地震学の本

地震学の勉強を始めようと思うのですが．．．
どの教科書がいいでしょうか?
概論的なところからはじめて、ＣＭＴ解のような専門的な
ところまでやってみたいのですが．．．
みなさんの御意見を聞かせて下さい。

No.1 ベストアンサー 回答者： puni2 回答日時： 2004/09/24 02:29

1冊だけあげるとしたら，宇津徳治さんの『地震学』第3版（共立出版，2001年，￥5000＋税）をおすすめします。

震源や震央の定義から始まって，弾性体力学の基礎，地震波の解析，震度とマグニチュード，断層運動，発震機構（CMTについても数ページ記述あり），地震災害や予知に至るまで，時には高校の地学レベルに立ち返りながら，幅広くとりあげています。
数式は出てきますが，ベクトル解析やテンソル程度です。CMTを学ぼうとされている方なら問題はないでしょう。
まずは一通りこれを学んだ上で，物足りない部分については，より狭く深く述べている個別の文献をさらに読まれるとよいと思います。

ただ，高校の地学レベルの予備知識は一応確認しておいた方がよいと思いますので，地学の学習参考書や，一般人向けの地震に関する（できれば新しく，カラフルな）啓蒙書なども前もって，あるいは副読本的に，読んでおくとよいでしょう。

この回答へのお礼

はじめはして、puni2さん。
丁寧な回答ありがとうございます。
早速本屋で見てみようと思います。

お礼日時：2004/09/24 16:21