国のみで行う必要があります。


憲法9条があれば、世界のどの国からも侵略されないと考えている人がいるならば、その人に、「あなたは、家の目の前で鉄砲を持ったいつでも家に侵入できる人たちがいる前で家の鍵もかけないで、家の前に私はどんなことがあっても警察いきません。って掲げているんですね」って言いたくなります。
あと、日本もスイスのようになればいいと言っている人がいますが、あの国は天然の自然要塞であり、かつ国民が全員兵役義務があり、他国から攻めてくるもんならいつでも攻めてくるがいい・・といった国防に特化している国であり、かつては傭兵を輸出していた国です。
日本もこのような国になるというのであれば、日米安全保障条約は不要であるし、その際、日本は核保有国となる必要があります。
でもいくら日本がそのような国になりたいといっても、それはアメリカが許さないでしょう。
日米安全保障条約は日本にとって、日本防衛の一部を米国が負担しているかわりに、米軍の対アジア戦略上日本は唯一海軍の補給および修理を行える港があり(他の国では日本のような工業力がなく修理を行うにしろ日本の港とは段違いの性能が日本にはあります)
また、日本が単独で国防の空母や核兵器を保有すれば、米国にとって中国よりはるかに脅威となり、わざわざ強大な潜在的な敵を作ることとなり、そんなことをすれば、アジアの制海権、制空権がアメリカからなくなり、米国の国益を大きく損なる結果になりますし、日本側もそのための国防費を回さねばならず、経済、社会保障費の減少となり、日本の国益を損ねる結果となります。
よってそのようなことをすれば、一番喜ぶのは中国であり、日米の国益を損ねることとなることはありえないと思います。
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間違ってはいないけれど、誤解をしていますね。


野党と一部メディアが誤解しているのではなく、あれは分かっているから邪魔をしているのです。
民主党などに政権を渡してしまい日本は破産しそうになりました、ホントに危なかったのです。
これからは、中国、南北朝鮮、ロシアとの戦いです、経済戦争と領土戦争、そしてない事を如何にも有ったかのように宣伝する国との戦いです。
日本の野党は、なぜ外国の味方をするのか考えてみてください。
彼らの言う、外国人参政権がなぜ彼らに必要なのかを考えてください。
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「日本にはアメリカがバックについているから挑発したらやばそうだな」ということは、「虎の威を借る狐」で良い、と言うことですね。



これで、世界から「日本はキチンとした独立国である」と認められますかね。

防衛に限れば、日本は先に手出しできないわけですから、核ミサイルを持てば事足りるはずです。
やられたら、核ミサイルを以て敵国を殲滅すれば良いのです。
これでも十分抑止力になるはずです。

ところが、敵国が複数の核ミサイルを同時に発射した場合、全てを破壊することはできませんから、確実に複数の核ミサイルは着弾することになります。

核ミサイルのターゲットは、都市や軍事施設、米軍基地ですから相当な被害になるでしょう。
放射能の影響は数千年に及びますから、このようなスパンで考えれば壊滅的です。

とすれば、核ミサイルを持っていても抑止力にはなりません。

あのベトナム戦争で、まともな武器を持たないベトナムが、なぜアメリカに勝てたのかを勉強してくださいな。
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